2021/04/13
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・
語り尽くせぬ思いがあったし、語り尽くせぬ思いを受けた。
・
・
えー…
本当に、こうして言の葉に残しておくべきだと思うんですね。
忘れないけれど、いつか薄れて行くものですから、
出来るだけ色濃く伝えて行きたい、語り継いで行きたい。
えー…気楽なところで一生懸命…と言うことですが。
本日は、酒屋に一生を捧げ旅立った齋藤さんへの一席を申し上げます。
ご縁のございます方は、是非お付き合いを願っておきます。
・
・
2021年2月、そう…
思い起こせば年末くらいから体調が悪くて。
痛い部分もあるし人間ドックの結果にも気になる所があるし。
一旦入院したりもしたし、
目がGVHD由来で更に悪くなっていたし、
理由はいくらでもあったんだろうけれど、
これまでも病気と付き合いながらなんとかやって来ていて、
今回も不撓不屈、また立ち上がるんだろうし、
立ち上がったらお酒を注文したいと思っていたし。
2月の投稿には透析の文言もあって、「やばいな」とは思っていて。
音沙汰がないままに4月に入ってお母さまより訃報の便りがある旨、
関係各所にはがきが届いたのだそうだ。
自分は個人だったし、年に数回の取引だったので、特にはがきはなかったけれど、
Twitter経由で知ることが出来ました。
お母さまのご苦労、悲しみ、筆舌に尽くしがたいものがあると思います。
心から哀悼の意を表します。
それを知った日に、
白血病の闘病からオリンピックへの出場権を獲得した、
池江璃花子選手の復活劇を見、
自分が見たかった景色は、こう言った景色だったろう、
まだ早い、まだまだ続いて欲しい、
齋藤さんが開拓して行く日本酒の世界を、
まさに「革命君」と御旗を立てて、
その下に集まり、日本酒の世界の未来を共に歩んで行くんだと、
歩んで行きたかったと心から思いました。
・
そもそもは。
「厨十兵衛」の井出さんが日本酒を特に取り扱うようになった頃。
松本の日本酒居酒屋の黎明期を支えた「よよぎ」…「ぷるーくぼーげん」の大将と同じ、
東京・小山商店や地元の酒屋さんからも買っていましたが、
井出さんは井出さんで東京四ツ谷・鈴傳に出掛けていて、
そこで齋藤さんに出会います。
鈴傳で齋藤さんが見出した酒蔵さんは数知れず…です。
井出さんは長年、齋藤さんと共に日本酒を売って来ているんです。
酔っ払いの記憶違いかも知れないけれど、
井出さん、日本酒本とかを見て幾つかの酒屋さんに出掛けようとしたか、
出掛けたか…
何のツテも紹介もなく飛び込んで行って、
とりあえず送ってもらうことになって、
発送の連絡と共に、すぐにお代金を振り込んで、
それが続いて、鈴傳の女将さんにも気に入られて、
気が付くと、自然と本数が少ないレア酒的なものが入っていたりとか…
井出さんらしい実直さがあってこそ長年に渡って築かれた縁があって、
その中に齋藤さんも、もちろんいた訳で。
訃報を聞いて、どうしても飲みに出たかった。
井出さんと思い出話をしたかった。
お酒を通して齋藤さんと飲みたかった。
お見掛けした事も含めて、2度。
そのうちの1回は、ここ厨十兵衛で。
竹口さんと一緒に来てくれた時で。
ずーっとネット上でやり取りしていたから、
近くにはいないけれど、遠くとも感じない距離感でした。
コロナ禍もあって、
2020年5月30日が松本で飲んだ最後の夜でした。
厨十兵衛にて。
お酒の場、マスクは当然外れている、
道中の電車も怖い…などなど、
次、松本で飲む日が来るのは数年先かも知れないって考えていました。
だいたい1年振りの松本でした。
宮城「宮寒梅」は驚きました。
こんなに綺麗でフレッシュ、
スイートで明るくて美味しいお酒があるんだなぁ、と。
お値段も高過ぎず…むしろお安い印象があります。
齋藤さんに教えてもらった中でも傑出の気に入り具合。
「宮寒梅」、今後どこで購入したら良いんだろうなー…と。
恨むぜ、齋藤さん。探すの大変そうだぞう。
山口「原田」も、また知る由もない銘柄でした。
何でも昨年、緊急事態宣言が解かれた頃に、
井出さんや風林火山・中村さん、須坂の新崎酒店さんで、
この株式会社はつもみぢ蔵へ出掛けたんだそうです。
その際、更に信州とのご縁もあったりなんかして。
「原田」、嫌いな人はいないと思う万能酒。
“無人島に持って行くなら?”って答えに対するアンサーでも良い。
これも復活して後、早いうちから取り扱っておいででした。
「姿」も記憶に新しい。
何度か自分自身でも買い求めましたし、
厨十兵衛によく置いてある印象がありますね。
「原田」が綺麗な雰囲気にまとまったお酒ならば、
「姿」はふくよかな方向性にまとまったお酒。
大のお気に入り酒も始まりは齋藤さんと厨十兵衛から。
「花陽浴」も、「三芳菊」と同じで、
今の雰囲気が固まって久しいですが、
出て来た頃は今の芳しさに振り切ったスタイルではなくて、
香もあるけれど、旨味の勢いあるスタイルだったと思います。
「村祐」もそうだったけれど、
手に入りにくいお酒も「必要だったら用意します」と、
いつも言って頂いていました。
これは…革命君で取り扱いのあったお酒ではありませんが。
個人的に応援している群馬「結人」と、
YOKOさんは井出さんに「おまかせ」でお願いして、
福島「辰泉」から、プリミティブスイートを。
・
・
日曜日の早い時間帯から…と言う事もあって、
客足の出だしは遅く、
ゆっくりと思い出話をする事が出来ました。
お葬式とは、亡くなった方の為でもあるだろうけれど、
残る者の心の区切りの意味もあると思っています。
自分にとって、
この厨十兵衛での夜こそが、それに当たると思っています。
すごく大切な夜でした。
感染のリスクを考え、
自分たちが貰っても行けないし、
自分たちが元になっても行けないし…
逡巡した上で、
今回はどうしても―…って出掛けましたが、
一緒に悩んでくれて、出掛けてくれて、
そんなYOKOさんにも心から感謝しています。
・
・
この数日、思うままに、
いくつか字を書いておりますので、
それを紹介させてください。

「彼が懸命に生きたことを僕らが証明する」
これは「洋酒店 醇」に飾ってあった立川談志師匠の色紙をもじったもの。
「談志に会ったことを証明する」だったっけ。
あれ、違うかな。
ともあれ。
井出さんからのメールにも、
「俺は死ぬまで齋藤さんのことを覚えていることしか出来ないが…」
…と言う事が書いてあって、ボロボロ僕なんか泣いたりして。
人の一生の証明って、
何を成すか…と言うより、誰かの為に何を成したか…なのかなぁって思います。
ご縁があって感謝がある、
だからこそ覚え続けていたいと思う。
心に留めておいてもらえる時間が、人の一生の在り方を示すのだ、と。

「革命君」
これは銘泉集として。
字としてはもっと余白を生かさなきゃいけないけれど、
心の思うままに叫ぶように書きたかった3文字。

「厨十兵衛」
自分と「革命君」を繋ぐもの。繋いでくれているもの。
こちらも銘泉集として書いてみました。

「Roman Revoltion」
革命君唯一の限定酒…と思ったのですが、
「越前岬」などでもありますし、
古くは「勇士槽場汲み」ってシリーズもありましたね。
英字を筆で書くシリーズも試していて、
そちらでも革命君に関わるものを書きたかったので。

2015年1月3日の日付があります。
開店した後に、開店祝いのつもりで送った色紙。
Twitterアカウント、「Shirohige」でしたよね。
だので、漫画「ONE PEICE」に登場する、
白ヒゲ海賊団、エドワード・ニューゲートの海賊旗を模したデザイン。
そして日本酒の蛇の目を合せています。

革命君からの初荷が嬉しかったのでしょう。
字と共に写真を撮っていました。
「革命君から酒来多留」…は「さけきたる」と読みます。
信州小布施・小布施ワイナリーが昔醸していた大吟醸、
「笑う門には福来多留」から縁起の良いものと字を宛がい。
・
・
本当に惜しまれつつ。
…今も惜しんでいますもの。
東京四ツ谷・日がさ雨がさの宮澤さんのツイートを見ても、
本当に偉大だったなぁ、皆が復帰を待っていたなぁって思います。
思い出はいっぱいあるので、
取り留めもなくなってしまうけれど。
「革命君」でTwitterを検索すると、
思い出と言うか…齋藤さんについて書かれている方が多くいらっしゃいます。
取り扱った銘柄を見る度に、
絶対思い出しますよね。この蔵元さんのお酒、革命君で買ったなーって。
最後に、2013年7月26日に自分が書いていたもの。

「不撓不屈」
最後の最後まで、今となったって、
不屈を貫き通した…
なぞらえるなら、雄々しく散った白ヒゲのあの姿と重ねる様に、
きっと決して心は折れなかったろうと想い…。
心からの感謝を込めて、今日はここまで。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
2021/03/29

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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
えー…このところ、何ですな…
一層、書に関わる時間が増えました。
悔しい思いを何度もしてございます。
「もっともっと上手くなりたい」と願っております。
するってぇと、それ以外が疎かになるってなァもんでして。
だ、けれども、それが良い。
書に執心し、時に諏訪湖を走り、充実している様に思います。
ある種のきっかけと申しますか、
目標となった「笹の譽」の揮毫について、
一席お付き合いの程を願っておきますが…。
・
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メールをさかのぼってみますと、
2020年12月はじめにお話を頂戴しております。
何となく…12月下旬だと思っていました。
振り返ってみると、
字の形を確定させるまでが12月中で、確定させて書き込んで行った頃合が下旬。
きっと、それがスタート地点と認識しているのでしょう。
10年来のお付き合いがあります、
信州松本市・笹井酒造「笹の譽」蔵の日本酒のラベル、
揮毫させて頂く機会に恵まれました。
たいへんに喜ばしく、また誇らしく。
感謝をまずはお伝え致したい。
コロナ禍…だからではありませんが、
専らSNS上のダイレクトメッセージでやり取りを行いました。
夜な夜な写真を送りつける自分。
その字を見て、希望を言って頂くカタチ。
良い評価を頂いたものをファイリングして溜めておいて、
蔵にお持ちして選んでもらう…と言う手法でした。
毎日半紙課題に取り組んでいる訳ではないので、
週の半分くらいでしょうか。
12月1月、2月の前半辺りは頻繁にメールを送り、
見て頂いて、より良い作品を目指すと言う。
初期の頃の字と後期の字、全く異なります。
笹井酒造さんの希望を受けているとは言っても、
その次元以上に差がある。
何度も何度も書く事で、字が育って行っているんですね。
ダイレクトメッセージをさかのぼってみると、
随分と拙い字が溢れています。
段々と良くなって来る…
今の形に固定しているので、
「まるで自分の字ではないみたい」
…とすら、初期のそれには思ったりするほどに。
字を継続的に書いて行くためにも、
書道とは別に、3つのシリーズを作って取り組んでおります。
酒のラベルを臨書する「臨書酒林」、
創作書体でお酒の名前を表現する「銘泉集」、
毎夜、朝になってYOKOさんに読んでもらいたい言葉を集める「夜の僕から朝の君へ」、
…この3種。ほぼ一発書きに近い制作過程で、
今回の様に念入りに時間を掛けて書作品を作成することは、
ほぼ初めてであったと感じています。
色紙の中には、背景を細かくしてしまって、
切り絵部分に時間が掛かる場合もありましたが、
字に関しては、1回書いて以後の継続性がない感覚で過ごして来ました。
書道教室に通うことで、
字に時間を掛ける術を学んだように思います。
どんな名人上手も素地の上手さはあれど、
1枚の作品を書く際には、何度も何度も繰り返し書いているはず。
「錬成」と言う表現がされておりましたが、
まさに「錬って成す」と言う戦いが書道にはあるのだと知ることが出来ました。
今回の「笹の譽」も、もちろん錬磨創造の末に。
30枚弱を持ち込んだでしょうか。
笹井酒造の皆様に選んで頂きました。
書道的に、また私個人として、
「これが良いかな!?」と言う作品ではない1枚が選ばれています。
ただ、それが「笹の譽」の他のラベルと、
実に親和性のある…ちょっとだけ似た部分がある…そんな1枚が選ばれておりました。
日頃、自蔵の銘柄「笹の譽」を見ているからこその選択に感じます。
自分では、そうした部分までケアできなかったでしょう。
判断を蔵元さんにお任せして本当に良かったと感じました。
今回、常に悩んでいた「譽」の左右払いの重さ。
これ、特に軽い1枚だと思います。
少し踊るような雰囲気があって「良いなぁ」と。
元来の「笹の譽」、どっしりとした「譽」の字の太さがありますが、
今回のラベルの「譽」も、
両払いが軽いからこそ「言」部分の重さが見えて来る構図かな、と思います。
日本酒の銘柄で3文字の場合、多くは2行になります。
1行目に「笹の」で、2行目に「譽」と言うカタチ。
今回は新規ラベルと言う事で、縦1行とのご意向でした。
半紙サイズからも、これを達成することは難しいのですが、
だんだんと字を自分の中に吸収する中で、サイズ感が落ち着いて行き、
結果として良い仕上がりになりましたし、
また、自分自身の経験値にもなりました。
熱心に励み、頑張って取り組んで本当に良かった。
蔵元さんから伺いますには、
純米吟醸生一本の生酒版に張り付けて頂けるラベルとのこと。
販売予定は7月頃までを想定している様です。
お味は「松本に笹の譽あり」の「笹の譽」ですから、
お試し頂きたい味わいだと存じております。
どうぞ、お手に取って頂けますと幸いです。
Sakesoja(サケソウヤ)、雅号は宗風でした。
ご清聴ありがとうございました。
どうも、お騒がせしました。
・
・
・
こうしたお仕事、体験、
お口添えございましたら、賜ります様、
よろしくお願い申し上げます。
精一杯、取り組ませて頂きます。
何分、若輩者ですので、
出来ること、出来ないこととございます。
どうぞダイレクトメッセージにてご連絡頂けますと幸いです。
2020/08/31
・
・
えー…気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

最近になってご縁が出来ました塩尻市「二代目うず潮」…
いちばん最初に興味を持ったラーメンを、まだ食べる事が出来ていないのですが、
それもそのはず、他にも魅力がいっぱいでありまして。
今回も届けられた瞬間に驚きました。
入店時に、これと同じものが運ばれて行く様を見ました。
「ああ、宴会向けなんだろうな」と思いましたとも。
「うず潮」と言う屋号ですから、
無海の地、長野県と言えども、魚に期待してしまいますね?
それに花丸満点で応えて下さった…って、
これがお誕生日とか、特に贅沢をしようだとか、
そう言ったものではなくて、日常にあると言う喜びと驚きのあの晩、
お酒呑みの一席で、今晩はお付き合いを願っておきます。
・
・
当日のメニュウ名としては、こちら。
厳選5点盛:2300円
(さとうの生うに、天然本マグロ入り)
基本は、
刺盛は3点盛、5点盛とあって、それぞれ1398円と1798円。
その日の仕入れにも寄るとは思いますが。
3点盛りは、これまでに頼んであって、
しっかりとしたボリュームがありました。
で、今回は「本日のオススメ」と言う、
宮城県産の天然本マグロの生…冷凍処理を挟んでいない希少なもの、
北海道産のウニを加えての5点で2300円設定なら、
リニアリティが見えると言うか、納得のお値段…と思って注文しました。

カットも大きく、写真でも厚味が見えて、映える姿。

雲丹、白魚。
…全8点と言う豪華さ。
思わずニッコリ、お誕生日気分と言うヤツで。
ランチではなく、夜に訪れた初回、
様子見での3点盛でも驚かされましたが、上には上がありましたね。
YOKOさんとふたりで食べる…
質が良くなきゃ、これだけのお刺身を食べることは、
なかなかたいへんかも知れませんが、
美味しさも手伝って、日本酒も良く進み、
「わぁー!今日はお刺身、いっぱい食べたぞ!!」と至極充実した心持ちになりました。
世に言う贅沢な海鮮丼より、もっと刺身量あったんじゃないでしょうか。
他の酒肴としてお願いしたのは以下。

「あじの塩焼(めちゃ大きい!)」

「みょうがきゅうり」

「かわえびのからあげ」
…酒呑みと言えど、ふたりの晩ご飯としては、
何となく少なく感じませんか?
身は十二分に大きかったとは言っても。
それぐらい船盛のボリュームが大きかった、凄まじかったー…って事なんです。
それこそ、あわよくば常に〆のラーメンを狙っているのですが、
腹八分以上、美味しく食べられる許容を超えそうだったからこそ、
その日は避けたカタチ。
如何にお刺身尽くしだったか、伝わるのではないでしょうか。
すっごく嬉しいことです。このお値段で、これだけ美味しくお刺身を堪能できるってことは。
「みょうがきゅうり」は、少し甘い風味が加えられていて、
お店ごとに差があるもの。
比較的、塩系のみょうがきゅうりに触れることが多かったので、
今度は家でもお醤油も試してみたいなぁ、と思いました。
「かわえびのからあげ」は、
YOKOさんがグランドメニュウから見つけて来たもの。
つい、当日のオススメから率先して選びがちですけれど、
こうした呑み手に好まれるメニュウも充実しています。
丸ごと食べても柔らかく香ばしい。
ビールにも日本酒にも良いものでしたね。
・
日本酒は選びきれないくらいたっぷりあるのですが、
気になったものを、こんな感じで…。

栃木・鳳凰美田・純米大吟醸生“山田錦五割磨き”

山口・東洋美人・純米吟醸“大辛口”

青森・田酒・純米吟醸“古城乃錦”

山形・楯の川“子宝リキュール・ヨー子”・ヨーグルトリキュール
我が家のYOKOさんと同じ名前で、「ヨー子」さんを、
「こんなお酒もあるんですよー」ってことで。
嬉しいですね。こう言うところ。
こうした心遣いがお出掛けの甲斐があるって感じがします。
…と言う所で、本日はここまで。
「二代目うず潮」、
更新日の本日月曜日は定休日となっております。
様々な日本酒銘柄とお魚…いやいや、焼鳥、串も良いものがあったりします。
心に留めおきたいと思し召された方は、明日以降…と言う事で。
それではまた次回。
ありがとうございました。
・
えー…気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
最近になってご縁が出来ました塩尻市「二代目うず潮」…
いちばん最初に興味を持ったラーメンを、まだ食べる事が出来ていないのですが、
それもそのはず、他にも魅力がいっぱいでありまして。
今回も届けられた瞬間に驚きました。
入店時に、これと同じものが運ばれて行く様を見ました。
「ああ、宴会向けなんだろうな」と思いましたとも。
「うず潮」と言う屋号ですから、
無海の地、長野県と言えども、魚に期待してしまいますね?
それに花丸満点で応えて下さった…って、
これがお誕生日とか、特に贅沢をしようだとか、
そう言ったものではなくて、日常にあると言う喜びと驚きのあの晩、
お酒呑みの一席で、今晩はお付き合いを願っておきます。
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当日のメニュウ名としては、こちら。
厳選5点盛:2300円
(さとうの生うに、天然本マグロ入り)
基本は、
刺盛は3点盛、5点盛とあって、それぞれ1398円と1798円。
その日の仕入れにも寄るとは思いますが。
3点盛りは、これまでに頼んであって、
しっかりとしたボリュームがありました。
で、今回は「本日のオススメ」と言う、
宮城県産の天然本マグロの生…冷凍処理を挟んでいない希少なもの、
北海道産のウニを加えての5点で2300円設定なら、
リニアリティが見えると言うか、納得のお値段…と思って注文しました。
カットも大きく、写真でも厚味が見えて、映える姿。
雲丹、白魚。
…全8点と言う豪華さ。
思わずニッコリ、お誕生日気分と言うヤツで。
ランチではなく、夜に訪れた初回、
様子見での3点盛でも驚かされましたが、上には上がありましたね。
YOKOさんとふたりで食べる…
質が良くなきゃ、これだけのお刺身を食べることは、
なかなかたいへんかも知れませんが、
美味しさも手伝って、日本酒も良く進み、
「わぁー!今日はお刺身、いっぱい食べたぞ!!」と至極充実した心持ちになりました。
世に言う贅沢な海鮮丼より、もっと刺身量あったんじゃないでしょうか。
他の酒肴としてお願いしたのは以下。
「あじの塩焼(めちゃ大きい!)」
「みょうがきゅうり」
「かわえびのからあげ」
…酒呑みと言えど、ふたりの晩ご飯としては、
何となく少なく感じませんか?
身は十二分に大きかったとは言っても。
それぐらい船盛のボリュームが大きかった、凄まじかったー…って事なんです。
それこそ、あわよくば常に〆のラーメンを狙っているのですが、
腹八分以上、美味しく食べられる許容を超えそうだったからこそ、
その日は避けたカタチ。
如何にお刺身尽くしだったか、伝わるのではないでしょうか。
すっごく嬉しいことです。このお値段で、これだけ美味しくお刺身を堪能できるってことは。
「みょうがきゅうり」は、少し甘い風味が加えられていて、
お店ごとに差があるもの。
比較的、塩系のみょうがきゅうりに触れることが多かったので、
今度は家でもお醤油も試してみたいなぁ、と思いました。
「かわえびのからあげ」は、
YOKOさんがグランドメニュウから見つけて来たもの。
つい、当日のオススメから率先して選びがちですけれど、
こうした呑み手に好まれるメニュウも充実しています。
丸ごと食べても柔らかく香ばしい。
ビールにも日本酒にも良いものでしたね。
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日本酒は選びきれないくらいたっぷりあるのですが、
気になったものを、こんな感じで…。
栃木・鳳凰美田・純米大吟醸生“山田錦五割磨き”
山口・東洋美人・純米吟醸“大辛口”
青森・田酒・純米吟醸“古城乃錦”
山形・楯の川“子宝リキュール・ヨー子”・ヨーグルトリキュール
我が家のYOKOさんと同じ名前で、「ヨー子」さんを、
「こんなお酒もあるんですよー」ってことで。
嬉しいですね。こう言うところ。
こうした心遣いがお出掛けの甲斐があるって感じがします。
…と言う所で、本日はここまで。
「二代目うず潮」、
更新日の本日月曜日は定休日となっております。
様々な日本酒銘柄とお魚…いやいや、焼鳥、串も良いものがあったりします。
心に留めおきたいと思し召された方は、明日以降…と言う事で。
それではまた次回。
ありがとうございました。
2020/08/19
・
・
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
えー…
遠足は家に帰るまでが遠足なんだと…
お古い噺じゃあありませんね。
今も変わらずに言い続けている金言と言うものでしょうか…。
亀清旅館に泊まることを主軸に駆け抜けた旅行。
一旦、家には戻ったので、旅は終わっているのですが、
再び出発、あともう少し頑張ろう…と言う訳で、
飲みに出掛けました。最近のこう言う時は、
塩尻市「無奏天生」が、
とてもとても落ち着く…と思っております。
気さくで気楽で過ごしやすい。
一席になるか…てぇと、
一席と言うより、お疲れ様会、座談会。
のんびりとYOKOさんと過ごした風景を、何となく申し上げる事としてございます。
どうぞ一献片手にお付き合い下さいませ。
・
・
いつもの「もやしとメンマの炒め」と、
「とーふサラダ」を美味しく頂きまして。
ビールの後は、たいていこれです。
YOKOさんはキレートレモンサワー、
僕は、信州塩尻洗馬の「美寿々」にて。
これまで頼んでいなかったメニュウをお願いしてみます。
こちらは「板わさ」…酒飲みに心地好い定番酒肴。
「オニオンスライス
~当店オリジナル味玉をまぜて~」
ひとくち食べると、どこかキャラメル感。
味玉のタレの風味でしょうか。
甘いと言えば甘いし、香ばしいと言えば香ばしい。
玉葱に半熟黄身のトロリとしたところが混ざって、
コクが乗っかり、香ばしい白身が混ざって、ひたすらに旨い。
「もっと早く頼んでおくべきだった!!」と思いました。
これ、非常にウマイです。
旨いけど、なかなか家で出来そうで出来ない絶妙さも感じます。
ラーメン屋さんだからこそのスペシャリテだと思いました。
いつもなら「無奏つまみそば」を頼むところ、
今日は酒肴の趣向を変えて、
「塩焼きそば
~つまみになる塩焼きそばです~」をお願いしてみました。
まず、ビジュアルで驚きました。
茹で上げ麺を炒めた感じ…でしょうか。
オイリーさもなく、とてもサッパリ。旨味はしっかり。
下に敷いてあるキャベツが、実に気持ち良いんです。
塩が入ると言うか、ソースとかタレとか、
明らかな味はいないんですけど、
麺とキャベツが…キャベツも焼いてあるものではなく、
生の千切りキャベツですけど、それが合うんですねー!
対日本酒となれば、無奏つまみそばの方が、
日本酒に向けて開発されているだけあって合うのですが、
いや、塩焼きそばの硬めの食感も含め、
ビールやハイボールなど、スナックが合うタイプの酒類に、
とても良く合いそうな味わいでした。
胡椒のピリッとした風味も良いのかしら!?
いやー、良いメニュウありますねぇ!
「汁なし担々麺・2辛」
〆にラーメンも良いな…と思ってはいたけれど、
辛いもの、汗を掻いて、心地好く〆たい心持ちが勝り、
「汁なし担々麺」にしました。
店主さん曰く、この角度がゴールデンアングルだそうで。
美味しさ伝わる写真になっていますでしょうか。
メッチャ旨いんですけれども。
味噌担々麺をしばらく寵愛していましたが、
元々のこちらも、やはり旨いものですね。
辛さも唐辛子系と花椒の辛さのコントラスト、
肉の旨味とのギャップこそ美学。
旨くて辛くて!
…と、すっかり楽しんでの夜。
帰宅後は疲れも出て、ぐったりぐっすりと言う…
そんなひとときを過ごしまして、また次回。
ありがとうございました。
2020/08/05
・
・
えー…、
気楽なところで一生懸命…と言うことです。

えー…
今でこそキザに、えー…
こんな落語調にブログを始めておりますがー…
だいたい10年ほど前に亀清旅館を訪れた際には、
落語を覚えたての自分だったでしょう。
温泉について言えば、全くの興味なし。
10年ひと昔と、よく申したりも致しますけれども、
ええ、本当にずいぶん昔のことの様に感じられます。
2011年の11月、
戸倉上山田温泉に「ざぶとん寄席」を見に来ていました。
若旦那であるタイラーさんの奮闘ぶりをテレビで見た後のことでした。
ラーメン好きとして「大黒食堂」にこそ食べに来たことはあれど、
何も知らない戸倉上山田温泉において、
もし泊まるんだったら「亀清旅館」が良い。
他の宿の情報も見比べたりせずに決めていた様に覚えています。
宿にチェックインをして、ご飯を食べて、
それから落語会へ出掛けています。
落語を観覧して数時間の後、宿に戻って温泉に入って。
それは「お風呂」って感覚でしたよ。
あんなに良いお湯なのに。
亀清旅館の温泉、その浴室は21時に入れ替えです。
落語を聞いて帰って来たから男性は小さい浴室側でした。
その日のこと、実際にもう1度泊まったからこそ、
限りなく鮮明に塗り直して、今もまだ覚えています。
この件について、眠る直前にTwitterに記録してあります。
露天風呂も思い出すね。その時はクラックに電飾があったはずさ。
それを見ながら、「入らなくちゃ」って思いで入っていたはずだ。
良い。色々と信州200ヶ所以上巡って分かる。
これは良い。特に良い。
たぶん、お湯の使い方だわ。小さめ浴槽の掛け流しの威力だわ。
あはは、分かった分かった。
僕は10年前は間違いなく温泉を知らなかったんだなぁ。
その良さを。YOKOさんのおかげで知ったんだなぁ。
しみじみ、昔は入れないと思っていた熱いお湯、
たぶんここで「行ける」ってきっかけを掴んだのは間違いないや。
…と。
大浴場に比べて小さい浴室は、ちょっと暗いです。
落ち着く暗さです。
夜、そこそこに遅かったろうけど先んじて2人いて、
体を洗って内湯に入る…かなり熱く感じて困るし、
その様を見られる事が嫌で温泉に行きたくなかった当時の自分だったから、
露天風呂に逃げる様に出る、
11月の露天風呂だから、少しだけ温度が低く、
「あっ、これなら!」と思って入ると、
目の前に電飾入りのクラックがあって…と言う記憶。
ほら鮮明でしょう?
最初は「あわわわ」って入っていた気がするんです。
で、慣れて来ると「おや?案外、気持ち良いかも」って。
夫婦揃って、週に3回は温泉に出掛ける様になった今、
温泉がない日常は、
コロナ自粛下においてこそ、よーく分かったけれど、
たまらなくストレスになる事が分かりました。
こんなに温泉好きになるなんて。
亀清旅館での一件の後、
一陽来復、新玉の春も過ぎ、
夏のころ、仕事の事で、かなり張りつめていた自分に、
YOKOさんが声を掛けてくれて、義両親と共にドライブがてら、
松川村のすずむし荘に出掛けて行き…
…それまで温泉って「絶対行かない!!」って言っていたのに。
それからですね、
「次はどこの温泉に行こうか」と話をする様になったのは。
亀清旅館、すずむし荘を経て、
県内200ヶ所以上も巡ったりしている今に至る。
えー…
人生は全てそう言うもの…
過去があるから現在があるものでありますが、
ひとつの契機を覚えていると言う…。
亀清旅館に泊まったからこそ現在に繋がっていると思う、
当時の自分たちに出会い、
またその当時は水質検査は通っても浴室が完成されていなかった、
貸切露天風呂の今に出会い…
“随分と立派になって”…とは温泉に掛ける言葉じゃねェかも知れませんが。

そんな始まり、湯船の上の青空。
最高の心地で逗留が始まった…と言う一席でお付き合いを願います。
んー…主題はもう喋ってしまいましたので、
あとは惰性で参りたいと思います。
いやいや、他にも2回目の亀清旅館でお喋りしたいことがありますので、
気合を入れて、一生懸命申し上げます。
どうぞ最後まで、よろしくお付き合いを願っておきますが…。
・
・

「おかえり」と思うほど立ち寄ってはいないけれど、
個人的には、温泉饅頭的なものの代わりに、
卓上に置かれた「シアトルのクッキー」を見て、
食べて、「亀清旅館だな」と安堵すると言うか。
タイラーさんに伺うと、
貸切風呂「しなの風呂」は、このコロナ化においては、
通常の45分2200円の料金を無料にしているとのこと。
それはラッキー。
そもそも、2200円を払ってでも、
どうしても入りたいと考えていたものなので。
折しも全時間が空いている…とのことで、
一番風呂を頂くことにしました。

家族風呂としての貸切風呂。大人2人でちょっと余裕あるくらい。
深さも十分。
入口の扉と、この浴槽だけが2011年頃にはあったはず、です。

脱衣スペースと洗い場も完備。すごい。
若旦那タイラーさんの自作のお風呂ですから。

振り返ると、この光景。
亀清旅館は戸倉上山田温泉の中心に位置しているのですが、
森と緑、土の景色、庭園が用意されています。
市街地と言う事を忘れてしまう雰囲気。

空を見上げる。
強い硫化水素の香が、たまらなく嬉しい。
ああ、コロナ禍のこんな状況下だけれど、
でも、今の今だけは、
最高に幸せな心持ちになることが出来る!
感動的ですらありました。

亀清旅館の使う温泉は、温泉成分分析表によると、
「混合(26号, 27号, 30号, 32号, 35号, 40号, 41号, 43号, 46号源泉の混合泉)」
…とあります。
近くの「かめ乃湯」に近い感じですかね。
「かめ乃湯」は更に城山5号泉がありますけれど。
ただ「かめ乃湯」の露天風呂の様な湯の華がなかったので、
そう言う意味では色合いなら観世温泉より?はてさて。
でも、大好きな戸倉上山田の湯の王道と言う感じですね。
写真の通り、
源泉かけ流し(放流式)、パイプ送湯、
加水なし、加温なし、入浴剤、殺菌剤なし。
…最高の状態です。温泉が湧いたそのまま。
この全て揃う設定って、かなりレアもの。
渋温泉は源泉温度が70度を超えるので、
加水が必要だったり、逆に低ければ加温しなくちゃいけないし、
広い大浴場を持つと、45度でも加温するものですし。
実際に、「しなの風呂」は僕にとってもYOKOさんにとっても、
この8年くらい続く温泉生活の中でも、
最上級の良さを感じる温泉でした。ものすごく良かったです。
お湯が良いのは勿論のこと、
浴槽のサイズと投入量がベストバランス。
新鮮さもあり泡付きもたっぷりありました。
匂いは重厚なくらい硫化水素の匂いがあって、
たっぷり包まれるような…
ふくらみと言うのか、お湯の質感も究極の域。
45分と言う時間設定も短くありませんね。
十二分に楽しむことが出来ました。
・
部屋に戻る途中、書を拝見します。
この前回からの今日までの9年間で、
温泉、書道と趣味が加わって、
こうしたものにも目が向くようになりました。

「鐵と大と」

「鐵之華」
名に「宮入行平」とあります。
はて、書道家さんだろうか…なんて当日は思っていたのですが、
後日調べてみますと、坂城町の刀匠の方。
それも人間国宝。
坂城町の「鉄の展示館」が正に宮入行平さんがきっかけで設立されている様子。
お恥ずかしながら存じ上げませんでした。
いやしかし、今回をきっかけに覚えましたヨ。
・

亀清旅館の玄関の写真。
「しなの風呂」を借りた後、夕飯の時間までお散歩に行って来ました。
これはまた次回に申し上げることにしまして、

お夕飯前…と言うより、21時前に前回は入らなかった、
15時から21時までが男性用となっている側の大浴場へ。

洗い場の数も多いです。21時以降の大浴場は3カランですね。
「戸倉観世温泉」や「国民温泉」でも見かけますが、
床にお湯の出口があって、流れています。
これ、古い共同浴場にある排水かつ床を温めるシステムだと思うんです。
この「亀清旅館」にもありました。
足の裏が温かくって好きなんです。これ。

「100年風呂」と名付けられている露天風呂。
これも若旦那タイラーさんの手作り。
浅い浴槽は、その分ぬるめになっていて、ゆっくりと浸ることが出来ます。
・

お夕飯。
コロナ禍の影響で、本来ならタイミングを見計らって出すお料理は、
最初から卓上に用意されています。
…食べてみて、美味しさに触れ親しんでみても、
そうした提供方法、全く問題に感じませんでした。
随所に杏をはじめ、果物の気配があって香良く風味良く。

お酒は、信州山ノ内町・志賀高原ビールから。
これは2011年当時も同じです。

亀清旅館名物のひとつ。
この茶碗蒸しの秘密は、是非とも出掛けて知って頂けたら…なんて思います。
「おお!」と驚いたものの、
僕らは2011年も、こちらを頂戴していました。
エキゾチックな味わい。

日本酒は、セットメニュウで注文すると地域の陶芸家、
アーグネス・フスさんの器で飲む事が出来る!…と聞いては、
是非ともそちらで!…と思います。
前回泊まった際には存じ上げず、その直後ですね。
知って…興味を強く持ったものでした。

ぐい呑みはこちら。印象的な渦巻模様。
綺麗ですよねぇ。菱型の徳利も日本古来の考え方では、
けっして辿り着けない形状だと思います。
いつか我が家に欲しいと思っていますが、
入手経路がまだ開けず…分からないので、ゆっくり調べて行きたいところ。

僕らが夕食を楽しんだ部屋は、2011年当時と同じ部屋。
その頃は、この牧水の歌も読めなかったでしょう。
書道教室に通い、仮名を学びつつある今では、
だいぶ読む事が出来る様になっています。
人の世にたのしみ於ほし然れども 酒奈しにして、奈にのたのしみ・酔牧水
「於」は“お”、「奈」は“な”と読みます。
仮名では本来の漢字を含む事があります。
佐久市望月宿の「御園竹」を醸す「竹重本家酒造」のブランド、
当日も3種類の中にありました「牧水」、
お酒を愛した歌人・若山牧水への敬意から名付けられたものと存じます。
温泉に入って良い心持ち。
亀清の美味しい料理、地の酒と共に酔い心地。
そこで、この歌。
「そうそう。本当にその通りさ!」と夫婦そろって頷く良いカタチ。
今日は信州の酒の企画展を見て亀清旅館に辿り着いている訳ですから、
お酒のご縁がここにもあって嬉しいと思います。
・
その後、21時を過ぎたことで浴室が変わり、
思い出の浴室に出掛けて行って、色々と思い出す訳です。
温泉に入った回数は、佐野川温泉・竹林の湯も含めて4回。
流石に疲れもちょっとあって、早めに休みます。
・

翌朝、歩いて10秒くらいのお隣とか真裏とか…
すぐ近くの「瑞祥」に朝風呂で出掛けて行きました。
いやあ、「瑞祥」の朝風呂に入る日が来るなんて。
基本的に泊まらないと実現しないものですから。
朝の空気感。とても良かったです。

湯上り後、ご飯の時間まで部屋でぐったり。
このルームファン良いですね。
とっても効果的。
いつかの為に記録に残しておこう…と、
ぼーっと眺めながら写真を撮る。

こちら、亀清旅館の朝ご飯。
豪華。美味しく全部平らげて、2日目の栄養に。

亀清旅館の玄関に掲げられている書。
「強思力行 崇徳廣業」とあります。
「正三位素介書」と書いてある…と思います。
一生懸命調べたところ、
恐らくは、長州三筆と呼ばれる「野村素介(号は素軒)」の書と思われます。
天保から昭和に掛けて生きた長州藩士。
大町市の小学校や松本市の四柱神社にも野村素介の書はある様子。
きょうしりっこう、すうとくこうぎょう…でも良いと思うし、
強く思いて力行し、徳、崇くして 業を広む…でも良いと思います。
モジったものか、検索していると「強志」もあるみたい。
とても良い言葉ですね。
…と言った所で、
亀清旅館に一泊して温泉を楽しんだ噺はここまで。
ちょうどお時間となっております。
温泉を好きになったきっかけはYOKOさんで、
今回、県民割を利用して宿泊しましたが、
その際に、僕は「まだ行った事がない場所」ばかり考えていました。
YOKOさんが「亀清旅館はどう?」と発案し、
そうして今に至る訳ですが、
ナイスアイディアでしたね。
昔の自分に出会うことも出来ました。
ちょくちょくと共同浴場に立ち寄り、
戸倉上山田温泉をそこそこは知っている、好きになっている自分だと思っていました。
いやはや、
今回の亀清旅館、2回目の宿泊でもっともっと気に入りました。
戸倉上山田温泉街、本当に素敵な場所です。
是非とも、また訪れたい!…そう思いました。
それでは、まだ旅は続きます。
次回までの暇と言うことで…。
ありがとうございました。
・
えー…、
気楽なところで一生懸命…と言うことです。
えー…
今でこそキザに、えー…
こんな落語調にブログを始めておりますがー…
だいたい10年ほど前に亀清旅館を訪れた際には、
落語を覚えたての自分だったでしょう。
温泉について言えば、全くの興味なし。
10年ひと昔と、よく申したりも致しますけれども、
ええ、本当にずいぶん昔のことの様に感じられます。
2011年の11月、
戸倉上山田温泉に「ざぶとん寄席」を見に来ていました。
若旦那であるタイラーさんの奮闘ぶりをテレビで見た後のことでした。
ラーメン好きとして「大黒食堂」にこそ食べに来たことはあれど、
何も知らない戸倉上山田温泉において、
もし泊まるんだったら「亀清旅館」が良い。
他の宿の情報も見比べたりせずに決めていた様に覚えています。
宿にチェックインをして、ご飯を食べて、
それから落語会へ出掛けています。
落語を観覧して数時間の後、宿に戻って温泉に入って。
それは「お風呂」って感覚でしたよ。
あんなに良いお湯なのに。
亀清旅館の温泉、その浴室は21時に入れ替えです。
落語を聞いて帰って来たから男性は小さい浴室側でした。
その日のこと、実際にもう1度泊まったからこそ、
限りなく鮮明に塗り直して、今もまだ覚えています。
この件について、眠る直前にTwitterに記録してあります。
露天風呂も思い出すね。その時はクラックに電飾があったはずさ。
それを見ながら、「入らなくちゃ」って思いで入っていたはずだ。
良い。色々と信州200ヶ所以上巡って分かる。
これは良い。特に良い。
たぶん、お湯の使い方だわ。小さめ浴槽の掛け流しの威力だわ。
あはは、分かった分かった。
僕は10年前は間違いなく温泉を知らなかったんだなぁ。
その良さを。YOKOさんのおかげで知ったんだなぁ。
しみじみ、昔は入れないと思っていた熱いお湯、
たぶんここで「行ける」ってきっかけを掴んだのは間違いないや。
…と。
大浴場に比べて小さい浴室は、ちょっと暗いです。
落ち着く暗さです。
夜、そこそこに遅かったろうけど先んじて2人いて、
体を洗って内湯に入る…かなり熱く感じて困るし、
その様を見られる事が嫌で温泉に行きたくなかった当時の自分だったから、
露天風呂に逃げる様に出る、
11月の露天風呂だから、少しだけ温度が低く、
「あっ、これなら!」と思って入ると、
目の前に電飾入りのクラックがあって…と言う記憶。
ほら鮮明でしょう?
最初は「あわわわ」って入っていた気がするんです。
で、慣れて来ると「おや?案外、気持ち良いかも」って。
夫婦揃って、週に3回は温泉に出掛ける様になった今、
温泉がない日常は、
コロナ自粛下においてこそ、よーく分かったけれど、
たまらなくストレスになる事が分かりました。
こんなに温泉好きになるなんて。
亀清旅館での一件の後、
一陽来復、新玉の春も過ぎ、
夏のころ、仕事の事で、かなり張りつめていた自分に、
YOKOさんが声を掛けてくれて、義両親と共にドライブがてら、
松川村のすずむし荘に出掛けて行き…
…それまで温泉って「絶対行かない!!」って言っていたのに。
それからですね、
「次はどこの温泉に行こうか」と話をする様になったのは。
亀清旅館、すずむし荘を経て、
県内200ヶ所以上も巡ったりしている今に至る。
えー…
人生は全てそう言うもの…
過去があるから現在があるものでありますが、
ひとつの契機を覚えていると言う…。
亀清旅館に泊まったからこそ現在に繋がっていると思う、
当時の自分たちに出会い、
またその当時は水質検査は通っても浴室が完成されていなかった、
貸切露天風呂の今に出会い…
“随分と立派になって”…とは温泉に掛ける言葉じゃねェかも知れませんが。
そんな始まり、湯船の上の青空。
最高の心地で逗留が始まった…と言う一席でお付き合いを願います。
んー…主題はもう喋ってしまいましたので、
あとは惰性で参りたいと思います。
いやいや、他にも2回目の亀清旅館でお喋りしたいことがありますので、
気合を入れて、一生懸命申し上げます。
どうぞ最後まで、よろしくお付き合いを願っておきますが…。
・
・
「おかえり」と思うほど立ち寄ってはいないけれど、
個人的には、温泉饅頭的なものの代わりに、
卓上に置かれた「シアトルのクッキー」を見て、
食べて、「亀清旅館だな」と安堵すると言うか。
タイラーさんに伺うと、
貸切風呂「しなの風呂」は、このコロナ化においては、
通常の45分2200円の料金を無料にしているとのこと。
それはラッキー。
そもそも、2200円を払ってでも、
どうしても入りたいと考えていたものなので。
折しも全時間が空いている…とのことで、
一番風呂を頂くことにしました。
家族風呂としての貸切風呂。大人2人でちょっと余裕あるくらい。
深さも十分。
入口の扉と、この浴槽だけが2011年頃にはあったはず、です。
脱衣スペースと洗い場も完備。すごい。
若旦那タイラーさんの自作のお風呂ですから。
振り返ると、この光景。
亀清旅館は戸倉上山田温泉の中心に位置しているのですが、
森と緑、土の景色、庭園が用意されています。
市街地と言う事を忘れてしまう雰囲気。
空を見上げる。
強い硫化水素の香が、たまらなく嬉しい。
ああ、コロナ禍のこんな状況下だけれど、
でも、今の今だけは、
最高に幸せな心持ちになることが出来る!
感動的ですらありました。
亀清旅館の使う温泉は、温泉成分分析表によると、
「混合(26号, 27号, 30号, 32号, 35号, 40号, 41号, 43号, 46号源泉の混合泉)」
…とあります。
近くの「かめ乃湯」に近い感じですかね。
「かめ乃湯」は更に城山5号泉がありますけれど。
ただ「かめ乃湯」の露天風呂の様な湯の華がなかったので、
そう言う意味では色合いなら観世温泉より?はてさて。
でも、大好きな戸倉上山田の湯の王道と言う感じですね。
写真の通り、
源泉かけ流し(放流式)、パイプ送湯、
加水なし、加温なし、入浴剤、殺菌剤なし。
…最高の状態です。温泉が湧いたそのまま。
この全て揃う設定って、かなりレアもの。
渋温泉は源泉温度が70度を超えるので、
加水が必要だったり、逆に低ければ加温しなくちゃいけないし、
広い大浴場を持つと、45度でも加温するものですし。
実際に、「しなの風呂」は僕にとってもYOKOさんにとっても、
この8年くらい続く温泉生活の中でも、
最上級の良さを感じる温泉でした。ものすごく良かったです。
お湯が良いのは勿論のこと、
浴槽のサイズと投入量がベストバランス。
新鮮さもあり泡付きもたっぷりありました。
匂いは重厚なくらい硫化水素の匂いがあって、
たっぷり包まれるような…
ふくらみと言うのか、お湯の質感も究極の域。
45分と言う時間設定も短くありませんね。
十二分に楽しむことが出来ました。
・
部屋に戻る途中、書を拝見します。
この前回からの今日までの9年間で、
温泉、書道と趣味が加わって、
こうしたものにも目が向くようになりました。
「鐵と大と」
「鐵之華」
名に「宮入行平」とあります。
はて、書道家さんだろうか…なんて当日は思っていたのですが、
後日調べてみますと、坂城町の刀匠の方。
それも人間国宝。
坂城町の「鉄の展示館」が正に宮入行平さんがきっかけで設立されている様子。
お恥ずかしながら存じ上げませんでした。
いやしかし、今回をきっかけに覚えましたヨ。
・
亀清旅館の玄関の写真。
「しなの風呂」を借りた後、夕飯の時間までお散歩に行って来ました。
これはまた次回に申し上げることにしまして、
お夕飯前…と言うより、21時前に前回は入らなかった、
15時から21時までが男性用となっている側の大浴場へ。
洗い場の数も多いです。21時以降の大浴場は3カランですね。
「戸倉観世温泉」や「国民温泉」でも見かけますが、
床にお湯の出口があって、流れています。
これ、古い共同浴場にある排水かつ床を温めるシステムだと思うんです。
この「亀清旅館」にもありました。
足の裏が温かくって好きなんです。これ。
「100年風呂」と名付けられている露天風呂。
これも若旦那タイラーさんの手作り。
浅い浴槽は、その分ぬるめになっていて、ゆっくりと浸ることが出来ます。
・
お夕飯。
コロナ禍の影響で、本来ならタイミングを見計らって出すお料理は、
最初から卓上に用意されています。
…食べてみて、美味しさに触れ親しんでみても、
そうした提供方法、全く問題に感じませんでした。
随所に杏をはじめ、果物の気配があって香良く風味良く。
お酒は、信州山ノ内町・志賀高原ビールから。
これは2011年当時も同じです。
亀清旅館名物のひとつ。
この茶碗蒸しの秘密は、是非とも出掛けて知って頂けたら…なんて思います。
「おお!」と驚いたものの、
僕らは2011年も、こちらを頂戴していました。
エキゾチックな味わい。
日本酒は、セットメニュウで注文すると地域の陶芸家、
アーグネス・フスさんの器で飲む事が出来る!…と聞いては、
是非ともそちらで!…と思います。
前回泊まった際には存じ上げず、その直後ですね。
知って…興味を強く持ったものでした。
ぐい呑みはこちら。印象的な渦巻模様。
綺麗ですよねぇ。菱型の徳利も日本古来の考え方では、
けっして辿り着けない形状だと思います。
いつか我が家に欲しいと思っていますが、
入手経路がまだ開けず…分からないので、ゆっくり調べて行きたいところ。
僕らが夕食を楽しんだ部屋は、2011年当時と同じ部屋。
その頃は、この牧水の歌も読めなかったでしょう。
書道教室に通い、仮名を学びつつある今では、
だいぶ読む事が出来る様になっています。
人の世にたのしみ於ほし然れども 酒奈しにして、奈にのたのしみ・酔牧水
「於」は“お”、「奈」は“な”と読みます。
仮名では本来の漢字を含む事があります。
佐久市望月宿の「御園竹」を醸す「竹重本家酒造」のブランド、
当日も3種類の中にありました「牧水」、
お酒を愛した歌人・若山牧水への敬意から名付けられたものと存じます。
温泉に入って良い心持ち。
亀清の美味しい料理、地の酒と共に酔い心地。
そこで、この歌。
「そうそう。本当にその通りさ!」と夫婦そろって頷く良いカタチ。
今日は信州の酒の企画展を見て亀清旅館に辿り着いている訳ですから、
お酒のご縁がここにもあって嬉しいと思います。
・
その後、21時を過ぎたことで浴室が変わり、
思い出の浴室に出掛けて行って、色々と思い出す訳です。
温泉に入った回数は、佐野川温泉・竹林の湯も含めて4回。
流石に疲れもちょっとあって、早めに休みます。
・
翌朝、歩いて10秒くらいのお隣とか真裏とか…
すぐ近くの「瑞祥」に朝風呂で出掛けて行きました。
いやあ、「瑞祥」の朝風呂に入る日が来るなんて。
基本的に泊まらないと実現しないものですから。
朝の空気感。とても良かったです。
湯上り後、ご飯の時間まで部屋でぐったり。
このルームファン良いですね。
とっても効果的。
いつかの為に記録に残しておこう…と、
ぼーっと眺めながら写真を撮る。
こちら、亀清旅館の朝ご飯。
豪華。美味しく全部平らげて、2日目の栄養に。
亀清旅館の玄関に掲げられている書。
「強思力行 崇徳廣業」とあります。
「正三位素介書」と書いてある…と思います。
一生懸命調べたところ、
恐らくは、長州三筆と呼ばれる「野村素介(号は素軒)」の書と思われます。
天保から昭和に掛けて生きた長州藩士。
大町市の小学校や松本市の四柱神社にも野村素介の書はある様子。
きょうしりっこう、すうとくこうぎょう…でも良いと思うし、
強く思いて力行し、徳、崇くして 業を広む…でも良いと思います。
モジったものか、検索していると「強志」もあるみたい。
とても良い言葉ですね。
…と言った所で、
亀清旅館に一泊して温泉を楽しんだ噺はここまで。
ちょうどお時間となっております。
温泉を好きになったきっかけはYOKOさんで、
今回、県民割を利用して宿泊しましたが、
その際に、僕は「まだ行った事がない場所」ばかり考えていました。
YOKOさんが「亀清旅館はどう?」と発案し、
そうして今に至る訳ですが、
ナイスアイディアでしたね。
昔の自分に出会うことも出来ました。
ちょくちょくと共同浴場に立ち寄り、
戸倉上山田温泉をそこそこは知っている、好きになっている自分だと思っていました。
いやはや、
今回の亀清旅館、2回目の宿泊でもっともっと気に入りました。
戸倉上山田温泉街、本当に素敵な場所です。
是非とも、また訪れたい!…そう思いました。
それでは、まだ旅は続きます。
次回までの暇と言うことで…。
ありがとうございました。
2020/07/27
・
・
気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

「むむ!この酒は…?」と、そうなりましたら――…
ご通家でって方ではありませんね。
この企画展をご覧になった日本酒ファン…なンてところじゃねェかってンですが。
そうした方もいらっしゃいますでしょうけれど、
なかなか古い時代のものでして。
えー…旅行記と言うよりは、
この企画展に行って来た思い出を写真と共に…
もしお気に入りになりましたら、
是非ともお出掛け願えますてぇと幸いです…と言う、
信州地酒の為に、宣伝を致します。
現代の言葉で申し上げますと「ダイマ」なんて言うんですかね。
ダイレクトマーケティング。
コロナ界隈のお遊びが過ぎる訳で、
状況によって…と言う事は往々にして考えられるとは言えども、
一応は8月23日までの催し物となっております。
トークセッション、講演会の企画もございまして、
「地酒王国-信州酒の地域性、自然、未来-」
…をテーマに8月8日に、
「信州の酒文化と歴史・雑学」
…をテーマに8月22日に、事前の申し込みが必要ではありますが…なんてンで。
ひとつ、噺の前に心配なのは、
これをご覧になったからと言って、
「うん、満足!行かなくて良いや!」とならないで頂きたい…
だ、けれども、
お出掛けには細心の注意が必要な現代でありますので、
オススメもし難いので、
“信州地酒、日本酒がんばってますよ!”
“こんな活動もしておりますよ!”…と知って頂きたい一心でございます。
噺の世界を真似て、
冒頭に“まくら”めいてお喋りしておりますが、
今回はほぼ写真ですので、何だか勝手が違いますね。
何はともあれ、旅行記はあらましを終えての1発目、
そう、主目的である“温泉を楽しむ”ことの前に、
いきなり脱線して…しかし、書道においても日本酒の銘柄を書く、
臨書酒林、銘泉集としてシリーズ化して楽しんでいる自分としては、
とても興味があった催し物について、
しばらくの間、一席お付き合いを願っておきますが…。
・
・
「地酒王国 信州」
2020年度夏季企画展
( https://www.npmh.net/exhibition/2020/02/post.php )
・
・

長野県千曲市屋代にある「長野県立歴史館」に到着。
今回の件があるまで、失礼ながら全く存じ上げませんでした。
むしろ長野市の市街地にある…くらいの感覚。
高速道路、更埴I.C.を降りて少し…と言うカタチ。
Twitterでは、姨捨S.A.のスマートI.C.を使う…
…なんて書いていましたが、時間を優先しました。
そして、この企画展を見た後に、
どのみち姨捨S.A.の麓に行くので、北から南に南下しよう…と言う作戦。

フライヤーにもなっている「地酒王国 信州」の看板。
信州信濃に住んでいると日常になってしまっていますが、
これにワインの醸造所、ビールの醸造所、
焼酎は日本酒醸造所で一緒に醸されていたり…
それら地の酒全てを含めるなら、
量ではなく、メーカー数ならば全国一位の酒産国である…はず。
臨書酒林で各県を辿ると、
なるほど、ここまで多い県って少ないんです。そうなんです。

信州の日本酒に関わる展示が為されています。
松本の特徴に「城下町でプライドが高く」と言う文言があり、
松本で育った人間としては、ちょーっと「ムッ」としちゃいますね。
いや、それがプライドが高いって事なのかも知れませんが…。
しかし、古い時代の方に聞くと、
真田氏の城下町で栄えた上田市もそうだと言うし、
資料を眺めると、古い時代はなるほど、
松本より上田の方が栄えていた時代もあって…。

ラズベリーさんや、めしだ嬢には日頃、とってもお世話になっている、
長野市・東飯田酒造店の「おしのさん」ラベル。
「萌え酒」としての側面もありますが、
もともと「おしのさん」も地元のキャラクターなんですよね。
地域とのコラボレーション。
日本酒にはそうした側面もある訳でして。
( https://oshinosan.jimdofree.com/ )
↑篠ノ井おしのさんのページ。
3Dも2Dもあるキャラクターって、わりとレアかも。

東飯田酒造店から出展されているマッチ。
蔵造りで時代の付いた調度品が多くある蔵。
現代において、ほぼ衰退したマッチも、
時代によっては宣伝として…
これは海外もまた然りでしょう。そうした時代もあったんだ…と言う、
貴重な資料。そしてデザインの秀逸さ。
臨書酒林で古いラベルや菰樽を採用するくらいの自分ですから、
もう!大好物!

伊那高遠「仙醸」も出展が多かった蔵と記憶しています。
時代を感じるポスター。

こちらは信州佐久「初鶯」のポスター。
これが巡り巡って、ビールの水着のポスターになって行く…
…と言う認識で良いんですよね?たぶん。
そうした現代との関連性を含んで眺めると、
また面白みが違いますよね。

酒造組合主催で「金紋信州」と言う日本酒を出していたのか…
もしくは広告だったのか。
信州の日本酒ブランドを高める為の古い広告。

通いの酒徳利。江戸時代が主流の落語において、
「一人酒盛」や「猫の災難」に登場している徳利は、
きっとこんなカタチだったでしょう。
「初昇」は現代にはもう伝わっていない銘柄ですよね。
色んな場所で醸されていた「雲山」の中のひとつ、なのかな。
戸倉上山田温泉「坂井銘醸」の出展です。
ん。
この後に行く戸倉上山田温泉「亀清旅館」に、
10年ほど前に泊まった翌朝、自転車を借りて出掛けた、
「坂井銘醸」のものか!!
…とご縁を感じずにはいられませんでした。

メインオブジェとも言える実際の一升瓶と各地の日本酒、酒蔵の図。
個人的には、ここにワインとビールとウイスキーを足して欲しい。
…ワイン特区は、密集しているのでゴチャッとしそうですけれど。
でも、ここそこにワイナリーがある塩尻に住んでいると、
感じるところはありますね。
この写真は大好きな信州中野「岩清水」蔵のラベルを意地でも写したく、
こんな構図になりました。

特級、一級、二級と級別制度があった時代の日本酒のラベル。
仙醸と雲山、宝ヶ池正宗。

これ。これも戸倉上山田温泉の坂井銘醸なんです。
10年前は、このラベルの復刻酒がショップに販売されていましたが、
今はどうだろうなぁ。
今回の旅では立ち寄らなかったので、はてさて。

こちらは上田市・若林醸造「月吉野」の化粧瓶。
現代の観点で見てもお洒落。
現代のシリーズ、
若林真実杜氏のスタイリッシュなラベルシリーズも素敵ですし、
旧来のシリーズ、大吟醸ラベルもお洒落な…
酒質を離れて、そうした観点からも素敵な蔵元さんですね。
「月吉野」を右上から左に流す…と言う字のカタチ。
ありますけれど、あんまり数がない書き方だと思います。
(そもそも正宗など付かない、“〇乃〇”の様に乃を中央に入れない、
3文字以上の銘柄は、少数派ですので)

信州岡谷・「神渡、豊香」を醸す豊島屋さんの十二か月盃。

このサイコロを振って、出た目の盃…大きさの違う盃に酒を注いで飲みあう…と言う、
現代で言えば、パワハラアルハラ待った無しの危険アイテム。
落語「試し酒」にもありますけれど、
「量を飲む」ことそのものが男の権威権力であり、
娯楽だった時代のお遊び、ですね。

「あ、この左の幕、見覚えがある!」と足を止めたもの。
やはり諏訪。
今ではとっても綺麗になってしまいましたが、
信州諏訪「麗人」の蔵併設の販売所…
古い造りの当時もまた10年くらい前ですね。
その頃に掲げられていたもの、だと思います。確かに見覚えが。

酒造に関わる冊子。
これも1ページ1ページ、隅々まで読んでみたい本です。
装丁も洒落ていますね。

「最新清酒速醸法」…と言う本。
現代は、かえって生もとや山廃が増えて来る、
また群馬・土田だけでなく、
自然発酵の取り組み、あえて木桶で醸す…
…なんて速醸だけでなく、
様々な醸造法が取り入れられる時代になっていますね。
こう言う古い資料からも得るものはきっとあるはずで…。

「豊嶋屋(とよしまや)」のポスターとあります。
信州諏訪の「豊島屋(としまや)」の出展。
https://www.kk-toshimaya.co.jp/corporate/enkaku.html
豊島屋さんの会社沿革を見ても「豊嶋屋」についての表記がありません。
明治期の広告で、旧字的な意味合い…なのかしら。
慶応3年から続く企業ですから、先達ての盃もそうなんですけど、
色んな資料が残っていますね。

同様に豊嶋屋。書いてある文字も本当に興味深い。
あれ、今頃気付いたけれど、
慎太郎さんは新一郎の名をいつか継がれるのかしら。
代々当主の名前なんですね。
家系図を知らないので、ふとした疑問なのだけれど。

二級焼酎のラベル。「桜な美」で「さくらなみ」ですね。
紹介には「桜浪」とあったような。
書道で仮名や草書的「桜」の書き方を習っているので、
だいたい分かる!…って思えることが嬉しかったりして。
ただ、謳い文句の「つきぬ〇〇や、つきぬ流乃」…が読めない。
「ナ、ヨorセ」と読むのか、「布」にも見えるし…ぐぬぬ。
ここはもっと勉強せねば、ですね。
ただ、字の空間と連綿からして2文字でなく1文字だと思うんですよね。
あれ。
醸造元「藤井伊右衛門」さん、14代目は長野市長さんだ…。
吉野屋の方…ほほう。
戸倉上山田温泉の笹屋ホテルとも縁故があるのか。
…「笹」かな。すると「ササ」って「酒」の意味もあるから、
「尽きぬ笹や、尽きぬ流れの」は、ちょっと分かるかも。
…と、Twitterに投稿したところ、
噺家さんである三代目東生亭卋樂師匠からコメントを頂きました。
( @seraku_the3rd )
世楽師匠の正字に使われていて、
浅草仲見世の「世」も「卋」と言う画像付き。
ああ、そうか。じゃあ「世」は確定なんだとすると、
言葉が通じないから、他に何か間違えている…?と思いめぐらせると、
続く「や」に見える文字の流れが、
「や」の最終画を、いちばん最初に書いている…
…と言う事に気づきます。
この流れで書く場合、運筆には覚えがあって、
「能」の変体仮名、仮名で用いる「の」が近い。
すると、
「尽きぬ世の、尽きぬ流れの」となり意味が通る。
更には五七五調で、
「尽きぬ世の、尽きぬ流れの、桜な美」と繋がるので、
もう、間違いないと確信しました。
世楽師匠、お体の調子が優れないそうなので、
心配ですが、ご快復を祈念し、
また心からの感謝をここに記しておきたいと存じます。
本当にありがとうございました!

仙醸の古いラベル。
こう言う時代のレトロフォントもたまらなく好きです。
その時代は特別お洒落に仕上げた訳ではなく、
分かりやすさを重視してシンプルに…と言う事だと思うのですが、
今、現代の自分の目にはカッコ良いもの…と移ります。

県立歴史館所蔵の新潟・君の井蔵の名入り、
野尻湖を映した団扇。
団扇も宣伝道具のひとつ。
今だとリチウムイオン電池のUSB充電のポータブル扇風機ですか。
風情が段違い。

こちらの掛け軸、佐久穂町の黒澤酒造に、
信州SAKEカントリーツーリズムで出掛けた際、
その資料館で見たもの…だと思います。
・
・
…と、他にも展示物はありますが、
こうして書く部分としては、この辺りが頃合…
そう“ちょうどお時間”と言うところであります。
各蔵元さんから寄せられたもの、資料になりますが、
かと言って、
平時、蔵元さんで拝見できるか…と言うと、
この機に蔵出しされたものもあるでしょうし、
今だけの機会ととらえて違いないと存じます。
どうぞ、諸々とお気をつけて、ご覧になって頂ければ…
…と言う、宣伝になっておりますと幸いなのですが。
それでは本日はここまで。
次回旅行記…
…そうなんです。実は旅行記の一端になるのですが、
次回は、戸倉上山田温泉街へ至るまでを申し上げます。
どうぞ、また次回をお楽しみに。
ありがとうございました。
・
気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
「むむ!この酒は…?」と、そうなりましたら――…
ご通家でって方ではありませんね。
この企画展をご覧になった日本酒ファン…なンてところじゃねェかってンですが。
そうした方もいらっしゃいますでしょうけれど、
なかなか古い時代のものでして。
えー…旅行記と言うよりは、
この企画展に行って来た思い出を写真と共に…
もしお気に入りになりましたら、
是非ともお出掛け願えますてぇと幸いです…と言う、
信州地酒の為に、宣伝を致します。
現代の言葉で申し上げますと「ダイマ」なんて言うんですかね。
ダイレクトマーケティング。
コロナ界隈のお遊びが過ぎる訳で、
状況によって…と言う事は往々にして考えられるとは言えども、
一応は8月23日までの催し物となっております。
トークセッション、講演会の企画もございまして、
「地酒王国-信州酒の地域性、自然、未来-」
…をテーマに8月8日に、
「信州の酒文化と歴史・雑学」
…をテーマに8月22日に、事前の申し込みが必要ではありますが…なんてンで。
ひとつ、噺の前に心配なのは、
これをご覧になったからと言って、
「うん、満足!行かなくて良いや!」とならないで頂きたい…
だ、けれども、
お出掛けには細心の注意が必要な現代でありますので、
オススメもし難いので、
“信州地酒、日本酒がんばってますよ!”
“こんな活動もしておりますよ!”…と知って頂きたい一心でございます。
噺の世界を真似て、
冒頭に“まくら”めいてお喋りしておりますが、
今回はほぼ写真ですので、何だか勝手が違いますね。
何はともあれ、旅行記はあらましを終えての1発目、
そう、主目的である“温泉を楽しむ”ことの前に、
いきなり脱線して…しかし、書道においても日本酒の銘柄を書く、
臨書酒林、銘泉集としてシリーズ化して楽しんでいる自分としては、
とても興味があった催し物について、
しばらくの間、一席お付き合いを願っておきますが…。
・
・
「地酒王国 信州」
2020年度夏季企画展
( https://www.npmh.net/exhibition/2020/02/post.php )
・
・
長野県千曲市屋代にある「長野県立歴史館」に到着。
今回の件があるまで、失礼ながら全く存じ上げませんでした。
むしろ長野市の市街地にある…くらいの感覚。
高速道路、更埴I.C.を降りて少し…と言うカタチ。
Twitterでは、姨捨S.A.のスマートI.C.を使う…
…なんて書いていましたが、時間を優先しました。
そして、この企画展を見た後に、
どのみち姨捨S.A.の麓に行くので、北から南に南下しよう…と言う作戦。
フライヤーにもなっている「地酒王国 信州」の看板。
信州信濃に住んでいると日常になってしまっていますが、
これにワインの醸造所、ビールの醸造所、
焼酎は日本酒醸造所で一緒に醸されていたり…
それら地の酒全てを含めるなら、
量ではなく、メーカー数ならば全国一位の酒産国である…はず。
臨書酒林で各県を辿ると、
なるほど、ここまで多い県って少ないんです。そうなんです。
信州の日本酒に関わる展示が為されています。
松本の特徴に「城下町でプライドが高く」と言う文言があり、
松本で育った人間としては、ちょーっと「ムッ」としちゃいますね。
いや、それがプライドが高いって事なのかも知れませんが…。
しかし、古い時代の方に聞くと、
真田氏の城下町で栄えた上田市もそうだと言うし、
資料を眺めると、古い時代はなるほど、
松本より上田の方が栄えていた時代もあって…。
ラズベリーさんや、めしだ嬢には日頃、とってもお世話になっている、
長野市・東飯田酒造店の「おしのさん」ラベル。
「萌え酒」としての側面もありますが、
もともと「おしのさん」も地元のキャラクターなんですよね。
地域とのコラボレーション。
日本酒にはそうした側面もある訳でして。
( https://oshinosan.jimdofree.com/ )
↑篠ノ井おしのさんのページ。
3Dも2Dもあるキャラクターって、わりとレアかも。
東飯田酒造店から出展されているマッチ。
蔵造りで時代の付いた調度品が多くある蔵。
現代において、ほぼ衰退したマッチも、
時代によっては宣伝として…
これは海外もまた然りでしょう。そうした時代もあったんだ…と言う、
貴重な資料。そしてデザインの秀逸さ。
臨書酒林で古いラベルや菰樽を採用するくらいの自分ですから、
もう!大好物!
伊那高遠「仙醸」も出展が多かった蔵と記憶しています。
時代を感じるポスター。
こちらは信州佐久「初鶯」のポスター。
これが巡り巡って、ビールの水着のポスターになって行く…
…と言う認識で良いんですよね?たぶん。
そうした現代との関連性を含んで眺めると、
また面白みが違いますよね。
酒造組合主催で「金紋信州」と言う日本酒を出していたのか…
もしくは広告だったのか。
信州の日本酒ブランドを高める為の古い広告。
通いの酒徳利。江戸時代が主流の落語において、
「一人酒盛」や「猫の災難」に登場している徳利は、
きっとこんなカタチだったでしょう。
「初昇」は現代にはもう伝わっていない銘柄ですよね。
色んな場所で醸されていた「雲山」の中のひとつ、なのかな。
戸倉上山田温泉「坂井銘醸」の出展です。
ん。
この後に行く戸倉上山田温泉「亀清旅館」に、
10年ほど前に泊まった翌朝、自転車を借りて出掛けた、
「坂井銘醸」のものか!!
…とご縁を感じずにはいられませんでした。
メインオブジェとも言える実際の一升瓶と各地の日本酒、酒蔵の図。
個人的には、ここにワインとビールとウイスキーを足して欲しい。
…ワイン特区は、密集しているのでゴチャッとしそうですけれど。
でも、ここそこにワイナリーがある塩尻に住んでいると、
感じるところはありますね。
この写真は大好きな信州中野「岩清水」蔵のラベルを意地でも写したく、
こんな構図になりました。
特級、一級、二級と級別制度があった時代の日本酒のラベル。
仙醸と雲山、宝ヶ池正宗。
これ。これも戸倉上山田温泉の坂井銘醸なんです。
10年前は、このラベルの復刻酒がショップに販売されていましたが、
今はどうだろうなぁ。
今回の旅では立ち寄らなかったので、はてさて。
こちらは上田市・若林醸造「月吉野」の化粧瓶。
現代の観点で見てもお洒落。
現代のシリーズ、
若林真実杜氏のスタイリッシュなラベルシリーズも素敵ですし、
旧来のシリーズ、大吟醸ラベルもお洒落な…
酒質を離れて、そうした観点からも素敵な蔵元さんですね。
「月吉野」を右上から左に流す…と言う字のカタチ。
ありますけれど、あんまり数がない書き方だと思います。
(そもそも正宗など付かない、“〇乃〇”の様に乃を中央に入れない、
3文字以上の銘柄は、少数派ですので)
信州岡谷・「神渡、豊香」を醸す豊島屋さんの十二か月盃。
このサイコロを振って、出た目の盃…大きさの違う盃に酒を注いで飲みあう…と言う、
現代で言えば、パワハラアルハラ待った無しの危険アイテム。
落語「試し酒」にもありますけれど、
「量を飲む」ことそのものが男の権威権力であり、
娯楽だった時代のお遊び、ですね。
「あ、この左の幕、見覚えがある!」と足を止めたもの。
やはり諏訪。
今ではとっても綺麗になってしまいましたが、
信州諏訪「麗人」の蔵併設の販売所…
古い造りの当時もまた10年くらい前ですね。
その頃に掲げられていたもの、だと思います。確かに見覚えが。
酒造に関わる冊子。
これも1ページ1ページ、隅々まで読んでみたい本です。
装丁も洒落ていますね。
「最新清酒速醸法」…と言う本。
現代は、かえって生もとや山廃が増えて来る、
また群馬・土田だけでなく、
自然発酵の取り組み、あえて木桶で醸す…
…なんて速醸だけでなく、
様々な醸造法が取り入れられる時代になっていますね。
こう言う古い資料からも得るものはきっとあるはずで…。
「豊嶋屋(とよしまや)」のポスターとあります。
信州諏訪の「豊島屋(としまや)」の出展。
https://www.kk-toshimaya.co.jp/corporate/enkaku.html
豊島屋さんの会社沿革を見ても「豊嶋屋」についての表記がありません。
明治期の広告で、旧字的な意味合い…なのかしら。
慶応3年から続く企業ですから、先達ての盃もそうなんですけど、
色んな資料が残っていますね。
同様に豊嶋屋。書いてある文字も本当に興味深い。
あれ、今頃気付いたけれど、
慎太郎さんは新一郎の名をいつか継がれるのかしら。
代々当主の名前なんですね。
家系図を知らないので、ふとした疑問なのだけれど。
二級焼酎のラベル。「桜な美」で「さくらなみ」ですね。
紹介には「桜浪」とあったような。
書道で仮名や草書的「桜」の書き方を習っているので、
だいたい分かる!…って思えることが嬉しかったりして。
ただ、謳い文句の「つきぬ〇〇や、つきぬ流乃」…が読めない。
「ナ、ヨorセ」と読むのか、「布」にも見えるし…ぐぬぬ。
ここはもっと勉強せねば、ですね。
ただ、字の空間と連綿からして2文字でなく1文字だと思うんですよね。
あれ。
醸造元「藤井伊右衛門」さん、14代目は長野市長さんだ…。
吉野屋の方…ほほう。
戸倉上山田温泉の笹屋ホテルとも縁故があるのか。
…「笹」かな。すると「ササ」って「酒」の意味もあるから、
「尽きぬ笹や、尽きぬ流れの」は、ちょっと分かるかも。
…と、Twitterに投稿したところ、
噺家さんである三代目東生亭卋樂師匠からコメントを頂きました。
( @seraku_the3rd )
世楽師匠の正字に使われていて、
浅草仲見世の「世」も「卋」と言う画像付き。
ああ、そうか。じゃあ「世」は確定なんだとすると、
言葉が通じないから、他に何か間違えている…?と思いめぐらせると、
続く「や」に見える文字の流れが、
「や」の最終画を、いちばん最初に書いている…
…と言う事に気づきます。
この流れで書く場合、運筆には覚えがあって、
「能」の変体仮名、仮名で用いる「の」が近い。
すると、
「尽きぬ世の、尽きぬ流れの」となり意味が通る。
更には五七五調で、
「尽きぬ世の、尽きぬ流れの、桜な美」と繋がるので、
もう、間違いないと確信しました。
世楽師匠、お体の調子が優れないそうなので、
心配ですが、ご快復を祈念し、
また心からの感謝をここに記しておきたいと存じます。
本当にありがとうございました!
仙醸の古いラベル。
こう言う時代のレトロフォントもたまらなく好きです。
その時代は特別お洒落に仕上げた訳ではなく、
分かりやすさを重視してシンプルに…と言う事だと思うのですが、
今、現代の自分の目にはカッコ良いもの…と移ります。
県立歴史館所蔵の新潟・君の井蔵の名入り、
野尻湖を映した団扇。
団扇も宣伝道具のひとつ。
今だとリチウムイオン電池のUSB充電のポータブル扇風機ですか。
風情が段違い。
こちらの掛け軸、佐久穂町の黒澤酒造に、
信州SAKEカントリーツーリズムで出掛けた際、
その資料館で見たもの…だと思います。
・
・
…と、他にも展示物はありますが、
こうして書く部分としては、この辺りが頃合…
そう“ちょうどお時間”と言うところであります。
各蔵元さんから寄せられたもの、資料になりますが、
かと言って、
平時、蔵元さんで拝見できるか…と言うと、
この機に蔵出しされたものもあるでしょうし、
今だけの機会ととらえて違いないと存じます。
どうぞ、諸々とお気をつけて、ご覧になって頂ければ…
…と言う、宣伝になっておりますと幸いなのですが。
それでは本日はここまで。
次回旅行記…
…そうなんです。実は旅行記の一端になるのですが、
次回は、戸倉上山田温泉街へ至るまでを申し上げます。
どうぞ、また次回をお楽しみに。
ありがとうございました。
2020/06/22
・
・
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
「あの頃は良かった…」…なんと言う言葉は、
郷愁を誘うような物悲しくも温かいような…
時々に色んな…人それぞれの感情を伝えますよねぇ。
その逆もまた然り…なんて所でして。
「ティラミス」だって当時は一世風靡の大ブーム。
今では定番のイタリアンデザート…ああ、ドルチエですね?
子供の頃は確か無かったはずなのに、
気付けばそこに存在していて、日常化…
「あると嬉しい」存在にまでなっている…
そんなものも、世間にはたくさんございます様で…。
流行りや興りに関わりなく、
元々使っておいでだったからこそ一日の長、
いやいや、長年の長…と申し上げますと、
あら、頭痛が痛いみたいな言い回しになってしまいますか。
中国山椒、四川山椒、花椒…そんな言い方を致しますね。
本日は、松本市は緑町、中華料理の「廣東」に出掛けて行った噺。
どうぞ最後までお付き合いをくださいませ。
・
・
思うに。
今では普通に意味が通る「カラシビ」だって、
ちょっと前までは通じなかった言葉ですよね。
食べ物を口にして、痺れる…なんて言うのは、
古い感覚で言えば、
「食べたら危ないもの」って宛がったって悪からず…の様な。
思うに。
「汁なし担々麺」のブームがあって広がったスパイスなのではないか、と。
そして麻婆豆腐にも…
例えばスーパーに行っても丸美屋、味の素…
そうした万人向けに作られた「麻婆豆腐の素」にだって、
中国山椒仕様を謳ったものが出ていますから、
市民権はバッチリ得ている…と言う事が伺えます。
その日…いや前日くらいからカレーの気分だったので、
僕は「カレー焼きそば+ライス」で。
YOKOさんは大好物の「酸辣湯麺(バイカラ)」で。
麻婆豆腐…麻婆丼、麻婆麺も良かった…とはふたりとも思います。
これも「廣東」のメニュウの中でも特に好きなもの。
でも、この日は当日朝のお店のツイートにもあったし、
座ってみて、黒板メニュウでもあったので、
気になったこちらを頼んでみました。
「鳥皮の炊いたん」
鳥皮を中国山椒を始めとして、中華料理の技法で炊いたもの。
これが、本当に美味しくて!
酒の肴のイメージで注文してみたのですが、
「ご飯にも合うんですよ」と伺う…
ちょうどカレー用にご飯を左手に持っている…
じゃあ、と試すと、
飛び上がるほど美味しかった。
以前に期間限定であった白麻婆豆腐にどこか近い印象も。
鳥皮の甘味、山椒の爽やかさでご飯が旨い。
「ああー、これお持ち帰りできねぇかなー」
…と食べながら思います。
ああ、なるほど、ご飯が旨い。でもこの味の良さはお酒にもホント良さそう。
けれど、テイクアウトメニュウに無い限定の黒板メニュウ、
お持ち帰り…どうだろう、出来るかなぁ…。
ずっと考えていました。
これは日本酒や焼酎も輝かせる肴だ、と。
「廣東」、テイクアウトも可能です。
(電話などで予約される、状況を伺う…なんて所が良さそうです)
これはコロナ禍の中で、テイクアウト販売の用意をされたからこそ。
テイクアウトメニュウにはないけれど、
鳥皮を持って帰れないか…よし、ダメ元で交渉してみよう!
…とおかみさんに話すと「あら、出来ますよー」」と即答。
今食べたものを美味しかったからテイクアウトする…
…と言うカタチ。
瞬間、今のこのやや不便な状況も、ちょっとラッキーと思ってしまうほど。
ツイートで味の感想もリアルタイムに残していますね。
花椒の煮込みって、あんまり馴染みないかも。
鶏皮だからこそオイル煮の雰囲気もあり、
素晴らしいまろみと風味の伸び。
これ、出会えたことに感謝するレベルの旨さ!
…とのこと。
細かく刻まれていて、ちょいちょいとつまんで食べる辺りも、
酒飲みには、良い塩梅。
昨今の汁なし担々麺や麻婆豆腐にある中国山椒の使われ方とは、
少し違って味わう事が出来ますね。
煮込みであるからか、
じんわりと辛味に繋がって、刺激がゆっくり上って来る感じ。
でも、どの段に置いても水やお酒が挟まると、
スーッと清涼感がやって来る。
鳥皮の旨オイル感でマスキングされるのか、
本当美味しさと清涼感の交錯具合が、実にファンタスティック。
これは食べてこそ伝わる体感の喜びですね。
・
「廣東」、感染対策、色々と講じられております。
工夫も随所に見ることが出来ました。
さて、本日はここまで。
ちょうどお時間となっております。
それではまた次回。
ありがとうございました。
2020/06/05
・
・
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
えー…
お古い噺においても、こう申したり致しますよね。
「袖振り合うも他生の縁、路傍の石も縁の端くれ…」
…よく言ってございますけれども。
後から気づいたくらいなんです。
信州の居酒屋さん、日本酒居酒屋さんにおいて、
「徳島・鳴門鯛」を置いている…
…それがスポットなのか常駐なのかは分かりません。
何せ、初めて訪れた訳ですから。
でも、それでも縁づいていて良いものだねぇ、と。
「うず潮」と言うお店の屋号に、
徳島・鳴門鯛…
鳴門のうず潮って有名じゃありませんか。
どちらも「ウズシオ」って言うのは、面白い。
41周年を迎えるんだそうです。
昨年だったか、
ふとお店の前を通ると、
やたら日本酒の銘柄が並んでいて、
「はて?そんなお店だったのか?」で気付き、
ラーメン関連の情報で、
ランチタイムがお得であること、
居酒屋だけれど、美味しいラーメンがある事などを知り、
じゃあ、出掛けて行こうか…
…としたら、リニューアル工事だったり、
このコロナ禍であったり…
捨てる神あれば拾う神あり、
お休みを知る際の電話対応が良かった事も記憶に残り、
別日に近くの「無奏天生」に出掛けてみたら、
うず潮の一行がお食事中だったり…
何かとご縁があるみたいで、
ようやく念願叶って辿り着いた…と言う、
一席のあらましを、先んじて振っておくなら、こんな感じ。
出掛けて行ったその日をお喋りさせて頂きます。
どうぞ、最後までお付き合いを願っておきますが…。
・
・

YOKOさんは生中からスタート。
僕は早速日本酒から…
…店頭の看板にも銘柄が掛かれていて、
「いっぱいありそうだな」とは思っていましたが、
店内の冷蔵庫を見ると、
「うっわ、めっちゃいっぱいある!」と喜べます。
日本酒居酒屋さんと謳ったって十二分なラインナップ。
1合入りです。
お値段はお酒ごとに異なりますが、
お安い部類に入るのではないでしょうか。
調べてみると、
「鳴門鯛」は2007年のはせがわ酒店の試飲会で飲んでいるみたい。
噺の中では信州上田・喜久盛の凍結濃縮システムに関わる部分で、
「鳴門鯛」蔵が出て来ていて…
…名前があまりにも有名で、知ってはいるのだけれど、
実際にちゃんと飲んだことがない銘柄でした。
こうして1合、じっくり付き合えるって嬉しい。

野菜サラダの野菜も良いものに感じました。
写真だと伝わりにくいんですが、キュウリはかなりの大きさでした。
出来るだけ食事には野菜を…と思っているので、
どこにでもあるメニュウかも知れないけれど、
サラダがちゃんと美味しいこと、これは僕らにとっては大きい。

お刺身3点盛りに、おまけ1種の計4点。
「うず潮」のTwitterアカウントにおける、
テイクアウトのお刺身盛り合わせのお写真も、
とても美味しそうでしたが、
実物を目の当たりにすると、カットの大きさにビックリしますね。
1380円だったかな。あれ、1280円?それくらいだったかと。
お値打ちだと感じました。
大きくて厚めなので、口の中での主張しっかり。
みどり湖とか平出の泉とかしかない、
無海の地の極致の様な場所で、
こうしてお刺身を頂ける事は有難いですね。
(そして、ランチタイムの海鮮丼を狙う流れになるのですが)

YOKOさんは、
福島・写楽などとも迷いながら、
信州上田・信州亀齢・純米吟醸“稲倉の棚田”を選びました。
楽しむ中で「これはいつも美味しいなぁ」と思うことが出来る銘柄の揃えが良い。

僕の2杯目は、
愛知・醸し人九平次・純米大吟醸“雄町”を選びました。
地酒…と言うか、
県外に出にくいタイプのお酒ではなく、
全国区だったり、首都圏には普及している様な、
そう、TLで見かけた事がある様な…
そんな日本酒たちが多いでしょうか。
色々あって迷いましたが、
久し振りに「九平次」を飲んでみる事にしました。
少量の飲み比べセットなども企画していたそうです。
コロナ禍の中で、なかなかそれも難しくなったご様子。
日本酒のストック量は、素晴らしいものがありますから、
色々楽しむことが出来ると良いなぁ、とは思います。
それ以上に、塩尻駅前でもっと日本酒文化が根付くと良いな、と思います。
和らぎ水も、自分たちがお願いする前に届けられていましたし、
これだけの種類ですから、
日本酒の多彩さに触れる方が増えたなら、きっと…と思いました。

居酒屋さんメニュウはひと通り以上にあります。
炭火焼きで、こちらは串の盛り合わせ。

鯵のなめろう、個々に使われるお魚も叩いて刻んで…ではなく、
角切りに近い、結構な厚さ。
・
今回は初めてだったから、
雰囲気を知るため…なんて言うカタチで軽飲み、なんて所でした。
次回…“ウラを返す”、なんて思いを果たす前に、
5月中は、普段は営業されていない土日のランチタイム営業をされていた事もあり、
ランチに2回、出掛けておりますから、またこうしてお伝え出来たら良いなぁ…
…なんてところで。
本日はここまで。
ちょうどお開きの時間となっております。
金、土、日と休日の方も多いでしょう。
感染対策なども講じながら、
楽しむことが出来るところは、大いに楽しんで行きたいものですね。
今宵の1杯が、どうぞ幸溢れるものでありますよう。
しばしのお暇、頂戴致します。
ありがとうございました。
・
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
えー…
お古い噺においても、こう申したり致しますよね。
「袖振り合うも他生の縁、路傍の石も縁の端くれ…」
…よく言ってございますけれども。
後から気づいたくらいなんです。
信州の居酒屋さん、日本酒居酒屋さんにおいて、
「徳島・鳴門鯛」を置いている…
…それがスポットなのか常駐なのかは分かりません。
何せ、初めて訪れた訳ですから。
でも、それでも縁づいていて良いものだねぇ、と。
「うず潮」と言うお店の屋号に、
徳島・鳴門鯛…
鳴門のうず潮って有名じゃありませんか。
どちらも「ウズシオ」って言うのは、面白い。
41周年を迎えるんだそうです。
昨年だったか、
ふとお店の前を通ると、
やたら日本酒の銘柄が並んでいて、
「はて?そんなお店だったのか?」で気付き、
ラーメン関連の情報で、
ランチタイムがお得であること、
居酒屋だけれど、美味しいラーメンがある事などを知り、
じゃあ、出掛けて行こうか…
…としたら、リニューアル工事だったり、
このコロナ禍であったり…
捨てる神あれば拾う神あり、
お休みを知る際の電話対応が良かった事も記憶に残り、
別日に近くの「無奏天生」に出掛けてみたら、
うず潮の一行がお食事中だったり…
何かとご縁があるみたいで、
ようやく念願叶って辿り着いた…と言う、
一席のあらましを、先んじて振っておくなら、こんな感じ。
出掛けて行ったその日をお喋りさせて頂きます。
どうぞ、最後までお付き合いを願っておきますが…。
・
・
YOKOさんは生中からスタート。
僕は早速日本酒から…
…店頭の看板にも銘柄が掛かれていて、
「いっぱいありそうだな」とは思っていましたが、
店内の冷蔵庫を見ると、
「うっわ、めっちゃいっぱいある!」と喜べます。
日本酒居酒屋さんと謳ったって十二分なラインナップ。
1合入りです。
お値段はお酒ごとに異なりますが、
お安い部類に入るのではないでしょうか。
調べてみると、
「鳴門鯛」は2007年のはせがわ酒店の試飲会で飲んでいるみたい。
噺の中では信州上田・喜久盛の凍結濃縮システムに関わる部分で、
「鳴門鯛」蔵が出て来ていて…
…名前があまりにも有名で、知ってはいるのだけれど、
実際にちゃんと飲んだことがない銘柄でした。
こうして1合、じっくり付き合えるって嬉しい。
野菜サラダの野菜も良いものに感じました。
写真だと伝わりにくいんですが、キュウリはかなりの大きさでした。
出来るだけ食事には野菜を…と思っているので、
どこにでもあるメニュウかも知れないけれど、
サラダがちゃんと美味しいこと、これは僕らにとっては大きい。
お刺身3点盛りに、おまけ1種の計4点。
「うず潮」のTwitterアカウントにおける、
テイクアウトのお刺身盛り合わせのお写真も、
とても美味しそうでしたが、
実物を目の当たりにすると、カットの大きさにビックリしますね。
1380円だったかな。あれ、1280円?それくらいだったかと。
お値打ちだと感じました。
大きくて厚めなので、口の中での主張しっかり。
みどり湖とか平出の泉とかしかない、
無海の地の極致の様な場所で、
こうしてお刺身を頂ける事は有難いですね。
(そして、ランチタイムの海鮮丼を狙う流れになるのですが)
YOKOさんは、
福島・写楽などとも迷いながら、
信州上田・信州亀齢・純米吟醸“稲倉の棚田”を選びました。
楽しむ中で「これはいつも美味しいなぁ」と思うことが出来る銘柄の揃えが良い。
僕の2杯目は、
愛知・醸し人九平次・純米大吟醸“雄町”を選びました。
地酒…と言うか、
県外に出にくいタイプのお酒ではなく、
全国区だったり、首都圏には普及している様な、
そう、TLで見かけた事がある様な…
そんな日本酒たちが多いでしょうか。
色々あって迷いましたが、
久し振りに「九平次」を飲んでみる事にしました。
少量の飲み比べセットなども企画していたそうです。
コロナ禍の中で、なかなかそれも難しくなったご様子。
日本酒のストック量は、素晴らしいものがありますから、
色々楽しむことが出来ると良いなぁ、とは思います。
それ以上に、塩尻駅前でもっと日本酒文化が根付くと良いな、と思います。
和らぎ水も、自分たちがお願いする前に届けられていましたし、
これだけの種類ですから、
日本酒の多彩さに触れる方が増えたなら、きっと…と思いました。
居酒屋さんメニュウはひと通り以上にあります。
炭火焼きで、こちらは串の盛り合わせ。
鯵のなめろう、個々に使われるお魚も叩いて刻んで…ではなく、
角切りに近い、結構な厚さ。
・
今回は初めてだったから、
雰囲気を知るため…なんて言うカタチで軽飲み、なんて所でした。
次回…“ウラを返す”、なんて思いを果たす前に、
5月中は、普段は営業されていない土日のランチタイム営業をされていた事もあり、
ランチに2回、出掛けておりますから、またこうしてお伝え出来たら良いなぁ…
…なんてところで。
本日はここまで。
ちょうどお開きの時間となっております。
金、土、日と休日の方も多いでしょう。
感染対策なども講じながら、
楽しむことが出来るところは、大いに楽しんで行きたいものですね。
今宵の1杯が、どうぞ幸溢れるものでありますよう。
しばしのお暇、頂戴致します。
ありがとうございました。
2020/06/03
・
・
気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
んー…
まぁ、実際はチャーハンでお開きになっている…
締め括り取り締まりなのですけれども、
いきなりこれを申し上げましたって、何が何だか分からない。
増して、お浮かれの世情にクラスター発生の報道で、
冷や水…だけれど、冷や汗、
しっかり守って行かねばならぬ日常を…なんてんで、
ええ、訳が分かりませんけれども、
無沙汰をお詫び申し上げながら、
一席、頑張ってみようと言う…お付き合いを願っておこうと言う…
そんなところでございます。
どうぞ、頑張ってついて来て下さいませ。
えー…Twitterには、こう投稿いたしました。
「この瞬間を2ヶ月待ってた。」
追って
「違うわ、3ヶ月ぶりくらいだ。」
…と。
対コロナウイルス対策で自粛していました。
こうして、この場所に来ることを。
大切な場所です。
自分が無自覚に持っていたなら移してしまう。
それだけは絶対に絶対に避けねばならない。
来たくて仕方がなかったけれど、
今日まで、自制の一念。
足を怪我した3月21日、
その翌日に訪れるつもりでいたから、
本当に長く、このカウンターに辿り着いていませんでした。
高揚する心持ち。
当日は、不思議といつも通りのお楽しみだったんです。
こうして思い返してみると、
チャーハンを見ただけでも「やったぜー!!」って心境。
すごく不思議なものです。
帰って来てからの方が興奮したりなんかして。
ささやかな贅沢を、
日本酒を楽しむ晩を…まだ全て取り戻した世の中でないにせよ、
まずは、少しだけ「時を戻そう」的な感覚で…
今回のブログタイトルをどうしようかって考えていて、
一見すると遊びのタイトルに見えるのだけれど、
嬉しい心持ち、
率直なところ、
ああ、日本酒をいっぱい飲んで、チャーハンを食べて、
ニコニコしながらYOKOさんと四柱神社にお参りをして、
駅を目指すと言う…
あんなに繰り返して来た日常の尊さを、
知っていたけれど、なお実感すると言う…
…取り留めもなく書くと止まりませんから、このくらいで。
全国の日本酒を多く取り揃える厨十兵衛ですから、
当日の日本酒と、メモした内容とを簡単にご報告して、
この一席、お開きとさせて頂きたく存じ上げます。
・
・
信州岡谷・豊香、出品酒に近い感じかな。
甘旨さと洗練された瑞々しさ、輝きがあり良き。
山口・原田、ツルンとした酒質、中からパインメロンバナナ。後半に向け、
しっかりキレあり。じわっと酸、渋残り、肴を呼び込む。
…とツイート。
豊香、2019年年末の蔵出しとあったので、
年末のお年取り、贅沢なお酒だったのかしら…と思います。
ぐうの音も出なくなる素晴らしい美味しさ。
「豊香」、大将のお気に入りになっていて、
「信州亀齢」と共に、複数種オンメニュウしていました。
YOKOさんは「原田」から。
美味しい記憶があったみたいで、選び出しました。
たぶんいちばん「原田」で手に取りやすく、
かつ自分たちが飲み始めてから回数の多い、象徴的なボトル。
今回も美味しくて何よりでした。
臨書酒林でも書いたし!
福岡・若波!綺麗で透明感、奥に硬さ、キリッとスマートな後半。とてもシャープ。
…とツイート。
色々悩んだのだけれど、
臨書酒林で書いた蔵元さんがあると、
やっぱり書きたくなりますとも。
西の酒として印象を浮かべやすい軽快さがありました。
鰹の酒盗和えにも良い感じ。
福島・写楽の純吟、播州山田錦、トータルバランスすごい!
全体的に美味しいって言い方。
ふんわりした酒質も持ちながら、パーフェクトボディ感。こりゃ良い酒だ。
…とツイート。
YOKOさんは次いで「写楽」を。
外さない、いつも美味しいと思わせる信頼性。
突出した派手さ、分かりやすさはないのだけれど、
すごく自然に入って来て、
美酒にうっとり…みたいな仕草を呑み手にさせるお酒と言うか。
福島・弥右衛門、別品。スマートに入って、
チリチリって微発泡が…クリーム感って言うか、繊細に入って来る。
全体にはドライ、細やかに甘みが入る。かなりドライなのかなぁ?
でも、そこに大和川らしい造りの「らしさ」が、
心地良い飲みの重さを軽やかだけど確かに与えてくれて。
…とツイート。
この弥右衛門、辰泉、飛露喜などの福島酒の中、
どれもこれも良さそうで選べなかったので、
「福島酒で、オススメを」とリクエストして。
今は、これが似合うと思って頂いたみたい。
弥右衛門、ふっくらした印象のあるお酒のイメージを持っていますが、
(…とは言え、それに限らず多彩に美味しい蔵だと思います)
それよりずっとスマートな雰囲気。
こうした味わいも実に興味深いです。
あー、愛知・醸し人九平次のhuman、すごい良い。美味しい。
落ち着きと艶やかさと。軽やかに入るのに、トロンとさせる。
解け良く、透き通る。非常に良い。これうまいな。甘辛とか、そう言う言葉じゃ勿体ない。
…とツイート。
飲んだことが無かったので、頼んでみたいな、と。
「human」は2018年のタグが付いていますから、少し熟成されていますね。
その効果なのか、滑らかさが酒質に出ていて、とても良かった。
福島・ささまさむね、甘旨さが始まるのに、スッキリ終わる。
すごいなぁ!ひとつのお酒を飲むのに、始まって終わって、ストーリーある。
…とツイート。
YOKOさんは、甘味のあるお酒をリクエスト。
比較的、甘味の光る「ささまさむね」ですが、
弥右衛門とラインをどこか…
飲みのストーリーの伏線になるのか、
甘いだけでない、飲みの終盤に、
甘さも感じながら、くどい終わり方をしない、
とても綺麗な、完結される味わいを持つ1本でした。
ほー!?これ、美味しいね?甘酸っぱさ、どこか生もと感、
良い含みのボリューム、軽さと旨さと。軽めなんだけど、甘い雰囲気の通りが良くて。
…とツイート。
タイムラインで見かけて気になっていた新潟・あべ、
これも頼んでみました。
どこか石川県、福井県の山廃感、熟成感、
大きくゆったりした流れのある味わいでした。
・
・
以上、美味しく日本酒を頂きました…ってところで。
チャーハンのタイトルなのに、主題は日本酒のことだと言う…。
おっと、それではちょうどお時間。
ありがとうございました。
2020/04/27
・
・

えー…
気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
相変わらずのところ、
いっぱいのお運び様で誠にありがとう存じます。
本日もお持ち帰り、テイクアウトのウマイもんについて、
申し上げますので、どうぞ最後までお付き合い下さいませ。
えー…
よく、偉い先生方が仰いますには、
「光陰矢の如し」なんと言う。
えー、どう言った意味を持つ言葉か―…と伺いますと、
「光陰」は「矢の如し」だなぁ、と…
…まぁ、そう言った訳でございますけれども。
都合、3度目となります。
松本駅前「風林火山」で受け渡しが出来るテイクアウト。
松本市に3店、長野市に2店、
「風林火山」、「ばんざい家」、「馳走志ぶき」、
「風林火山・長野駅前店」、「風林火山・炉の前」…と、
これらを展開致します「喜笑堂」の日替わり弁当。
1000円の価値、考えたくなります。
こんなにいっぱいあって1000円で良いのか。
お得感あって、美味しさもあって、
YOKOさんもニコニコと上機嫌で食べてくれて、
食卓に花が咲く様でありまして。
「これが1000円だったら、毎週でも行っちゃうよ」
…と、思ってしまう。
こと、自粛が続く世情ですから、
お店の美味しいお料理を家に持って帰って来ることが出来るてなァ、
たいへんな幸福でありますな。
週末土曜日は「風林火山の日」みたく。

Twitterでもご報告しており、
重なる部分もありますが、それはご容赦を。
ビーフシチューが今回の目玉でした。
ビーフシチューですよ。
多彩になったコンビニ弁当ですら見かけない…
ビーフシチューでかつ、
食べてみて分かるのですが、
牛の脂がしっかりと出ていて、非常に濃厚。
しかし、牛肉は柔らかく味が乗っていて、たまンない!
後述する日本酒とも相性が良かったですし、
ビールも良かった、
試してはいませんが、ワインが合わないはずもなく…。
お酒呑みの心持ちが分かるお店ですもの。
流石の美味しさ、堪能しました。
YOKOさんは、いつも「おばんざい6種盛り」も良いんだと言います。
目玉が写真左下、左上がそれ。
「ばんざい家」の目玉ですよねぇ。
いやあ、それぞれ全く別の味、バラエティに富んでいて楽しい。
お酒と共に僕らは楽しんでおりますが、
おまんまを用意されても良いでしょう。それぞれの味、際立ちます。
必ず山賊焼が乗る右上も、実は嬉しくて。
ソウルフードとは言いますが、
大判1枚をひとりで食べ切るには、度胸が要りますよ。
カロリーとしても胃袋の加減としても。
この適度な量が嬉しいじゃありませんか。
あるとないとでは、満足感が段違いです。あるからこそ大満足!
焼き魚もこれまでの1週に1度ずつ、3度、毎回違いますね。
…なんか、何と言うのかなぁ…
「もうずっとこれで良いんじゃないか」って、ちょっとだけ思うんです。
ちょっとだけです。
僕は松本の「風林火山」と「ばんざい家」にしか出掛けた事がありませんが、
どちらもとても活気があって、
お店の方も威勢が良く、お料理はもう絶品で…
こうして3度お世話になって、
「ああ、早く元の生活に戻りたい」「戻ったら行こう」と思います。
厨十兵衛にもアガレヤにも、深酒にも行きたいです。
だからこそ、自粛の辛抱に努めようとも思う訳ですが。
・
さて。
この非常事態において、特例措置がこと飲食店にもいくつか。
その中のひとつに、
本来は酒屋さん、酒販店のみが行うことが出来る、
「お酒の販売」が飲食店でも認められる様になりました。
「風林火山」では、
小瓶に日本酒を詰めたお得なセット売りも行っておりますが、
1本、新進気鋭の銘柄を取り扱っております。
それも本来は1700円で販売されるものを300円引き、1400円にて。
これは買わずにはいられない。
(日替わり弁当、購入のお客さんに限り、とあったとは思います)

信州大町・株式会社市野屋の「ほしいち」シリーズ、
山廃仕込み特別純米原酒“美山錦”「フォレスト」です。
Twitterに記録したメモは、以下の通り。
驚くべき食への反応力!肴を輝かせます!
しっかりした酒質、山廃造りによるものか、酸&辛さがキリッとしていて、
どんな…ビーフシチューにもお新香、焼き魚…どれにしたって、
風味を引き出し口中を締めくくり!驚いた!
市野屋さんのお酒、ホント素晴らしいですね!これは旨いや!
…とのこと。
しかし、先んじて「あっ、これはメモを取らなきゃ!取りたい!」
…と思って、ひとこと。
お酒単体だと、やや硬い、と思う。
ああ、だから室温にちょっと近づいた方が…って社長、言っていたのかな。
明るい、キュート系な香、キレ良し。辛さがハリあって。
…お酒だけだと、ね。
これ、食を加えると「えっ!?こんなに広がるんだ!?」って驚かされた。
…と、残しております。
開封直後のこと。「硬い」と思ってしまっていますが、
いやいや、これは思うに自分の口が準備できていませんでしたね。
酔っぱらっていた…とか、そう言う意味ではなくて、
真価に気づいていなかった、気づくことが出来ない状態だった…
本当に、食べ物に触れあった時の良さは、際立っています。
そして温度が上がるにつれて、
バナナ系の香が湧き出て来ますが、迫力、厚みが増して来ます。
硬いと思った部分が、コシになり、ボディになり、
膨らんだ全体の骨になって、充実させながらも、通りの良い感じに…
いやあ、日本酒、味わいの変化の面白さをも堪能させてくれました。
新体制になった「市野屋」さん、良いお噂…
「美味しい」と言うお話を聞いてはおりましたが、
雪の季節を越え、信州大町・横川商店さん、
信頼を置く大町の酒屋さんですが、
こちらに出掛けようとした矢先に、この災禍…
ようやくと出会って、好評のお噂通りの味わいに、
とても満足しております。注目ですね。
・
・
…と、本日はここまで。
ちょうどお時間となりました。
それでは、また次の機会に。
ありがとうございました。
・

えー…
気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
相変わらずのところ、
いっぱいのお運び様で誠にありがとう存じます。
本日もお持ち帰り、テイクアウトのウマイもんについて、
申し上げますので、どうぞ最後までお付き合い下さいませ。
えー…
よく、偉い先生方が仰いますには、
「光陰矢の如し」なんと言う。
えー、どう言った意味を持つ言葉か―…と伺いますと、
「光陰」は「矢の如し」だなぁ、と…
…まぁ、そう言った訳でございますけれども。
都合、3度目となります。
松本駅前「風林火山」で受け渡しが出来るテイクアウト。
松本市に3店、長野市に2店、
「風林火山」、「ばんざい家」、「馳走志ぶき」、
「風林火山・長野駅前店」、「風林火山・炉の前」…と、
これらを展開致します「喜笑堂」の日替わり弁当。
1000円の価値、考えたくなります。
こんなにいっぱいあって1000円で良いのか。
お得感あって、美味しさもあって、
YOKOさんもニコニコと上機嫌で食べてくれて、
食卓に花が咲く様でありまして。
「これが1000円だったら、毎週でも行っちゃうよ」
…と、思ってしまう。
こと、自粛が続く世情ですから、
お店の美味しいお料理を家に持って帰って来ることが出来るてなァ、
たいへんな幸福でありますな。
週末土曜日は「風林火山の日」みたく。
Twitterでもご報告しており、
重なる部分もありますが、それはご容赦を。
ビーフシチューが今回の目玉でした。
ビーフシチューですよ。
多彩になったコンビニ弁当ですら見かけない…
ビーフシチューでかつ、
食べてみて分かるのですが、
牛の脂がしっかりと出ていて、非常に濃厚。
しかし、牛肉は柔らかく味が乗っていて、たまンない!
後述する日本酒とも相性が良かったですし、
ビールも良かった、
試してはいませんが、ワインが合わないはずもなく…。
お酒呑みの心持ちが分かるお店ですもの。
流石の美味しさ、堪能しました。
YOKOさんは、いつも「おばんざい6種盛り」も良いんだと言います。
目玉が写真左下、左上がそれ。
「ばんざい家」の目玉ですよねぇ。
いやあ、それぞれ全く別の味、バラエティに富んでいて楽しい。
お酒と共に僕らは楽しんでおりますが、
おまんまを用意されても良いでしょう。それぞれの味、際立ちます。
必ず山賊焼が乗る右上も、実は嬉しくて。
ソウルフードとは言いますが、
大判1枚をひとりで食べ切るには、度胸が要りますよ。
カロリーとしても胃袋の加減としても。
この適度な量が嬉しいじゃありませんか。
あるとないとでは、満足感が段違いです。あるからこそ大満足!
焼き魚もこれまでの1週に1度ずつ、3度、毎回違いますね。
…なんか、何と言うのかなぁ…
「もうずっとこれで良いんじゃないか」って、ちょっとだけ思うんです。
ちょっとだけです。
僕は松本の「風林火山」と「ばんざい家」にしか出掛けた事がありませんが、
どちらもとても活気があって、
お店の方も威勢が良く、お料理はもう絶品で…
こうして3度お世話になって、
「ああ、早く元の生活に戻りたい」「戻ったら行こう」と思います。
厨十兵衛にもアガレヤにも、深酒にも行きたいです。
だからこそ、自粛の辛抱に努めようとも思う訳ですが。
・
さて。
この非常事態において、特例措置がこと飲食店にもいくつか。
その中のひとつに、
本来は酒屋さん、酒販店のみが行うことが出来る、
「お酒の販売」が飲食店でも認められる様になりました。
「風林火山」では、
小瓶に日本酒を詰めたお得なセット売りも行っておりますが、
1本、新進気鋭の銘柄を取り扱っております。
それも本来は1700円で販売されるものを300円引き、1400円にて。
これは買わずにはいられない。
(日替わり弁当、購入のお客さんに限り、とあったとは思います)
信州大町・株式会社市野屋の「ほしいち」シリーズ、
山廃仕込み特別純米原酒“美山錦”「フォレスト」です。
Twitterに記録したメモは、以下の通り。
驚くべき食への反応力!肴を輝かせます!
しっかりした酒質、山廃造りによるものか、酸&辛さがキリッとしていて、
どんな…ビーフシチューにもお新香、焼き魚…どれにしたって、
風味を引き出し口中を締めくくり!驚いた!
市野屋さんのお酒、ホント素晴らしいですね!これは旨いや!
…とのこと。
しかし、先んじて「あっ、これはメモを取らなきゃ!取りたい!」
…と思って、ひとこと。
お酒単体だと、やや硬い、と思う。
ああ、だから室温にちょっと近づいた方が…って社長、言っていたのかな。
明るい、キュート系な香、キレ良し。辛さがハリあって。
…お酒だけだと、ね。
これ、食を加えると「えっ!?こんなに広がるんだ!?」って驚かされた。
…と、残しております。
開封直後のこと。「硬い」と思ってしまっていますが、
いやいや、これは思うに自分の口が準備できていませんでしたね。
酔っぱらっていた…とか、そう言う意味ではなくて、
真価に気づいていなかった、気づくことが出来ない状態だった…
本当に、食べ物に触れあった時の良さは、際立っています。
そして温度が上がるにつれて、
バナナ系の香が湧き出て来ますが、迫力、厚みが増して来ます。
硬いと思った部分が、コシになり、ボディになり、
膨らんだ全体の骨になって、充実させながらも、通りの良い感じに…
いやあ、日本酒、味わいの変化の面白さをも堪能させてくれました。
新体制になった「市野屋」さん、良いお噂…
「美味しい」と言うお話を聞いてはおりましたが、
雪の季節を越え、信州大町・横川商店さん、
信頼を置く大町の酒屋さんですが、
こちらに出掛けようとした矢先に、この災禍…
ようやくと出会って、好評のお噂通りの味わいに、
とても満足しております。注目ですね。
・
・
…と、本日はここまで。
ちょうどお時間となりました。
それでは、また次の機会に。
ありがとうございました。