気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。


えー…
思うに、中信地区からいちばん遠いのは東信地区ですよねぇ。
有難いことに安曇野、松本、塩尻においては、
県の中央に位置するために、
基本的には、どこへでも伝い易いものとは考えますが、
栄村、小谷村、天龍村…
北信、大北、南信の端へは、遠いだけで案外行きやすい…
…そんな風に私自身は感じておりまして。
直線距離ならば近いものの、
不思議と上田、佐久、東御、小諸などの東信地区は、
子供の頃から縁遠く、
どちらにせよ、三才山、新和田などの峠を越えるか、
高速道路であれば、
更埴まで一旦出てから戻ると言う…
結構なお金も時間も掛かってしまう…だので、遠い。
先達ての有名な「むしり」も初めてでしたし、
軽井沢に出掛けて行くにも早起きは必至ですし。

東信のラーメン屋さんの開拓、体験率は低く、
されど名店の誉は、流石は現代です。
Twitterをはじめ、様々得られるわけでして。
文蔵さんや、今回の力丸さんは、
ご当人から情報が発信されており、
完売情報なども出ていて、とても好意的に感じていました。

軽井沢へ出掛けていた日、
どこにしようか…様々迷いましたが、
麺の旨さも伺いますし、いざ!…と、
「寒竹」を醸す戸塚酒造店前、岩村田商店街を、
懐かしく通りながら、
昼の閉店時間に間に合え!…と車内でやきもきしていた、
そんな始まりの一席にてお付き合いを願っておきます。
どうぞ最後まで、ご愉快を…と言うことです。




辿り着くまでに、
文蔵ブラック、ふじとんぼ、風見鶏…
今、地図で位置関係を調べてみると、
他にもわんさか聞いたことがある店名が。
佐久もラーメン激戦区なんですね。
全部行ってみたいと思っちゃいます。
先達ては佐久市長さんが「花の名」デビュウ。
これも地元を応援している名ツイートだったかと。

そんな中でも、今日は「らーめん力丸」へ。



メニュウ、色々あるんですね。
それも知らずに来てしまいました。
麺が旨いって聞くんですもん。
それが本当に目当てでした。
だので、替え玉であるオーション仕様の細麺もロックオンしながら、こちら。



味噌の部「豚と魚介の味噌」



醤油の部「背脂の魚介醤油」

それぞれキャベツトッピングで。

見た目はどうでしょう、
あまり変化がない様に見えるやも知れませんが、
味わいは大きくしっかりと違っていました。
個性があって実に良いです。

醤油は自分が担当し、
ニンニクの良い香もしながら、
豚骨スープの濃ゆい匂いと共に醤油の旨味。
強い麺…粉の味と言うのか、
スープもあって麺も迫力もって食べさせてくれる感じ。

味噌は豚骨の匂いより、味噌が加わったことで、
全体にトロミが増した様に感じられて、
舌触りが非常に濃厚に感じられ、
味わいは穏やかさもあって、スープが相当に麺に絡み、
「味」としての味噌醤油の差もあるけれど、
「食感」に差が設けられていて、
替え玉を頼む!って思って出掛けて来たけれど、
店内連食って言うか、もう1杯くらい食べたいって思いました。
塩とか魚介のアリナシの差とか。



麺。太いです。しっかりした噛み心地。
跳ね返す強さ、モチッとした食感がたまりません。



替え玉の細麺は逆にパリッとした食べやすさ。
匂いも良いですね!
もう1玉、その後に長時間ドライブが無ければ頼んでいました。
オーション粉って、二郎系定番の小麦粉で、
自分も製麺時に使ってみたけれど、
強力粉的な硬さが出て来て、
細く仕上げるって実は難しいのでは…?
…プロさんだと違うのだろうなぁ、と言う感じ。
自分は重曹打ちしかしないし、パスタマシーンだし、
勝手は大きく違うのでしょうけれど。
スルッと胃に入って行ってしまいます。
とても良かった。美味しかったですね。




なかなか佐久方面には出掛けないから…
いや新和田峠が無料化すれば…
でも、また食べたいからこそ出掛けて行きたい…
色々と悩んじゃいますけれど、
悩ませる美味しさを体験した…なんてンで、
本日はここまで。ちょうどお時間となっております。

それではまた次回。

ありがとうございました。





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。



本日、16日と言うものは、書道教室であります。
その日でありましてな。
昼休みにこうしてキーボードを仕事以上の速度で、
バッシバッシと叩いているのでございます。

えー…
先達ての13日、有給休暇を取得しておりました。
書道の為に。
タイヤ交換とオイル交換も合わせて行いましたけれど、
いやさ、書道の為に。
昇級試験の締め切りが今日の16日なのです。
普段は前回の9日から2週間の猶予があるのですが、
いろーんな事情から…23日が祝日であるから、
猶予期間が1週間となり、
「ここは、ここは有給休暇を取るしかない!!」

…なんて思った金曜日の、
だったら、平日限定のランチに出掛けて行きたいよねー…
…と、塩尻駅前で考えたところ、
「無奏天生」の先週のランチ丼「若鶏のタレカツ丼」は、
未経験なのだよねー…と言う訳で、本日のお題。

手短に申し上げて参ります。
一分線香即席噺…とまでは行きませんが、
お時間お取り致しませんので、
どうぞ気軽にちょいとお付き合いの程を願っておきますが…。




得てして。
戸倉上山田温泉街にある「大黒食堂」の名代「ニンタレカツライス」も、
同じ構成だと思っています。
「揚げ物に醤油を掛ける」と言う好み、嗜好性。

カツにはソースですか?串カツはソースの二度付け禁止ですか。
ならば、醤油であれば?

天ぷら、唐揚げに醤油は不要ですけれど、
こと「カツ」に関しては、自分はソースも好きだけれど、
とっても「醤油」も好きなんです。
熱々のカツの衣に醤油が染み込んで香ばしい…あれがたまらない!

まさにこの「若鶏のタレカツ丼」の美味しさはそこにあります。
若鶏スライスの数もたっぷりあって、
元々、ご飯量が多い「無奏天生」の丼であるのに、
ご飯の方が先に無くなるボリュームが実に嬉しい。
それだけでも美味しさはあるのだけれど、
振りかけられた刻み海苔もタレと最高の相性を見せつけてくれます。
海苔の風味も立ち上がるし、
とにかく醤油やカツ、鶏の香が膨らむ感じ。
まだまだ仕掛けがありますよ。
刻みネギにはワサビの風味が仕掛けられていて、
ただネギを乗せるより、ずーっと爽やか。
ツンとしないくらいの辛さ、でも爽やかさは十分と言う絶妙な塩梅。
タレの甘さ旨さに反する鮮烈なネギの旨味と、
ワサビの香は実に良いです。こんな美味しさもあるんだなぁ!って驚くくらい。
以前、店主殿から「ネギ塩ダレ」の作り方を教わりましたが、
それによく似たワサビの上手な使い方に感じました。
是非、これは家でもやってみたい。

今週は…と言っても今日は定休日で、
明日に別の丼ランチの発表があるでしょうけれど、
次のターン、また再び若鶏のタレカツ丼が来たならば、
大いにお勧め致したく、この様に申し上げて参りましたけれどもー…
さぁ、ここでちょうどお時間。

ではまた次回と言う事で。

ありがとうございました。




気楽なところで、一生懸命…と言うことです。



何を言わんや、どれもこれも「目的」でしてね。
野沢温泉村に宿泊する事だって目的でしたし、
こうして中野市・三幸軒に食べに寄る事も大きな目的。
そして、井賀屋酒造場で日本酒を買い求め、
中野醤油で味噌を買う…どれもこれも主目的です。
とても重要なお出掛けの理由です。

ラーメンも…だと思いますが、
麻婆豆腐も家の味、お店の味……
お店ごとの味があるものだと存じます。
和風に振っても良いし、本格的な中華の味も良い。
ラーメンを「醤油、味噌、塩のどれが良い?」と聞く時代はひと昔前。
どこどこのラーメンを食べに行く、
どこどこの麻婆豆腐が旨いんだ…なんてンで。
店の味を求めて行く…
気の利いた中華飯店では、麻婆豆腐にも色がある訳ですな。
いつもの、定番の味があれば、
また別の旨さを提案してくれる時もある…
今日の一席は、そんな噺にてお付き合いを願っておきます。
麻婆噺となっておりますが…。




こちらは、予約しておいた9月の月替りランチセット。



「四川風キノコ麻婆豆腐定食・ラーメン」です。

麻婆豆腐定食にラーメンと言う豪華セット。



豆腐の白が写真に見えますが、それだけじゃありません。
黒アワビ茸とハクレイ茸も、ゴロゴロたっぷり。
スーパーで買い求めやすいキノコって、
「しめじ、えのき、なめこ、エリンギ」で次いで「しいたけ」ですかね。
そのどれとも違う…
僕はこうして中野市に出掛けているから耳馴染みがありますが、
人によっては「えっ、そんなキノコあるの?」ではないかと。
中野市は自然の恵み、
農産物が果実もキノコも良質に豊富に揃う土地柄です。
キノコの土地だからこそ、スーパーに並ぶものより、
美味しいキノコがあって、キノコの使い方に秀でた料理屋さんも多くて…
そんな印象を持っています。
栄村や木島平もキノコが美味しい印象があります。
北信にお出掛けてして、お土産にキノコを買って帰るくらい。
ブリッブリの食感が魅力で、
麻婆豆腐の中にある挽肉より明確な食感があり、
風味はソースに出て行く訳ですから、
味わいがまたひと味豊かに膨らむような麻婆豆腐でした。
いつも、この定食の量って、
「あ、ちょっと多いかも―」なんて思うんですけど、
美味しくて気が付くと食べ終わっているんですよねぇ。
辛過ぎない程度を保って辛味は鮮烈に入っていて、
充実のキノコ麻婆ソースの中で光っていました。

ラーメンはいつも通りのシンプルな味わい。
最近、スープがより膨らみを感じる様になっている…
そう思うような気がしていて、尚更好み。
穏やかにシンプルなんです。
でも香る印象がたまらない。



四川風キノコ麻婆豆腐は月替わりの限定メニュウでした。
お次、こちらは本当にスポット参戦。
この時だけ提供されたもので、
奇しくもYOKOさんが大好きな茄子、茄子料理の最高峰の一角、麻婆茄子。
これは食べねば!…と、揃って麻婆と言うお昼ご飯が完成。





「白ナスの麻婆茄子定食」

キノコも美味しいけれど、
茄子も本当に美味しいですね。
しかも「白ナス」…皮がクリーム色の茄子。
蓼科で仕入れて来たものだそうです。
茄子の美味しさにYOKOさんは満面の笑み。
甘味がありますね。とろっとした実の旨さは格別。
熱さの中で茄子の香も良く届いて、
なるほど、こりゃあウマイや!…と夫婦揃っての太鼓判。
麻婆茄子、YOKOさん自身が好きで、家でもよく出て来ます。
それをお気に入りの三幸軒で食べられる…
…とは、本当に良いタイミングで訪れました。
黒い、普通の茄子とは皮の風味に差があるでしょうか。
黒はしっかり強く、油でパリッとして辛さと相性が良い印象。
白は黒より、実の甘味や風味を感じ易く、
よりジュースが内在されていて、醇なる旨さ。
普段、YOKOさんも定食のご飯、
1杯丸々食べられない事が多いですけれど、
これは美味しく、ほぼ食べ切ることが出来たみたい。
旨さこそ正義。食欲を呼びますね。



いつもお願いする餃子は、今回「えび餃子」があるとのこと、
気分を変えて、こちらを注文してみました。
餃子の皮の中から、海老しっぽが見えます。

普段の餃子も美味しいですけれど、
海老の香がふんわりと届けられて、これも美味。
三幸軒は、何を食べても旨いから、やっぱり好きですね!

麻婆豆腐定食にボリュームがある…って分かっていたので、
今回は三幸軒サラダを頼まなかったのですが、
あれもやっぱり旨いんだー…なんて思いながら、
まだまだ忙しさが続く三幸軒を後にしました。




年内、もう1回は行きたい。行きたいんです…。
味噌も終わるし。岩清水も欲しい。
子安温泉にも入りたいなー…野沢に行って横落だけでも入りたいなー…
…色んな野望がありますけれども、
さて、年越しまでもう2か月もないところ、
果たせる様に、何とか何とか考えてみたいな…
…なんてところで、本日はここまで。
ああ、お腹が空きました。

それではまた次回。

ありがとうございました!





気楽なところで、一生懸命…と言う事ですが。



えー…
比べるべくは、やっぱり大手、やっぱり全国区…
世界規模…の、あのフライドチキンチェーンなのかしら。

有難いことに両親は僕ら兄弟を喜ばせようとしてくれて、
何度も買って来てくれて、
とてもとても感謝しているのだけれど、
さて、今、大人になってから食べたかー…って言うと、
食べていないんです。揚げ物自体、元からあんまり好きじゃない事もあるのか、
鶏肉は大好きなのに、わざわざ出かけようと思っていない。
そんな現状で。
記憶を頼りにしてみると、
皮はやっぱり美味しい…皮じゃないのか、衣か。
オリジナルスパイスってンですかね。あれは好きなんだけど、
中にはあんまり味が入っていなくて、
それが本来の鶏の旨さなのでしょうけれども?
皮だけベリッと先んじて剥がれてしまうと、
何とも寂しい心持ちになる…なんてなぁ印象です。
今はどうなんでしょう。
圧力釜で蒸してから揚げると言う手間が掛かる調理方法。

憧れていた「瀬川のむしり」を食べてみて、
驚かされたことは、大きくふたつ。

「鶏の半身と言う半身の凄まじさ」

「中までしっかり味が染みている」

…この2点。
佐久市のソウルフードと名高い「瀬川のむしり」、
ようやく食べるに至りましたので、
ここに一席、申し上げる事としております。
どうぞ最後まで、お付き合いの程を願っておきますが…。






半身単位でひとつ980円の販売なので、ふたつ購入。
人数分と思って買いました。
新聞紙に個装紙。



中を開けると半身が互い違いに入っています。
「これが“むしり”か!!」と。
冒頭の写真の様に広げると、そのまま鶏を意識するカタチに。

写実的、だからこそグロテスクさも…
…本当に鶏!なんだなぁ、と。
食べてみて、手羽先、むね、ももとハッキリ部位が分かれている…
これを否応なしに理解しますね。
魚の切り身が海を泳いでいるなんて寓話がありますけど、
それに近く、
切り身のお肉ばかり買うので、
どこか胸肉と腿肉の位置関係すらも薄れてしまっていた様に感じます。
鶏の命を頂く感、ありました。

胸肉、我が家では塩麹に漬け込んでから使っています。
加熱によって硬くなってしまうので。
胸肉の処理って、鶏を扱う上での重要な部分だと思うんです。
某フライドチキンも、胸肉は脂が少なくて、
少し“らしく”、パサッとしている印象。
「瀬川」のむしり、確かにもも部に比べたら脂は少ないけれど、
しっかり中まで味が入っていて、
硬さもあるけれど、食べ難いことはなく、
むしろ噛み締めて鶏の味を存分に味わえる…
YOKOさんはもも部が良いと言っていましたが、
自分は、元来のむね肉好きも手伝って、
「こんなに美味しくむね肉を食べられるのか!」と喜んでいました。
半身を1つ食べる中で、
極端に塩っ辛い部分がある訳でもなく、
かと言って、薄い部分がある訳でもなく、
ワサビやカラシなどの薬味を試しにつけてみても、
ベースの鶏肉の仕上がりが良いからこそ、とても楽しむことが出来る。

これは…本当に「ソウルフード」になるんだろうな、
こんなに美味しいのだもの。
もも部はたっぷりの肉汁があって柔らかくムチムチ食感が美味しく、
手羽先部は脂の旨さと淡白さ、
ちょっと濃い外側の味が組み合わさっていて美味しかったですね。
これで育ったら、鶏の部位についてはよく理解できそう。

注文は土曜日10時の開店時間に電話をして、
15時からの分だったら予約が出来る…なんてカタチでした。
それより早い時間に欲しければ、その分早く予約を…と言うカタチですね。
僕らは所用を済ませてから、巣穴のある松本平に戻る時間に、
「瀬川」に立ち寄りたかったので、運が良かったかな、と。
次は行きの道中に寄って、クーラーボックスに氷を入れずに持ち帰る…
…この冬の時期は…なんてカタチが良いのかしら。
ちょっと持ち帰り方は考えなくちゃ、ですけど。
絶対にまた食べたいです。
かなりお腹いっぱいになりましたし、ズドンと重さもあるものですが、
この鶏の命に、いつも以上に感謝したくなる味わいは、
宝物の様に感じています。美味しさへありがとう。






佐久市臼田と言えば、
佐久の花酒造に出掛けた思い出が色濃く、
「あー、昔来たことがあるなァ」なんて景色の中、
細い道にヒョッと入って行って辿り着きます。
昔から…自分がこの辺りに来た頃から、
お店があって、知らずにいて、
今、ようやくたどり着く…なんて所に、
巡り合わせの面白さを感じないではいられませんね。

また出掛けて行きたいと存じます。
そんな「むしり」の一席、本日はここまで。
ちょうどお時間となっております。

それではまた次回。

ありがとうございました。





えー…気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。



「さかや」と書いてございますな。
今や、書道を楽しんでいるからこそ学んでいるからこそ、
自然にこの看板を…屋号を読むことが出来ます。

特に「か」の字。「可」が現代になって「か」でありまして、
こちらは元来の「可」の雰囲気を残す書き方ですね。




もちろん、現代の文字での看板もありました。

皆々様、考えることは同じもの。
得てして、そう言うものであると伺います。
コロナ禍からの復興を目指して、
政府からの支援作戦「GOTO割引」と合わせ、
各自治体の誘致、補助が加わった場合に、
こう思う訳でございます。
「割引されるから、普段泊まらない様な宿を取ろう」と。
割引率も高ければ高いほどに効いて来ますものね。

まだまだあるんでしょうけれど、
野沢温泉村においては、
今回の「旅館さかや」、「常盤屋旅館」、「野沢グランドホテル」辺りが、
比較的お高めなお宿の様に調べてみて映ります。
素泊まりが出来たり、ペンションみたいだったり、
お安いところも勿論ある様子。
スキー場併設の村…とも言える立地ですものね。

ともあれ、です。

お陰様で「旅館さかや」に、
ほぼ1人分浮いた状態で宿泊させて頂きました。
12湯の外湯に入った今でも、
「旅館さかや」が持つ自家源泉の良さは、僕とYOKOさんでの語り草です。

せっかく出掛けて来たので、
こうしてお喋りをさせて頂く…記録として残る、と言う訳で。
そんな一席にて、しばらくのご愉快を願っておこうと存じます。

それでは、そろそろ本編を始めて参りますが…。






お部屋に入ったところ。
こんな雰囲気。



洗面台以外に水場がありました。
備品として湯沸し器だったり、コーヒーも機械式だったり。



NESPRESSOのメーカーもポーションも完備。
紅茶もフレーバーティーが揃っていて豪華。



個人的に大ヒットだったものが、
この洗濯物を乾かす装置。
AC電源、コンセントを差すだけ。
危険な熱さにはならないけれど、ただ干すよりも確実に乾く。
これ、雨が降っていた当日、
外湯巡りをして来た後に大活躍でした。
これ、スノースポーツ後も助かると思います。
流石は野沢温泉村だと思いました。





書道を嗜むものとして、旅館に着くと、
様々な書画骨董にも興味を示してしまいます。
こう言うものを見て来たよー…的なところで。



「かぜといっしょにあるいてみるね
 風といっしょにはなしてみるね」とロビーにありました。

初手の「か」の字の伸びやかさが素敵ですよねぇ。



岡本太郎さんの絵。オリンピックカラーが取り入れられています。
長野オリンピックの際に作成されたものでしょうか。
こちらもロビーにありました。



「夢」



「太陽」

「太郎」の印がありましたから、
こちらも岡本太郎さんの作品だと思われます。
大浴場付近には、
冬季五輪に関わる陳列物も多く、さながら小さな博物館の様。



版画。



「瑞鷹館記」とある素晴らしく美しい楷書作品。
「明治三十五戴 八月吉日 韓客 正三品 琅田居士 趙重應 撰并書」とあります。

「趙重應」は、李氏朝鮮末期から大韓帝国期の政治家…とのこと。
明治35年は1902年で、
1898年頃に日本に亡命し、1906年に特赦あり帰国してる方なので、
この間に野沢温泉を訪れた…と言うことですね。
なんとなーく読めそうではあるんですが、ともあれ。
「榮屋浴室」とあるので、「榮屋」で「さかや」なのでしょうか。



「和顔愛語」

旅館業において、この言葉はとても大切ですね。
心構え…と言うか。
これを実践できれば、受ける客人も同じ様になろうと言う。
「善光寺」のお坊様に揮毫して頂いたものの様です。

きっと探せば…
歴史ある温泉旅館ですから、
まだまだあるとは思うのですが、うろつく訳にも行かず。
いやはや、もっと見てみたいですね~!






外湯巡りを終えた22時過ぎ。
「旅館さかや」の内湯に入らねば日を跨げない…と出掛けました。
「汗も掻いたし髪を洗うくらいで良いか」
…なんて心持ちで出掛けたのですが、
いやはや独りであったこともありますけど、
もう天国でした。極楽でした。ものすごく良いお湯!!

お湯そのものの良さもあり、
お湯の使われ方も匠の領域であり、
3温度帯あり、中温層が広く、熱湯は狭く、
寝湯も広め…ゆっくりと浸ることが出来る造り。



寝湯に入って写真を撮ると、こんな感じ。
「こ、この感動の瞬間を残しておきたい!!!」
…そんな心持ちで。
この写真を見る度に思い出します。
如何に最高の温泉だったか、を。

これは本当に体験しないと分かりませんね。
お宿選定の最終決定は、YOKOさんの鶴の一声だったのですが、
相変わらず冴えていたご様子。




「旅館に宿泊する」と言う一連のイベントの中でも、最重要なイベントは…。

…端的に言ってしまうと、
お宿は寝る、泊まるが目的と言えども、
そこで最高評価を得たって個性とは言い難く。

最も個性的で印象的であるべき…
やはり2度あるお食事の時間が肝要なものですよね。



食堂が個室の様に区切られていて、周囲との分断があり、
雰囲気が凄く良い中で、着席と同時にこの絵面。
良い、実に良いです。



「これは何だろう」とか「どんな味わいなのかな」とか。
この種類を見れば、手が込んでいる事も分かるし、
きっと旬菜や郷土料理が含まれているだろうし…
いちばん分かりやすいのは、YOKOさんの笑顔ですね。
屈託のない、心底楽しそうな表情でした。
「来て良かったな、本当に良かった」
…自分の表情は自分では分からないものだけれど、
いつも一緒にいてくれるYOKOさんの笑顔があれば、
満足しているってことが、心から理解できるってもので。



お造りも、信州らしい素材また薬味にも工夫がありました。
他に、酒盗とお隣新潟の名物「かんずり」を合わせた酒肴も良かったですね。
酒盗の旨味に、酸味を伴う辛味と言うアタックが、
より一層の求心力を持たせてくれていました。



お宿の食事って、固形燃料で温められたお料理が定番ですが、
その器も小洒落たものでした。一見照明かと見まごう見た目。



中には、お饅頭的なものが。



メインはローストビーフでした。



こちらはお食事、ご飯に掛けて食べるキノコ餡。



デザートも信州らしい葡萄に梨、確かワインのゼリーだったっけ。



でも、いちばん美味しく感じた味は、
僕は野沢菜…でしたね。
野沢温泉で採れた野沢菜を一旦四国に送って加工して、
お漬物になってから、こちらに戻って来ているものだそうですが。
漬ける工程こそ信州にはないにせよ、
味のプロデュースは信州なのでしょうし、
こうして野沢菜への期待が最も高い場所として、
過言の無い食卓に据える…
お宿として、満足できる仕上がりでしょうし、
僕自身も、とても美味しく頂きましたし。
何ならお土産に買って帰りもしましたし。






続いて、朝ご飯。



ヤマメだったかアユだったか…一夜干し。



固形燃料で焼いて食べます。
風味の良い味。
焼いてある魚ではない辺り、贅沢な印象です。



ご飯、いくつか選ぶことが出来ましたが、
こちらはYOKOさんが選んだとろろ麦ご飯。



自分は温泉粥。

どちらも小さく1杯だけだったので、
かなりお腹が空きました…が、
まぁ続いて出掛けた場所が中野市・三幸軒だったので、
空腹感こそ持続しませんでしたけれど、
何とも消化が良過ぎて消化不良…物足りないなー…
…なんて夫婦揃って思っていました。
夕ご飯がとても良かっただけに、
何だか朝に寂しさを抱く感じで…。
3種類からご飯を選ぶことが出来たのですが、
だったら、おかわりが可能か、
もしくは3種類ともちょっとずつ食べさせてもらえたら、
もっと良い印象だったかも知れません。

あ、そうか。
おかずの数は多いのだけれど、
ご飯が物足りなかったので、食が進まずに印象があまり良くないのか…。
肴を前にお酒がないような、そんな状態だったかも知れません。





…と言う所で、
「旅館さかや」に宿泊して参りました、
その体験記、以上でございます。
外湯の「大湯」の裏にあり、
また大湯の左向かい側に、
「旅館さかや別邸」とあったか…
何か工事をされておられましたから、益々ご発展の様子。

またこうした旅館に泊まることが出来る様に、
様々なに頑張って行きたいなぁ、と思う訳でございます。

それではまた次回。

ありがとうございました。




気楽なところで、一生懸命…と言うことです。



えー…
このコロナ禍と言うもの、色んなことが変わりましたよねぇ。
本当に色々と。
歌は世に連れ、世は歌に連れ…などと、
のんびり申し上げたり出来ないくらいに、
いつも通りと思ったものが、そうならなくなる。
気が付けば、これが出来ない、あれが出来ない。

様々な流れがあって、
松本市梓川の「ヌプチェ」にも、しばらく出掛けていませんでした。
自分も細君も好みだなァ…なんて思うお店で。

TwitterやFacebookの情報を鵜呑みにしちゃあいけませんね。
皆さん、それぞれに忙しさやご事情がおありですものね。
一時、昼の営業だけ…と言う認識だったのですが、
いつからか「夜は休みます」と…
夜の営業が一時的なのか、その日だけなのか…はてさて。

本当に、ここでお題です。
もっと早く実際に電話をしてみて聞けば良かった。
その日その日で、営業する日もしない日もある訳で、
「食べたいなー」と思うのならば、確認する…がベストでしたね。

長く間を空けてしまったけれども、
美味しく再び頂くことが出来まして。
そんな一席にて、お付き合いを願っておきます。




海老味噌ラーメン+白髪ネギ増しをYOKOさんが、
鶏ラーメン+岩のりを自分が。
そして、忘れずに「ヌプチェ特製餃子5コ」を注文しました。

続々とお客さんがお見えになります。



こちらが「鶏ラーメン」、
ここ最近は…ってしばらくぶりですけれど、
「海老味噌」は変わらず、
もう1種が「鯵しょうゆ」だったり、変わって行く感じですよね。
「鶏ラーメン」はあるうちに1度は食べてみたかったので、
間にあって良かった…なんて感じます。



麺に取り付く岩のり。
替え玉で硬めに茹でてもらって、
岩のりと麺、スープと食べる、その美味しさはひとしお。期待通り。
鶏スープはあっさりした印象を持ちます。
鶏らしい香は穏やかに、しかし確かに感じられますが、
こってりし過ぎておらず、軽やか。
塩の系統で良いと思いますが、
鶏に味が付いた…と言う印象が強いですね。
醤油や味噌、塩などの味が付されていると言うより、
鶏に味が入った様な印象。

海老味噌も、どこか記憶より辛味を強く感じて、
そのピリ辛さが更に良い、美味しいと感じました。
日々、ブラッシュアップされているんだと思いますし、
これは旨い、と。
スープの濃さ、強烈な海老の匂いと共にあるエスニックな風味…
「ヌプチェ」でしか食べられない味。



餃子は人気ありますね~。自分たちも大好物ですけれど。
僕らの後に入った方の分は無かったようで…。
必ずや注文しちゃいますもんね。
薄く硬めの皮にぎっしりと餡が入っていて、
肉々しく、ガッツリ系の食べ応えがたまらないんです。




その後は安曇野みさと温泉・ファインビュー室山へ。

久し振りに「ヌプチェ」で食べることが出来て、
そして、やっぱり「美味しい」と感じることが出来て、
夫婦そろって、上機嫌で温泉に向かって行く…
…なんて所で、今日はここまで。
ちょうどお時間となってございます。

それではまた次回。

ありがとうございました。







えー…気楽なところで、一生懸命…と言うことでございますけれども。

古くから伝わる川柳でこんなものが…
…と言っても、従前に比べますと「赤線」と言って、
何のことだか思し召しがない事と同じで、
「居候」なんて文化は、もう現代にはほとんど残っていない…
…そんな風に感じております。
だからと言って「ルームシェア」も違いますし、
お相撲さん、相撲部屋の住み込みにしたって、
「居候」ではありませんものね。
こう…与太郎の様な「世の中ついでに生きている」と言う、
ぶるさがっている様な渡世人あるまじき、
いやしかし、人生を謳歌すべきを動かずに、
贅沢な時間の使い方をしているのならば、
それが真の遊び人とも…ううん、時代を映す鏡とまでは申しませんが、
まぁまぁ、「居候」と言う言葉は失われつつあるもので、

「居候、三杯目にはそっと出し」

…と言う川柳からは、
その貧乏の切なさが伝わらない時代なのではないか…
…なんてところでありますが。

さて、今回はご飯のお代わりを3度致しました。
最初の1杯も含めれば、4杯お茶碗に頂きました。
後先考えなければ、もう1杯くらい行く事が出来ました。

お噂はかねがね、信州の大北地域の奥の奥、
小谷村の道の駅、その併設する食堂での一席でございます。
どうぞ、最後までお付き合いを願っておきますが…。





当日の日替わり定食はお刺身にて。
お味噌汁もきのこ汁と豚汁のどちらかを選ぶことが出来ました。
普段、YOKOさんとは別のものを注文する様にしていますが、
今日ばかりはお目当てがハッキリしていて、
同じ「日替わり」で合わせました。

この小谷村の道の駅、「深山の湯」と言う温泉が併設されております。
食堂も何度となくメディアで拝見しております。
羽釜炊きの炊き立てご飯を食べる事が出来ると言う。
これをお目当てにして出掛けて来ました。

ウェイティングボードには先んじて数組の待ちがあり、
1枠には「13」、もう1枠には「7」とあり、
「ああ、待ち時間が長そう!」と思うのですが、
回転が良いのですねぇ。思ったよりは待たずに順番が巡って来ました。
それでも僕らの後ろには、更に3倍くらいのお歴々、
名前が続いていましたので、人気がとっても伺えるもので。



お刺身の質も良く、ご飯は進む…
お漬物も自由に出してもらえるので、
その塩気だけでも美味しくご飯が進みます。
最初の1杯も美味しかったですけれど、
やっぱり配膳の都合なんですね。
ベストの状態ではなかった。
お代わりをもらいに行って、
釜から出て来たばかりのそれを、着席まで10秒程度。
「あっ、あつッ」と思うくらい熱がある。
熱さがまだ残っているご飯の旨さが、本当に…
僕がこれまで食べて来たご飯の中でも、いちばんでした。
甘味、旨味、塩や油、小鉢の煮物のダシ感への反応。
どれを取っても旨い。
ただひたすらに米も旨いし、おかずとして取った、
それぞれの旨さが引き立っていて旨い。
旨い、旨い、旨い!!

すぐに2杯目を食べ収め、3杯目。
これはYOKOさんにも違いを知って欲しいと思って、
ひとくち熱いものを食べてもらい、
僕の言わんとしていることを理解してもらって、3杯目が終了。

食べ過ぎると、帰りの道のりに眠気が来てしまうかも…
…と思って、都合4杯目、お代わりは3杯目をどうしようか…
…と思うのですが、食べたくて仕方がない。

「すみません!半分くらいでお願いします!!」

元気いっぱいに空のお茶碗を差し出しました。
通用しました。
「あともうひとくち」も対応して頂けるみたいで、実に嬉しい。

あ、ちょっと虚構入りました。
今は対コロナ禍が由来するのか、
食べ終わったお茶碗は即食器返却コーナーで、
新たな1杯はそのまま配膳の店員さんへの声掛けなんですね。
短時間に3回のご飯お代わりと1回のお漬物お代わりをお願いしました。

いやあ、書きながらも食べたくなります。
すごーく遠いのですけれど…
大町、白馬と来て、それらを抜けて県境小谷村ですから。
けれど、必ずやまた出掛けて行きたいと、
そう思わないではいられません。




これまでに来馬温泉・風吹荘には立ち寄った事がありましたが、
今回日帰り入浴を果たした3湯は、それぞれ初めて。
いつもの様に、Tweetを基軸に記録として書いて参りますが…。


(112)湯原温泉・猫鼻の湯

ユバラ温泉と読みます。
稀代の秘湯と言った感じでしょうか。
お湯の良さ、風情、人のご縁など、ここにしかないものがあります。
だので、
温泉で粛々と入って、地域の方に話しかけられたくなくて…
…なんて方は行かない方が良いかも。
すごく温かい、とても良い地元の方々に支えられている温泉。
そうした地域コミュニティを理解したくない、
ほんの温泉に入る数十分、ホームステイする感覚で出掛けられないならば、
行かない方が良いと思います。
温泉も良いけれど、そのコミュニティに分け隔てなく加えて頂ける、
それこそが宝物の様な温泉施設だと思いますから。
あの長閑な方々が、一生懸命おもてなししてくれようとするのを、
もし、無碍に断って曇らせる様な人がいたら、ちょっと許したくない。
猫鼻の湯は、人も宝物ですよ。ホント。
僕は出会ったあのおいちゃんが元気であって欲しいって、
たった数分の裸の付き合いだけど、心からそう思いますもん。
野沢温泉で出会った地元の方の優しさにも通じていますね。



(113)北小谷温泉、風吹荘源泉の混合泉・道の駅小谷 深山の湯に来ています。
ぬる湯槽、実に良いですね!
なんとのんびり入ることが出来ることか!
蛇口からは強く鉄の匂いがするお湯。
道の駅の綺麗な設備に、この泉質の良さは、素晴らしいです。流石は小谷村。

…とツイート。
食堂で飲食をしているので半額で温泉に入ることが出来ました。すごい。



(114)下里瀬温泉・サンテインおたりに来ています。
クダリセって読むのですね。
何気に正しく読む事が出来ていませんでした。
源泉温度30.7度、ph7.2で無色澄明…青く見えるのは、照明や浴槽のせい…?

猫鼻、深山と入って来てしまうと塩素の匂いも感じたり、
差はあるのですが、寝湯や深い浴槽あり、
使いやすさは雪国ならではとも思い。
冷泉の良さもあり、満足度は一定以上にあります!

…せっかくだからと3湯目。
元々は2湯のはずでしたが、あまりに良い泉質が続いたので、
「他もどうだろう!?」と言う興味を抑え切れませんでした。





…そんな小谷でのお楽しみ…と言ったところで。
さて、温泉にもお食事にも実に良い。
小谷村の一席、ちょうどお時間となっておりまして、
ここで、お開きとなります。

それではまた次回。

ありがとうございました。





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。



えー…食べながらも目は動き、
本日のオススメと言う「豚すじ煮定食」と張り紙にある「牛すじカレー」が、
とても気になっていた…なんてンで。

ひっくるめて言って「食堂」と言うものは、
実に多様なものですよねぇ。
食べ物屋さんならば、みんな「食堂」でよろしいでしょう。
バル、ビストロ、レストラン、キュイジーヌ…
ごく日本的な「食堂」に、最近とても魅力を感じています。
「町中華」と言う言葉がにわかに刺さっておりますが、
先達ての小諸の「夜来香」であったり、
松本だったら「廣東」であったり、
こう、長く続いているお店は…続いていると言う事は、
多くのお客さんが2度3度と通っている表れに他ならず、
メニュウに多様性が見受けられて、実に楽しい。

その日も初めて訪れたお店でしたから、
注文したメニュウも楽しんではおりましたが、
「ああ、こんなメニュウもあるんだね」と思う、
「次に来たら、これにしようかなぁ」と繋がる。
それが実に喜ばしいですよね…ってンで、
一席申し上げようと言うところでございます。
どうぞ、最後までごゆっくりお付き合いを願っておきますが…。




お店の前を通ることは、そんなになくて。

大芝高原温泉・大芝の湯は気に入っているので出掛けるけれど、
伊那市市街地までは遠いし、
ほぼ「大芝の湯=蒼空で麺曜日」の等式が成り立っていました。

ただ、中野市の「丸長」もそうだけれど、
昔から「つけ麺」を出しているお店はあって、
塩尻だと洋食の「グルメ」もそうか…
現代的なつけ麺ではなくて、
つけ麺にだって、きっと「昔ながら」はあって、
六厘舎の様な流行前のモデルだから、
みんな個性があって楽しいなーって思っていたりします。

大芝高原の施設から伊那市に入ってすぐ、
「ホサナ」と言うお店がある…と言う事は、
ずっと前から知っていたし、
「つけ麺」と書かれていることも知っていたし、
気にはなっていたけれど、
初めてのお店怖さもあって、到達できずにいて、
「よし、今日こそは」でした。
いやはや、ホントに行って良かった。



煮干ラーメン+しらす干しチャーハンのセットメニュウで注文。



炒飯も(小)の設定になっているけれど、なかなかの量。

煮干ラーメンは、最近のメチャクチャ煮干インパクトタイプではなく、
確かにあるけど、どこか優しい感じ。
スープはシンプルで、タレと香味油に粉もありつつ煮干と想像。
ガツンと来る煮干しに慣れ切っていて、
最初は、“少しおとなしいかも?”と思うけれど、
食べ終わる頃には、口の中に煮干し香が大量に漂っている事に気付かされます。



麺はやや太めの縮れ麺。しっかり食感がありました。
器は円錐に近い形状でコンパクトに見えるのだけれど、
かなりしっかりと量があった様に感じます。
平常時、ラーメン+チャーハン+餃子1皿シェアで半分にて、
満腹までには行かないかなぁ…と思うのですが、
「ホサナ」では「うーん、やや苦しい」と言う食後の感覚。
ボリュームは申し分ない模様。



YOKOさんの「五目そば」、同じ醤油系ラーメンのカテゴリに、
メニュウ上では置いてあったのに、
そんな想像を蹴倒すくらい違いがあって驚きました。
自分としては煮干しラーメンを食べながら、
YOKOさんからひと口もらって…そして記録として残したTweetは以下。


うわー、五目そば、うめえええ。
素材のエキス分、胡椒も効果的に入っていそう。
そして熱さキープ力も高い!
煮干も旨いけど、いや、うん、どちらも旨いじゃん!


…とのこと。興奮。
全く毛色が違う!
スープの野菜、魚介のボリューム感が凄くてたまりませんでした。
具も大振りの海老1、プリイカが2、タケノコなどなど、
あ、うずらの卵も入っていましたね。
よーく味が出ていて、実に旨い。

熱そうにハフッとやりながら、
YOKOさんが食べているのを見て、正直「羨ましい」と思いました。
そして、満足感が顔に出ているのを垣間見ます。



餃子は、わりとワイルドなイメージ。
餡の香は、ニンニクではなくてニラでしょうか…
青い香が入って良い感じでした



おひとりさま、家族連れがコンスタントに訪れていました。
この美味しさは安心して出掛けて来ることがありますね。
街にあって嬉しい存在なんだろうなー…と。

また次回、他のメニュウも是非とも頼んで味わってみたいですね!

…と言った所で、本日はここまで。
ちょうどお時間となっておりまして。
それではまた次回。

ありがとうございました。




えー…気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。



えー…
新聞などでも報じられ、ご案内の通り…と存じますが…。
明治18年の創業、
松本市は浅間温泉の奥座敷…最奥と謳ってよろしいでしょう、
奥の奥にございます「坂本の湯旅館」が、
旅館業を廃業なさる…と言うニュースが入って参りまして。

2017年の1月15日に、自分たちは初めて出掛けていますね。
日帰り入浴ですけれど。
そして2回目がついぞ先日になった…と言う事になっております。

廃業のお話はやはり残念なのですが、
日帰り入浴施設は今後も使用でき、2階以上は福祉的な用途に使用されると言う。
旅館業のみが廃業となるのだそうです。
ただ工事が入りますから、
11月2日から11月25日まではお休みになっているそうです。

2017年当時、写真には収められませんでしたが、
見事な書が掲げられていて、
「いつか、もう1回出掛けたなら、写真を撮影させてもらおう」
…とは、ずーっと考えていたことで、
この機に、もしお片付けされてしまうとしたなら、
その可能性があるならば、廃業される前に出掛けねばなるまい!
…これが本日の一席、事の発端となっております。

これからもきっとお世話になることでしょう。
誇らしい松本の名湯について申し上げます。
どうぞ終いまで、ご愉快を願っておきますが…。






いつからか…は分かりませんが、
「坂本の湯旅館」は、
ペット可の素泊まりのみの温泉旅館として営んでおりました。
源泉は「第1号源泉」とあります。
浅間温泉の第1号源泉。
これは、お隣の「湯々庵 枇杷の湯」と同じです。
ただ枇杷の湯は、よりパブリックな日帰り入浴施設であり、
規模も大きく、加温、殺菌、循環併用のお湯の使われ方。
「坂本の湯」は、源泉そのままのかけ流し。
源泉温度は46.5℃で、
「坂本」の銘が入った瓦の湯口から投入される源泉は、手で触れると少し熱い。
無色透明で湯口からのお湯には、わずかな硫化水素の匂い。
癖がなく、しかしふくよか。湯上がりはしっとり。
時代の付いた檜の浴槽には、
どうでしょうか、男性ならば3人が余裕をもって入ることが出来る人数でしょうか。
カラン数は4だったりしますし。
その想定3人は、外を眺めての3人…
対岸にもう何人か、詰めたなら入ることが出来ますが、
ゆっくり入るならそうかな…しかし、
源泉をそのまま使う場合に、浴槽サイズは重要な要素になり、
この大きさだからこそ「浅間温泉・第1号源泉」の良さを、
存分に楽しむことが出来る、
唯一無二の良さ、宝を持つ温泉旅館だと思っています。



さて、ロビーから見える書は3作品あります。



「寿無涯」の書。「寿、涯て無し」なので「寿限無」と同じ意味かと。
中村不折の書でした。
それは良いものだと記憶に残るはずです。

今年の初め、コロナ禍が始まる前、
東京出張時の空き時間に、
台東区の「書道博物館」に出掛けました。
書道の先生が「1度は見ておくと良いよ」と教えて下さったので。
それが中村不折の創設したもの…とここで知るに至ります。
不折は洋画家であり書道家でもあり、
有名なところだと、
島崎藤村の詩集「若菜集」、「一葉舟」、
夏目漱石の「吾輩は猫である」などの挿絵を担当されています。



落款、落款印。
「中邨鈼印」の白文、
「不折」の朱文が捺されていました。



関防印には、
「長生禾〇」の4字…むむ、
自分では判別できておりませんが。
「生」は「主」でも良いかも知れないし、
「禾」は最後の文字と合わせて1字かも知れないし…
…そう思って調べてみたのですけれど、分からず。





こちらは篆書体。
「淵默靁聲」とあります。
旧字体でなく現代字にすると「渕黙雷声」ですね。
原文としては「渕黙而雷声」が正しいでしょうか。
荘子の外編「在宥」にある言葉で、
川辺、川の渕は静かであるのに、遠くから雷の音が聞こえる…
…と言うもの。



関防印は「白雲間」だと思います。
「秋聲天地間」を書いた時に、
「間」の「日」を横にすることを伺ったので、これはきっと正しい。



落款には、こう書いてあります。
「美昌碩年八十」
刻印は「呉 昌碩」と読むことが出来ます。

さて、検索してみると「清代最後の文人」とあります。

1844年9月12日に生まれ、1927年11月29日までの83年の生涯。
80歳の時の作品…と言うことでしょうか。
坂本の湯、明治18年創業は、つまり1885年ですので、
同時期に存在していた…と言うことになります。
経緯ばかりは分かりませんが、素晴らしい書作と感じます。



入口に掲げられている額。



「誰得醉中趣」…で合っていると思います。
「醉」は「酔」の旧字。

揮毫されたのは、金井信仙先生。



白文印は「信山隠士」で、
読み方が回文印となっております。
多くは、右上→右下→左上→左下ですが、
こちらは「右上→左上→左下→右下」です。反時計回りに読んで行く。



朱文印がたぶん「鶴巣」で良いと思うのですが、
「鶴」は分かりますが、左は「巣」で良いのかしら。

金井信仙先生は、信州の生まれの方で、
1840年から1908年までの生涯、
松本新聞を創設されたり、養蚕業の礎を築いたり、
郷里の偉人のおひとりです。
白文を拝見した際に、
「信山って上條信山先生か!?」と思ったのですが、
上條信山先生は1907年のお生まれですから、それ以前の方なのですね。
鶴巣、信山、信仙と号をお使いになられていた様です。

「誰得醉中趣」の意味なのですが、
検索を掛けると、
李白の「月下獨酌」にある、
「但得酒中趣」と言う言葉がヒットします。
「酒」と「酔」は関連がありますし、よく似ていますね。
李白の句は、
「ただ酒を飲むことは、これだけの趣がある」…と言うもの。
中国語が読めませんから漢字と配置とで想像しますと、
「誰もが酔いの中に趣を得る」でしょうか。
「酔えば皆同じ」とも訳せますでしょうか。
酔いを酒に限らずに考えたなら、
陶酔すると言う意味で捉えたなら、
温泉旅館ですから、
「誰もが坂本の湯に浸かれば、趣を得る」…なんて所でいかがでしょうか。

正確なところが分からなくていけませんが、
そんな様に思います。




…と、温泉も素晴らしいものがありますが、
書も素晴らしいものがある…と言うことをお伝えしたく。
今月末までの営業の後、
お休み期間を経ての再開となっておりますので、
心にお留め置き下さいますよう、何卒お願いを申し上げます。

さて、そんな「坂本の湯旅館」についての一席、
ここまでとなっております。
ちょうどお時間もやって参ったところ、
それではまた次回。

ありがとうございました。




今回の件、電話でも坂本の湯旅館さんに問い合わせをしていたりします。
その節は、ありがとうございました。
丁寧にご回答賜りまして、心より感謝をしております。
形態はお変わりになられますが、ご健勝を心より祈念しております。





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。


途中までは…
ええ、途中までは数えていたんです。
YOKOさんには手帳にまとめていてもらったりなんかして。

そう、200を超えた頃からでしょうか。
「まぁ、いいや」となって…自然な流れで。いつの間にか。
数えなくなってしまったのだけれど、
この信州、250種以上の源泉を体験している…と思います。
たぶんそのはず。
このコロナ禍の中で、実はかえって旅は進み、
南信の課題であった平谷、売木、天龍の温泉にも出掛け、
残る手薄な地域は、
小谷、東信の小海近辺、そして今回の野沢温泉となっておりました。

湯田中、渋温泉街も豊富な湯量、多岐に渡る源泉…
お宿ごとに自家源泉を引いたりもしていて、
実に贅沢な地域ですが、
野沢温泉も、まさに外湯巡りもあれば自家源泉も豊富で、憧れの地。
1度は泊まってみたい!
…とは、ずーっと考えていたことでして。

秋山郷に出掛ける道中であったり、中野市に出掛けたついでであったり、
一般に開放されている「ふるさとの湯」は、
何度か入ったことがありますが、
有名な十三の外湯については、
寸志を入れなきゃいけない、水を入れると怒る人がいる、
熱くて入ることが出来ない…などなど、
調べるうちにネガティブな情報に行き当たる事が多く、
また旅館のお値段も割合、高めの設定に見え、
憧れはあるけれど、辿り着かない場所…として存在していました。
冬も雪深く、またウィンタースポーツが盛ん…となると、
スキーもスノーボードもやらない僕らには、
足が遠くなる要因になっていましたね。

GOTOと野沢温泉村の割引によって、
おおよそ1人分の宿泊費が浮いた計算になっています。
これは本当に有り難いことでしたし、
お陰様で、野沢温泉村に初めて宿泊が出来ました。

虎穴と例えては障りがあるやも知れませんが、
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の例えの通りでもあり、
宿泊したからこそ、「悪事万里を走る」…
ネガティブな情報の間違いを実感する事が出来ました。

大きな大きな収穫のあった旅、
今回は外湯巡りをベースに温泉噺にて、一席のお付き合いを願います。

あまり長くお喋りをしてしまいますと、
湯あたり、湯のぼせをしてしまうかも知れません。
早速本編に移らさせて頂きたいと存じます。

どうぞ本日もご愉快を…、と言うことで。







松本、塩尻界隈からだと、
高速道路を使って2時間は掛かりません。
1時間半ほど見ておけば十分。飯山の街さえ混まなければ、
もうちょっと早いかもなー…と言う距離感。
実は野沢温泉村は、それほど遠い訳でもない。

午後に出発の予定を組み、
午前中には松本市・四柱神社に出掛けて、旅の無事を祈っていました。

道中、辰巳のお庭脇によく居る猫さんに会う。




雨が降り始めていた頃合でした。
警戒態勢であり、お外に遊びに行きたさあり…と言った所でしょうか。






最寄りの「豊田飯山」I.C.を降り、
飯山市市街地、千曲川脇の道路を北上して、
程無く「野沢温泉村」に到着します。

まずは観光協会にてクーポン券を買い求めます。




5000円で購入でき、
10000円分のクーポン券が付属する…と言うもの。

現在も続いているかどうかは、
調べなければいけませんが、
当時は片道の交通費を補助してくれるキャンペーンを行っていて、
更にお得に旅行が出来ると言う。本当に大助かりの状況でした。






宿にチェックイン後、すぐに支度を整えて飛び出します。

あいにくの雨だけれど、湯に入ればどうせ濡れるのだし。
雨が寒かろうと、湯で温まるのだし。

宿は、すごく悩みましたが、大湯の隣、
野沢温泉街の中心にある「旅館さかや」を選びました。
我が家にとっては重要な要素となる、
洗浄機付きトイレがある…と明記があった故。
勿論、他の旅館もあるとは思うのですが、
確実にあるかどうかが、僕らには情報として必要でして。



渋温泉での九湯巡りの経験上、
「浴衣は楽だけれど、夜に困る」と思っています。
温泉で濡れる、汗も掻く…
もし就寝時に浴衣を着ようと考えていると、
就寝までに乾き切らないです。使えない。

ですので、ほぼマラソンと同じ服装で出掛ける事にしました。
吸湿性、速乾性が強く着易く!
坂の多い野沢温泉です。下駄などで風流に移動すると、
間違いなく足を壊すと思ったので、
脱ぎ履きし易いクロックスを用意して出掛けました。

「机上の空論」
「百聞は一見に如かず」とは、よく言ったもので。

作戦としては悪くはなかったのですが、
クロックスを裸足で履いたことには失敗しました。
後述しますが、
野沢温泉街の十三湯巡りの中でも、
中心部から離れた滝の湯や中尾の湯を目指す場合は、
まず裸足では良くないし、
出来たら、ちゃんとした足回りを用意した方が良さそうです。
理由は、僕らが足の裏にダメージを負ったから…
…是非とも、せめて靴下付き。理想ではちゃんとウォーキングシューズ、です。
ここは、もし「これから野沢に行くかも」の方、
ご縁があって、この文章を読んで下さっているなら、
お心にお留め頂きたいです。本当に。
“宿の近く、1ヶ所でも行けたら良いや”なら無用な心配なのですが、
“出来るだけ外湯を巡るぞ~!”…と言う心づもりならば。





まず「熊の手洗湯」に入ろうと思い歩いて行きます。



源泉温度一覧を見る限り、
70度や80度が多い野沢温泉の中で、
40度代は、随分と「行けそうだ!」と希望を与えてくれる気がして。



「熊の手洗湯温泉街入口」とあります。



ぐんぐんと道を降りて行きます。



目標である「熊の手洗湯」前に、「上寺湯」を発見。
「あとで入ろうー」と素通り。左右に分かれる道の左側へ進みます。

「熊の手洗湯」は、右手方向だと分かるのは、しばらく後のこと。



僕らの様に道を間違えると「洗濯場」が見えて来ます。
「麻釜」同様に、生活用水としての温泉の使い方。
この先、更に進んで間違いに気づいた所で戻るのですが、
最初から躓いてしまって、「ああああ!」となっていました。
早く温泉に入りたくてもどかしい!



「上寺湯」を右手に進んで、左方向へ道なりに。
この風景のその奥に「熊の手洗湯」があります。
自分の探し方が悪かったのかも知れませんが、
Google地図などでは探し当てられなかったんですよね。



「熊の手洗湯」に到着。
当日のTwitterには、以下の様に記録しています。
数字は、今年入った温泉の数。

(87)野沢温泉・外湯・熊の手洗湯
これは良い。透明感高い緑色。バランス良く硫化水素の匂いも良い。
床の造り、その浴槽の縁もすごく良い。
窓から見える水路も良い。

ぬる湯、そのまま入る事が出来るよりちょっと高いか?
あつ湯も、頑張れば入る事が出来る感じ。
源泉以上の熱さがある気がするけど、どうなんだろ。

…とのこと。

何となく…こうした共同浴場って、
時代の付いたものだと思っているからか、
「鄙びている」ものだと先入観を持っていたのですが、
とても綺麗で驚きました。
10人以上入る様な構造では元々ないから、
こじんまり、広くはない…それは当然であって、
でも、確実に家の浴室より広く、湯屋造りで開放感があって、
むしろ、掃除が苦手な自分から見たら、
今はYOKOさんが居るから綺麗な浴室が保たれているけれど、
家の浴室より、清潔感があるかも…とすら。

これは本当に地元の方がキチッと管理している…とヒシヒシと伝わりました。
とても素晴らしいことだと思うし、
お湯を借りると言う認識、更に強く堅く…と言うところ。



熊の手洗湯を出て、分かりやすい道は右手に戻る方向だけれど、
この細い道こそ、地元の道に見えて、冒険をば。
お散歩も含めて街を楽しみたいじゃありませんか。



続きまして、こちら。

(88)野沢温泉・外湯・真湯へ。
激熱。先に居たお兄さんは頑張って入っているけど、これは熱い。
白濁に黒い湯花。匂いも良いけど、熱くて入れない。
熱いと言うか痛い。
水を入れてみるも、あまり変わらないか?
YOKOさんも苦戦して、入れなかった。

時間を掛ければ良かったかもだけれど、
このコロナ禍もあって、7時から17時までと張り紙。
ちょうど17時だったけど…。だので、長居できなかった。
厳密じゃないみたいだけど、でもねぇ。トラブル嫌よねぇ。
あ、俺が足だけか。YOKOさんは全く無理か。

…とのこと。
先客の観光客ご夫婦も双方、相当に苦戦しておられました。
足を入れられはするけど1秒ももたないくらいの熱さ。
水を入れても、変化が見えず。
17時の時間制限がなければ…なんて思うのですが、
それこそ、この共同浴場を管理する上での決まりごと。
きちんと守らねば…と思います。



続いてはこちら。

(89)野沢温泉・外湯・上寺湯
ばっきゃろう!水じゃねぇか!うわ、ほとんど水だよ。ふざけんな。
さっきのお兄さん来る。
湯口なら、何とか。話している時、気を抜いてお湯に触れる。
あっちい!!88度か。流石。こう言う熱さなんだね。
灰分、苦味、青冴えの色。

YOKOさんは地元の人に入れてもらったみたい。
なるほど、かき混ぜちゃダメ。水を入れるなら入れて、
熱いお湯を出しちゃうのだそうだ。そうだよね。

…と言うことで、
水が出しっ放しになっていました。浴槽ほぼ水。
こう言う事があると、「使わせたくない!」って僕でも思います。
僕だって村外の部外者であるのに、
部外者に使わせてはいけないって思ってしまいます。
地域の顔の分かる関係性なら「次は気を付けてね」で良いでしょうけど、
旅人に…不特定に使わせるって、こう言うリスクですよね。

YOKOさんは地元の方に入り方を教わって、
きちんと入ることが出来て良かった。
先程、真湯で出会ったご夫婦も合流し、
男性側は、まぁこんな感じで水風呂に入り、
せめてと湯口にいた際に、件の旦那と会話して、
目を離した瞬間に、源泉に触れて「ぎゃああ」と言うツイートです。



続いては、こちら。

(90)野沢温泉・外湯・麻釜の湯
地元のお兄さん、超優しい。上半身裸って普通なんだね。
サッと入って、洗って、サッと出て、ガララッと家の中へ。
いいなぁ!このお湯、この距離、いいなぁ!!
入れる。全然大丈夫。
透明で、少しゴムを焼いた様な香。とてもハリのある良いお湯。

厚みもあり、強い。すごく良い。
暗くて雰囲気ある。照明がない感じで、それこそ地元感あって良い。

あれ、ふるさとの湯と一緒か。うーん、どうなんだろ。
同じなのかな?また入らないとな。

YOKOさんは旅人の女性3人に優しくしてもらったみたい。

…とのこと。
こちらでは、逆にとても良い経験をすることが出来ました。

日帰り入浴施設「ふるさとの湯」は、
駐車場を持っていないので、
観光協会前の有料駐車場に停めて、
歩いて「ふるさとの湯」に向かう際に、
「麻釜の湯」の前は通っていて、
「いつかここにも入りたいなー」と思って早幾年。
実現と共に、鯔背な地元のお兄さんを拝見しました。

お湯としては「ふるさとの湯」の内湯側の雰囲気ですね。
透明で厚みのある…包容力と言うか、そんな印象の泉質。



「麻釜の湯」が坂の下ならば、坂の上となる「麻釜」へ。



日が落ちつつ。麻釜公園は幻想的な雰囲気に。
次なる目的地「滝の湯」へは、更に坂を登って行きます。



更に更に上。いちばん奥の光が「滝の湯」でした。



この段階で、クロックスに裸足の状態を酷く後悔。
本当、湯巡りをされるなら、足回りはしっかりと、です。



他にどなたも居られなかったので、こんな雰囲気ですよ、と。

(91)野沢温泉・外湯・滝の湯

上にあるね。坂の上ね。人が来ないせいか、激熱。
投入量が多過ぎる!!
深いこともいけない。水を入れたところの上は良かったけど、
下に足を通した瞬間、ぎゃー!ってなったもん。熱い!

鉄っぽい匂いもある、とYOKOさん。
なるほど、くぐもった香。透明な緑。薄い色だよね。
タイルもあって青く見える気がする。
水を入れて何とか胸まで。73度か。使い方よねぇ。

…とのこと。

真湯、滝の湯と行き、
もちろんこの後も巡るのですが、
入りやすい温泉もあって、
返す返すも、かなりの熱さだった2湯について思うのは、

「人が先にいると入りやすい」
「人が先にいないと入りにくい」

「野沢温泉は熱くて入れないよ」と噂でよく聞くそれは、
ただ、上記条件の結果でしかない…と確信を得ます。
源泉温度が高いんです。
当然、水で薄めないと入れないです。

「水を入れたら現地の人に怒られた」

…と言う噂がありますが、
そこには「野沢温泉は湯温が高過ぎる」と言う意識も、
働いているのではないでしょうか。

「野沢温泉の方々は、熱いお湯に入り慣れている」

…これは自分が今まで持っていた印象です。
でも、それにも限度があります。人間ですもの。
諏訪の旦過の湯でも、現地の旦那が、
もうー、必死で入ってらっしゃいましたから、熱いものは熱い。
そう言うもので、
“怒られた”と言う一件も、
もし、先に入っていた方が、

「自分にとってちょうど良い温度に、
 水を入れて浴槽温度を調整した後、
 いきなり入って来た外の人が、
 いきなり水を入れ始めた」

…だとしたら怒りますよね。
源泉温度が高いので、1度浴槽が満たされてしまうと、
なかなか適温になりません。
この滝の湯での自分もまた然り。

「共同浴場」の真髄…と言うと、大袈裟かも知れませんが、
設備…浴室や湯屋も共同に管理しているものですけれど、
「湯温」もまた共同で管理されたもの…だと実感します。

「滝の湯」で、一旦湯巡りは終わりにして、
宿に戻り、夕ご飯。
その後に、再び街に出掛け、
それぞれみんな地元の方が先に入っておられ、
実に適温になっていて、
野沢温泉の名湯を存分に体験できました。

そう、先に湯を調整してくれている方々がいるし、
自分も後の方の為に、綺麗な使い方を心掛けるべきだし、
湯温もちょうど良い方向にすべきなのです。






「旅館さかや」を出て、
大湯、常盤屋旅館前を通らずに、
常盤屋裏の小道を通るそれは、
古いRPGの街や城のマップ、
屋根の上の裏ルートを通る感覚で、
ちょっとワクワクしました。
街灯もなく、忍んでないけれど忍感覚。

(92)野沢温泉・外湯・松葉の湯。
良いお湯!葛温泉みたい。更に重厚!ゴムと柿の葉。
大きな湯の華、浮く。

…とのこと。
2階建ての建物の2階にあります。
葛温泉・温宿かじかを想像しました。
ああした、浸るだけで「おっ」って思うお湯が、
街中にあるって凄いなぁ、と。





同様に裏道を伝って、最後に坂を上って。
講堂の様な造りを外観から感じます。

(93)秋葉の湯
軽い。松葉の湯に比べると薄くにごりあり。
地元の人ばかり。サッパリ入る事が出来て良い。
みんな広いね。小さいお湯ないや。渋みたいに。
基本最低限サイズが同じくらい。

…とのこと。

秋葉、松葉は本当に適温で気持ち良いお湯でした。
外が雨の中を歩いて来ているので、
温まる…その心地好さったら。
地元の若いお兄さん方がワイワイとお喋り。
良いですね。湯屋風情。
落語の中の床屋さんや湯屋にあった、
若い衆の集まる場所、
まだこうして残っているんだなぁーって思います。
お酒や食事と共にお店を借りるって、
またちょっと違いますもんね。





飯山方面から来て、いちばん近い場所にある「中尾の湯」は、
つまり温泉街の中心からはいちばん遠い訳で。

なるほど、
「本当にこの先にあるのだろうか、迷っていないだろうか」
…と言う不安と共に向かいました。確かに遠い。

(94)野沢温泉・外湯・中尾の湯
透明。湯の華は白。広い。空間も広い。
湯屋づくりで、この広さは初めて。男女合わせたら体育館だよ。
熱めだけれど、ちゃんと入る事が出来た。
木の浴槽。45度くらいなのかなぁ。
重みアリ、柔らかいにおい。

…とのこと。

天井も高く、体育館や学校を改築したって言ったら、
「やっぱり」と思います。それくらいの大きさ。
浴槽サイズこそ違うけど、
スケール感は、大町温泉郷の「山のたこ平」くらい。

木の浴槽と脇のタイルの床を往復する感じ。
入って休んで、入って休んで。





中尾の湯へは秋葉の湯から裏道を通って辿り着いたので、
今度はメイン通りを通って、旅館に戻る方向へ。



近年改築された新田の湯に辿り着きます。
昼間にあった旅人の旦那と再会。
いやあ、奇遇なことってあるもんだ。

(95)野沢温泉・外湯・新田の湯
また、あのご夫婦に会う。すごいねー!
また会うんだね。ご縁だわ。
灰分、ごく薄くにごり、やはり蒸した葉の香。
熱いけれど入る事が出来る。新品の建物。

建物全て新しいのだけれど、
湯屋の造り…棚と浴槽が同じ場所にあって、
靴箱は棚の下方にあって…
野沢温泉の外湯造りとでも言うのか、
各湯にあった共通点はバッチリ踏襲されて新築される、
この文化が伝わって行く意義を、ヒシヒシと感じます。





「横落の湯」の横を通って旅館に帰ります。
明日は旅館近くの外湯を固めてあるので、
湯巡りも簡単にできるハズ…と言う作戦で。





また後日お喋りしますが、
「旅館さかや」の自家源泉が、かなり良かったです。
これだけ良いお湯に入った1日だったのに、
それでもなお「ここは、ホントに良いなぁ!」って驚くくらい。







翌朝、天気も回復して「十王堂の湯」へ。
1階が女性側、2階が男性側と言う構造になっています。



看板。
この看板を見つけるまで、
ハッキリとこの建物が外湯だと認識できませんでした。
街に溶け込んでいる感じがして。



先客おひとりさん。
その方と入れ替わりになって、1人になったので、
お写真をば…。

(97)野沢温泉・外湯・十王堂の湯
薄濁り、男性は2階。黒い湯花。重みアリ。良い。
深い。水が広がる様に細工してある。
パッと見、建物は狭い感じなんだけど、二階建てだからか、すごく広く感じる。
適温有り難し。

…とのこと。

後に、YOKOさん曰く、
外湯でいちばん気に入った…とのこと。
広さもあって良いですよねぇ。
たっぷりのお湯に入っている感じがして、選ぶ気持ち分かります。





次の外湯を目指して、少し戻ります。



横落の湯は、
出掛けてみると清掃中になっていました。
時刻にして9時30分。

「あ、ごめん!これからお湯入れるから、まだだいぶかかっちゃうな」

…と地元のお父さん。

「わ、早いよー!10時チェックアウトの人も来るかもなのに!」

そう瞬時思ってしまうのだけれど、
いやいや、この自分本位な考え方は良くない。
旅人が、外の僕らが借りて入るものなのだから、
旅館の管理する持ち物じゃないですからね。

残念ではあるけれど、「また今度!」で再び野沢温泉に来れば良い。
そう思って次へ。

自分の勘違いではあるのだけれど、
でも、WEB上に何となく明記はない気がしていたことで、
「入浴料」について…
どの外湯にも「寸志」としてお賽銭箱が用意されていますが。

明記あった訳ではないですが、
「滝の湯」は現在、
野沢温泉村の村民、宿泊者さん、湯に寄付してくれた方だけの入浴制限になっています。
その分け方からして、
寸志を求められる、入れるべきなのは、
完全に立ち寄り湯のみが目的で野沢温泉を訪れている人…
そんな風に自己解釈しました。
合っているかは分かりませんが。

いや、全ての人が入れなくちゃいけないものだと思っていました。
もちろん入れても良いんですけど、
野沢温泉としては、たぶん開放している事からも含めて、
やっぱり「楽しんで欲しい」と言う心持ちが大きいと思いました。
宿泊の一環として、野沢を好きになってもらえれば…と。





「河原湯」へ。



男女ともにどなたもいらっしゃいませんでした。



壁に蛇口と言う構造は、ちょっと珍しいかも。


(98)野沢温泉・外湯・河原湯
深い緑。壁に蛇口。
めちゃくちゃ水入れても激熱。
あ、分かった。手で「熱くてやべえな」は入れないわ。
手で「熱い」と思うくらいなら入れるわ。
硫化水素の匂いも良いんだけどお湯もハリがあって良いんだけど、
熱い―!ふたりとも入れなかった。

…とのこと。

朝、地元の人も観光の人も、あんまりお湯には入らないみたい。
先にお湯を使ってくれている方のありがたみを、殊更に感じました。
横落の湯に入らなかった分、時間があったので、
どんどんと水を投入したのですが、全く入ることが叶いませんでした。
「河原湯が熱かった」のではなく、
「水で適温にする時間の余裕がなかった」…と言うところ。






「旅館さかや」に戻ると共に、
13湯目…となるはず、湯巡り達成!…となるはずだった「大湯」へ。



しばらくひとりでしたが、すぐに幾名かお見えになりました。
自分には結構熱く感じていたんだけれど、
後から来た観光客風のお兄さんは、平然と入っていました。強い。

(99)野沢温泉・外湯・大湯
大湯感がないと言うのは、他もしっかり広いからか。
深くて熱い。木の浴槽。
渋との大きな差は深さかなぁ。渋の大湯は何とか入れるのに、ここは熱いわ。
それも人の流れ次第なのかも知れないな。
バランス良く、匂いも穏やか。

…とのこと。
渋温泉九湯巡りと比べると…
また温泉施設にいくつか入って来た中で、
野沢温泉の共同浴場の特徴として、
「深め」だと思いました。感覚的なものですけれど。
お湯をたっぷり使ってあって、
自然と肩まで入ることになって、
めちゃくちゃ温まる…と言うのは、
雪深い土地ならでは、なのかも知れません。
旅のお客人をもてなす「旅館さかや」は、
そこまで「深い」とは感じませんでしたから、
特徴なのかしら、と。



YOKOさんに「どうだーい?」と声を掛けて「あーい」と返り。
湯巡りお開き。

堪能しました!






「旅館さかや」、チェックアウト後。

昨日のRPGみたいな細道が、どんな雰囲気か知りたくてお散歩。



「こんなところを通っていたのか!」と思います。



特にこの「千人風呂」の脇を通るときは、
天井の高さを歩いている感覚があったので面白かった。
常盤館の、かの有名な浴室の上を通っていたんですね。



お土産物屋さんのワンコ。
車や通り過ぎる人は見ているのに、
何故か僕らとは目を合わせてくれない。



明るい時間帯に麻釜も見ておこうかなー…と、ちょっとだけ歩いて。



フキヤさんで「バナナロール」を買い食い。
たぶん飯山市の「バナナボート」が伝わったものですよね。



帰り道はもちろん「三幸軒」でお昼ご飯を食べ…
…むしろお昼に三幸軒に辿り着くことが出来るような、
そんなスケジュールを組んで移動しています。
「岩清水」を醸す井賀屋酒造場にて、
「NIWARINGO」と「GOWARINGO」を購入し、蔵の中も見せて頂きました。

そしてお味噌を買いに「中野醤油」さんへ。
丸山さんに熟成味噌の良さなども伺いながら、
この味噌で「辛味噌」を作ったら、さぞ旨かろう…と、
夢を抱いて帰路に着きます。

中野市には、本当にちょいちょいと立ち寄る自分なので、
そこから野沢温泉村は、すごく遠い訳ではない…
例えば、横落の湯に気楽に入りに行く事だって出来ます。
そうした距離感、外湯巡りのシステムに触れることが出来た…
それも今回の収穫でした。



塩尻に帰って来て、お疲れ様コーヒーをば。



お疲れ様ビールをば。


…と、結果長講一席、
しまいまでご高覧賜り、誠にありがとう存じます。
僕ら初めての野沢温泉旅、これにてお開きとなります。
幕が閉じました先、
当日の考察として、急ぎ取りまとめたTweetメモを貼り付けておきます。
本文と重なる所も多ございますけれども、
よろしければ、ご覧になって頂きまして、
お足元、お気をつけてお帰りくださいませ。

本日は本当にありがとうございました。

それでは、また次回。

ありがとうございました。

ありがとうございました。







野沢温泉は、全て部屋が分かれていないんだね。
下足入れのシステムも良い。

野沢温泉の外湯って厳しいって思っていた。
「熱い!」と言うこと、
「水を使うと怒られる」と言う噂。
奥渋、七味あたりでは水を率先して入れて良いって言っていたし、
野沢は地元の人が厳しい…地元のお湯を、
旅人が借りている訳だから、それで良いけれど、
だからこそ入る事が難しいと思っていた。

全くそんなことない。
怒る人もいるかもだけれど、自分の場合はすごく優しかったよ。
使い方も綺麗なもんでさ。
体験してみて分かった事は、
野沢の人も人間なので、熱過ぎるお湯は入る事が出来ない…
…と言うこと。
きっとぬるめが好きな人もいるし、熱湯好きもいる。
下諏訪でも変わらないじゃん?

外湯、人が多い所は絶対公約数温度みたいになるのかな。
入りやすいお湯が多かった。
だので、人が多い夜は熱過ぎることは少なく、
朝はみんな忙しいから、水で薄める人もいない、熱くなる…
…と言う構図なのかな、と。
熱さは人の流れ、つまりは運なんだろうなーって。

で、掛け違えが間違いなくある。
それに尾ひれがついて悪い噂になっている。

寒い日、冷えた体の足先って、かなり熱く感じる。
それを知らない人が、極端に薄めようとすれば怒るよね。
お湯に慣れていたら慣れている人ほどに。
世のクレーマーみたいな人だったら、
ちょっとした文句も大きく言いそうな気がする。
それが広がっちゃったんじゃないかなぁ。

渋温泉の共同浴場より、大きさがあるから地元の人に会いやすく、
(その判断は、お風呂セットを持っているか…かな?)
日常の中にありやすく、観光の街だからこそ、
本質はウエルカムに間違いない。絶対ですよ。

ただ、何度も会ったお兄さんはきっと県外の方なんだろうな。
その悪い噂は知らないみたいだった。
長野県の中だけ?僕のまわりだけ?なんだろう。

あ、あとこれも誤解か。

野沢温泉の外湯、寸志を入れなきゃいけないと思っていた。
もちろん常に入れても良いけれど、基本は日帰り入浴の人…みたい。
管理にお金がかかる、
野沢にお金を落とす、落としている人なら良い…は理屈。
日帰りの立ち寄りの、良い所取りならば、寸志をお願い…も理屈だ。

コロナ禍もあって、「滝の湯」では、
湯仲間、宿泊者、特別寄付の人だけ利用でき、
日帰り入浴は不可…とあった。
これが論拠であります。そう言うことなのかなーって。

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プロフィール
SOJA
SOJA
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

平日、出来るだけ更新でやってみたいと存じます。

書道とかお酒とか、温泉、ランニング、ラーメン、街のうまいモン…
色々と色々に。
ご興味ない日もあるかと思います。毎日、見なくても良いと思うんです。

たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

「酒 宗夜」の新しい道を繋いで、いざ、行きます。

written by SAKESOJA (宗風)