気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

本日はお酒呑みのお噂で、一席のご愉快を願っておきますが…
…ええ、随分と久し振りになりました。
「奇しくも」とさえ我ながら思ってしまいます。奇しくも。
お酒とのコミュニケイションは、ほぼ毎日あり、
開封時は記録として残すべく、Twitterに投稿していたりもするのですが、
こうして「ブログ記事としてまとめる」と言う状況に至っておりませんでしたね。
お陰様で良縁多く、食べ物関連においては根多に焦げ付き…と言いますか、
「これ、あとでブログ化しよう!」と記録するのだけれど、
次々と旬の根多を記事化して行きますと、溢れてしまって取り上げられず…
…なんて言うものも多くなって来ています。

そんな中だからこそ、お酒関連の内容が、どうにも遠退いていたので、
本日はこうして、7月27日に楽しんで参りました日本酒を、一気に更新してみようじゃねぇか
…なんて思ったりしておりまして。
ローカルルールで、ブログの文章、最後の1行をタイトルに使う事としてございましたが、
お酒関連は、そうした枠の外と致します。
元来の「酒 宗夜」、本懐に近づく心意気、日本酒の紹介となりますので、
どうぞ、最後までごゆっくりとお付き合い下さいませ。






滋賀・薄桜“花と猫”・純米生酒
福島・写楽・純米吟醸1回火入れ“夏吟うすにごり”

僕はラベルを臨書的に書いて楽しんでいるので、
書き上げた滋賀酒、正方形の中に寄席文字と同じ理論ながら、
「薄桜」と言う字を均一にヒゲ文字的に纏め上げたラベルは気に入っていて、
信州ではあまり飲む機会がないからこそ!…と思い注文したのですが、
いやはや、とても愛らしいラベルで驚きました。これはこれで楽しい。
良い旨味と渋味の在り方。全体にスマートな軽いラインは守って、余韻に米感残る感じが、また良い。

YOKOさんはお気に入りの銘柄「写楽」を選びました。
とてもスイートでシルキーな香。余韻に渋さ少し。シューっと伸びて軽やか美味しい。



石川・奥能登の白菊“のとのなつやすみ”・純米吟醸
栃木・仙禽“かぶとむし”・純米大吟醸生酒

続いて、
東京「革命君」の旦那が選んだ酒なんだろうな…と思い、
また、少しお高い枠の中にリストされていて、
「奥能登の白菊の上位ボトルって、あんまり飲んだ事がないかも」と思い選ぶ。

酸味がとても可憐でキュート。
シューンとしてキュッとしてサバケはやく美味しい…とは当日のメモ。
オノマトペ満載。軽さもあって素早い印象でした。
それは爽快感があると言うこと。香や発泡感での演出ではなく、
味わいの構成と言うか、味わいから爽やかさを生み出している印象でした。
気軽で飲み易いけれど、実直。

YOKOさんは、夏らしい「かぶとむし」ラベル。毎年、1度は楽しんでいるボトルが選定理由でしょうか。
どこか、甘酸っぱいお酒の印象がありましたが、
甘味は濃く感じられず、程好く綺麗に美味しい…と思います。
すごく気楽に楽しむことが出来そうだ…なんて思いました。これは佳酒。
瑞々しい食べ物との相性を想像しました。
ゆったりとしたふくらみに秀でたお酒かしら、と。



山梨・七賢・純米吟醸“天鵞絨の味”
宮城・宮寒梅・純米吟醸“Mr.Summer Time”

カウンターの遠くで、「七賢」を頼まれた方がいて、
「臨書酒林」で扱った時にも書きましたけれど、
「天鵞絨の味」と言うボトル、飲んだ事があったかなかったか…
たぶん無いと思うんです。あったら自分の記憶にゴメンナサイなんですけど…
ともあれ、1度は飲んでみたいと思っていたラベルでしたから、
好機到来!と注文しました。

「七賢」、とても良いお酒でした。
綺麗さ、旨味、軽さ、重さ…全てにバランスが良いと感じる味わい。
どんな肴にも合わせられるオールラウンダーでありながら、凡庸な味に収まらない感覚。
酸味が酸として前にあるのではなく、バックボーンを支えていて、
お酒の全体のコシを持ち上げている様に感じます。

YOKOさんは大将にオススメを伺って「宮寒梅」を。
コクのあるミルキーさ、滑らかさが広がって、冷温の爽やかさを旨味と共に楽しませてくれます。
朗らかで穏やかで。尖った部分がなく、心地好い清涼感と愛らしい甘味と。




山形・鯉川“亀治好日”・純米吟醸うすにごり

これはお隣に座ってらっしゃったS井さんの注文を見てお願いしました。
この日、僕は他のお客さんから良いヒントを勝手ながらに頂いていて、
すごくお酒が進みましたね。

「鯉川」のお酒、1度だけ参加した燗酒天国だったか、
お燗酒も印象が良く、古いMixiを利用していた頃の友人のオススメ酒でもあり、
幾種類か試していて、キラキラ光る、ときめく様な山形の酒ではないのだけれど、
( ある意味で、いまどきの、派手な…とも言い換えられるかも )
滋味深さの中に、かすかに光る輝きが、とても良い印象にある蔵元さんでした。

これは、すごくサッパリした酒質でした。
綺麗で、スーッと通る。水みたいで水より旨い。
シンプルに喉の奥へ送り込まれて来る美味しさ、その印象。



京都・澤屋まつもと“守破離・山田錦”・純米大吟醸



奈良・風の森・純米“しぼり華”秋津穂65・無濾過無加水生酒

…このふたつ、それぞれもう1杯を頼んでいるのですが、
記憶がかなり曖昧です。いやあ、楽しく美味しく、よく飲んだ!
何となくは覚えているのですが、
どちらもすっごく美味しかった事だけは間違いないのですが、
今日のところは、ちょうど時間がやって来た様でございまして…

日本酒居酒屋「厨十兵衛」、日本酒の夜の一席でございました。

ありがとうございました。


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SOJA
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

平日、出来るだけ更新でやってみたいと存じます。

書道とかお酒とか、温泉、ランニング、ラーメン、街のうまいモン…
色々と色々に。
ご興味ない日もあるかと思います。毎日、見なくても良いと思うんです。

たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

「酒 宗夜」の新しい道を繋いで、いざ、行きます。

written by SAKESOJA (宗風)