Flavor of Life との出会いによって、香港へ。
2021/04/16
・
・
気楽なところで一生懸命…と言うことです。
えー…
思いも寄らぬところではあり、
伺ってみますと、合点が行くことばかりで。
信州中野・井賀屋酒造場「岩清水」蔵のおかげで、
ひとつ嬉しいことが増えました…と言う噺にございます。
自惚れもまた実を通せば真になり。
書道の練習、お稽古に励んでおりますが、
ある程度、決め事を自分の中で作っております。
「夜の僕から朝の君へ」は毎日、寝る前に書きたいですし、
短冊状の紙に洋酒の銘柄をアルファベットで書くものも、
短時間で仕上がりますし、
英語のカリグラフィの練習と思っていますので、
出来るだけ毎晩やって行きたい。
今はちょっとお休み状態ですが「臨書酒林」も週に1~2枚は上げたいし、
「銘泉集」は半紙の練習と共に1枚仕上げたいところ。
半紙の日、筆慣らしとしてその題材になっている、
「岩清水」蔵、「三幸軒」さんには申し訳ないけれど、
まず1枚、半紙に6文字…右に「三幸軒」、左に「岩清水」と練習しています。
何を隠そう、
「幸」「軒」「岩」「清」は特に苦手な文字なんです。
当初は「岩清水」だけだったのですが、
最近では「幸」の空間の取り方、「軒」の直線の苦手さも克服したいと思い、
筆慣らしと言いながらも、お稽古の一環として書いて、投稿しておりまして。
で、
ここにInstagramでコメントが入りました。
「 Its so beautiful, how can we get one? 」
練習用に書いているものですから、
手に入れたいって言って頂けるなら、いくらでもお渡しします。
アカウントは「Flavor of Life」さん、香港の方でした。
何と、香港で日本酒を販売することもあるそうです。
アカウントを見ると、
岩清水だけでなく、阿武の鶴や萩の露など、良いセンス良いチョイス。
だったら、1枚だけでなく、何枚か書いて送ろう!
…と思います。それも字の練習になるし、
喜んでもらえそうだし、
何より字を誉めて頂いて、とても嬉しかったし!
自分が「岩清水」蔵が好きで書いている半紙をきっかけに、
もちろん売りたいくらい「岩清水」を熱心に応援していらっしゃる、
海外の方と繋がりになることが出来た…出会うべくして出会えた感覚。
国境を越えるWeb上だからこそのご縁の在り方。
最初は「何故、海外から?」と疑問に思いもしましたが、
合点が行くもの、でした。
・
・
そうして何種類か書いて香港に送り出しました。
郵便で送ったのですが、
なるほど、コロナ禍で減便されていて、
半月ほどを要しました。
その中で、
3月末に香港のデパート「SOGO」にて日本酒フェアがあり、
そちらで「岩清水」を販売する際に、
一緒に自分の字を飾って下さると言う。
字を喜んでくれた事以上に、まだ喜ばせてくれるのか、と。
尊敬する「岩清水」と自分がコラボレーションする…と言う機会は、
目指す文化の在り方、到達点…
酒造りと書道ですから、全く異なる分野で、
基本的には無いものだー…って思っていました。
思っていたけれど、
酒屋さんが介することで、こうやってコラボできるんだな、と。
いつも応援している「岩清水」蔵を、
自書した字で応援できるならば、こんなに嬉しいことはないんだと。
「送って良かったー!」と思いました。
その際に「おまけ」として…
「Flavor of Life」と英字で書いたものも混ぜたのですが、
これも気に入ってくれたみたい。
実はこの経験が、今の洋酒のカリグラフィシリーズに繋がっています。
これなんですけど、結構良いですよね。自分でもそう思ったりして。
英字のシリーズ化には、
推してくれた「岩清水」蔵、小古井杜氏の一言が効いておりまして。感謝ひとしおです。
他にはこんな感じで…。
・
・
書道家、書家と言うには、
字で生計を立てている訳でもないし、
うだつの高さは、たぶん生まれたての双葉くらいだし、
「書家」…そう言って下さる方もいて嬉しいんだけれど、
身に余る光栄な職業名に感じてしまいます。
欅の森書道会に出掛けて行っても、
自分より、もーっと字の見事な方ばかりですし。
でも、それでも喜んでもらえる場がある。
これは本当に嬉しい事です。
偶然が重なって「墨流し」を楽しむことになった最近、
派手な柄の墨流し色紙が出来て、
それは何か目的があって作った訳ではなく、
適当に…こう色を落とすとこう広がって、
ほうほう、スーッと液面を動かすと線が入って…
実験をしている中で出来上がった色紙で、
「何に使うか」が未定だったデザインがあり、
ふと「日本酒のボトル撮影の背景にしたら良いかも?」と思いました。
手持ちの中だと、
信州諏訪の「本金」が良い。
裏返しても「本金」の字になる堂々たる酒銘のラベルで、
「諏訪」と言う純米吟醸は白無地ですから、
「合いそうだな―」と思って写真を撮り、投稿。
お陰様で、目に留まってくれて、コメントを頂いて…
せっかくなので、発送しました。
どんな風に使ってもらえるだろう…と思うと楽しみです。
いくつか墨流しの色紙を作成して、
字やボトルの背景に配置すること、自分でも試してみようと思います。
そのお声がけがなかったら、
「笹の譽」にお贈りした色紙の様な作業、
「字の貼り付け」の練習台になってもらおうかーって思っていました。
自家消費より、どなたか1人でも多くの方に見てもらえたら、
そちらの方が嬉しいですし。
・
「Instagram」は、
画像のSNSですから、投稿した一覧を眺めると、
以前は、食べ物やお酒の投稿が多かったですね。
それが、ここ最近は文字が主体になっています。
あんまり書道で何枚も連続で投稿している方って見掛けないかも知れません。
朝活だったり、日に1枚の日課として…だったり。
展覧会への出品を望むなら、
当然「未発表作品」と書かれているし、
それをWEBにアップしたら「未発表」でなくなってしまうかも…ですし。
自分の場合は自身の練習もある、
お酒の銘柄にこだわるのは、僕自身がお酒が好きだからって事もある、
また銘柄を見てもらって知ってもらえて、
どなたかの1杯になったら嬉しいから…とも思っています。
旅先でも取り寄せでも何でも良いです。
素晴らしいお酒の文化に触れる方が増えて欲しいって思います。
いつかどなたかの何かに届いたら嬉しい。
そう思い、出来るだけ書いて行きます。投稿して行きます。
お気に召したり、
「こう言うものを書けないかなー」ってお話があれば、
是非、お声掛けください。
腕は未熟なので、賞状などの筆耕は出来ませんし、
字のデザインもご相談させてもらって、
「こんな感じです?」と「いや、ここはこんなで…」なんて、
漫画の編集さんと漫画家さんみたく、
やり取りの中から生み出されるものが、いちばんだと思います。
大師匠に当たる郷里の偉人「上條信山」先生の言葉、
「書は一生の稽古なり」、
お話を頂けたら、それはきっと成長のチャンスだと思うんです。
動いたからこそ墨流しや英字でのカリグラフィを始める事が出来た。
香港に送ったことも、とても良い経験でした。
まだまだもっと勉強して行きたいと思います…
…なんてところで、本日はここまで。
ご清聴頂き、誠にありがとう存じました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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気楽なところで一生懸命…と言うことです。
えー…
思いも寄らぬところではあり、
伺ってみますと、合点が行くことばかりで。
信州中野・井賀屋酒造場「岩清水」蔵のおかげで、
ひとつ嬉しいことが増えました…と言う噺にございます。
自惚れもまた実を通せば真になり。
書道の練習、お稽古に励んでおりますが、
ある程度、決め事を自分の中で作っております。
「夜の僕から朝の君へ」は毎日、寝る前に書きたいですし、
短冊状の紙に洋酒の銘柄をアルファベットで書くものも、
短時間で仕上がりますし、
英語のカリグラフィの練習と思っていますので、
出来るだけ毎晩やって行きたい。
今はちょっとお休み状態ですが「臨書酒林」も週に1~2枚は上げたいし、
「銘泉集」は半紙の練習と共に1枚仕上げたいところ。
半紙の日、筆慣らしとしてその題材になっている、
「岩清水」蔵、「三幸軒」さんには申し訳ないけれど、
まず1枚、半紙に6文字…右に「三幸軒」、左に「岩清水」と練習しています。
何を隠そう、
「幸」「軒」「岩」「清」は特に苦手な文字なんです。
当初は「岩清水」だけだったのですが、
最近では「幸」の空間の取り方、「軒」の直線の苦手さも克服したいと思い、
筆慣らしと言いながらも、お稽古の一環として書いて、投稿しておりまして。
で、
ここにInstagramでコメントが入りました。
「 Its so beautiful, how can we get one? 」
練習用に書いているものですから、
手に入れたいって言って頂けるなら、いくらでもお渡しします。
アカウントは「Flavor of Life」さん、香港の方でした。
何と、香港で日本酒を販売することもあるそうです。
アカウントを見ると、
岩清水だけでなく、阿武の鶴や萩の露など、良いセンス良いチョイス。
だったら、1枚だけでなく、何枚か書いて送ろう!
…と思います。それも字の練習になるし、
喜んでもらえそうだし、
何より字を誉めて頂いて、とても嬉しかったし!
自分が「岩清水」蔵が好きで書いている半紙をきっかけに、
もちろん売りたいくらい「岩清水」を熱心に応援していらっしゃる、
海外の方と繋がりになることが出来た…出会うべくして出会えた感覚。
国境を越えるWeb上だからこそのご縁の在り方。
最初は「何故、海外から?」と疑問に思いもしましたが、
合点が行くもの、でした。
・
・
そうして何種類か書いて香港に送り出しました。
郵便で送ったのですが、
なるほど、コロナ禍で減便されていて、
半月ほどを要しました。
その中で、
3月末に香港のデパート「SOGO」にて日本酒フェアがあり、
そちらで「岩清水」を販売する際に、
一緒に自分の字を飾って下さると言う。
字を喜んでくれた事以上に、まだ喜ばせてくれるのか、と。
尊敬する「岩清水」と自分がコラボレーションする…と言う機会は、
目指す文化の在り方、到達点…
酒造りと書道ですから、全く異なる分野で、
基本的には無いものだー…って思っていました。
思っていたけれど、
酒屋さんが介することで、こうやってコラボできるんだな、と。
いつも応援している「岩清水」蔵を、
自書した字で応援できるならば、こんなに嬉しいことはないんだと。
「送って良かったー!」と思いました。
その際に「おまけ」として…
「Flavor of Life」と英字で書いたものも混ぜたのですが、
これも気に入ってくれたみたい。
実はこの経験が、今の洋酒のカリグラフィシリーズに繋がっています。
これなんですけど、結構良いですよね。自分でもそう思ったりして。
英字のシリーズ化には、
推してくれた「岩清水」蔵、小古井杜氏の一言が効いておりまして。感謝ひとしおです。
他にはこんな感じで…。
・
・
書道家、書家と言うには、
字で生計を立てている訳でもないし、
うだつの高さは、たぶん生まれたての双葉くらいだし、
「書家」…そう言って下さる方もいて嬉しいんだけれど、
身に余る光栄な職業名に感じてしまいます。
欅の森書道会に出掛けて行っても、
自分より、もーっと字の見事な方ばかりですし。
でも、それでも喜んでもらえる場がある。
これは本当に嬉しい事です。
偶然が重なって「墨流し」を楽しむことになった最近、
派手な柄の墨流し色紙が出来て、
それは何か目的があって作った訳ではなく、
適当に…こう色を落とすとこう広がって、
ほうほう、スーッと液面を動かすと線が入って…
実験をしている中で出来上がった色紙で、
「何に使うか」が未定だったデザインがあり、
ふと「日本酒のボトル撮影の背景にしたら良いかも?」と思いました。
手持ちの中だと、
信州諏訪の「本金」が良い。
裏返しても「本金」の字になる堂々たる酒銘のラベルで、
「諏訪」と言う純米吟醸は白無地ですから、
「合いそうだな―」と思って写真を撮り、投稿。
お陰様で、目に留まってくれて、コメントを頂いて…
せっかくなので、発送しました。
どんな風に使ってもらえるだろう…と思うと楽しみです。
いくつか墨流しの色紙を作成して、
字やボトルの背景に配置すること、自分でも試してみようと思います。
そのお声がけがなかったら、
「笹の譽」にお贈りした色紙の様な作業、
「字の貼り付け」の練習台になってもらおうかーって思っていました。
自家消費より、どなたか1人でも多くの方に見てもらえたら、
そちらの方が嬉しいですし。
・
「Instagram」は、
画像のSNSですから、投稿した一覧を眺めると、
以前は、食べ物やお酒の投稿が多かったですね。
それが、ここ最近は文字が主体になっています。
あんまり書道で何枚も連続で投稿している方って見掛けないかも知れません。
朝活だったり、日に1枚の日課として…だったり。
展覧会への出品を望むなら、
当然「未発表作品」と書かれているし、
それをWEBにアップしたら「未発表」でなくなってしまうかも…ですし。
自分の場合は自身の練習もある、
お酒の銘柄にこだわるのは、僕自身がお酒が好きだからって事もある、
また銘柄を見てもらって知ってもらえて、
どなたかの1杯になったら嬉しいから…とも思っています。
旅先でも取り寄せでも何でも良いです。
素晴らしいお酒の文化に触れる方が増えて欲しいって思います。
いつかどなたかの何かに届いたら嬉しい。
そう思い、出来るだけ書いて行きます。投稿して行きます。
お気に召したり、
「こう言うものを書けないかなー」ってお話があれば、
是非、お声掛けください。
腕は未熟なので、賞状などの筆耕は出来ませんし、
字のデザインもご相談させてもらって、
「こんな感じです?」と「いや、ここはこんなで…」なんて、
漫画の編集さんと漫画家さんみたく、
やり取りの中から生み出されるものが、いちばんだと思います。
大師匠に当たる郷里の偉人「上條信山」先生の言葉、
「書は一生の稽古なり」、
お話を頂けたら、それはきっと成長のチャンスだと思うんです。
動いたからこそ墨流しや英字でのカリグラフィを始める事が出来た。
香港に送ったことも、とても良い経験でした。
まだまだもっと勉強して行きたいと思います…
…なんてところで、本日はここまで。
ご清聴頂き、誠にありがとう存じました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。