チャーハンで始まる、イエエーーーーエエエイッ!(松本市・厨十兵衛)






チャーハンで始まる、イエエーーーーエエエイッ!(松本市・厨十兵衛)

気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

んー…
まぁ、実際はチャーハンでお開きになっている…
締め括り取り締まりなのですけれども、
いきなりこれを申し上げましたって、何が何だか分からない。
増して、お浮かれの世情にクラスター発生の報道で、
冷や水…だけれど、冷や汗、
しっかり守って行かねばならぬ日常を…なんてんで、

ええ、訳が分かりませんけれども、
無沙汰をお詫び申し上げながら、
一席、頑張ってみようと言う…お付き合いを願っておこうと言う…
そんなところでございます。
どうぞ、頑張ってついて来て下さいませ。

チャーハンで始まる、イエエーーーーエエエイッ!(松本市・厨十兵衛)

えー…Twitterには、こう投稿いたしました。

「この瞬間を2ヶ月待ってた。」

追って

「違うわ、3ヶ月ぶりくらいだ。」

…と。
対コロナウイルス対策で自粛していました。
こうして、この場所に来ることを。
大切な場所です。
自分が無自覚に持っていたなら移してしまう。
それだけは絶対に絶対に避けねばならない。
来たくて仕方がなかったけれど、
今日まで、自制の一念。
足を怪我した3月21日、
その翌日に訪れるつもりでいたから、
本当に長く、このカウンターに辿り着いていませんでした。
高揚する心持ち。
当日は、不思議といつも通りのお楽しみだったんです。
こうして思い返してみると、
チャーハンを見ただけでも「やったぜー!!」って心境。
すごく不思議なものです。
帰って来てからの方が興奮したりなんかして。
ささやかな贅沢を、
日本酒を楽しむ晩を…まだ全て取り戻した世の中でないにせよ、
まずは、少しだけ「時を戻そう」的な感覚で…
今回のブログタイトルをどうしようかって考えていて、
一見すると遊びのタイトルに見えるのだけれど、
嬉しい心持ち、
率直なところ、
ああ、日本酒をいっぱい飲んで、チャーハンを食べて、
ニコニコしながらYOKOさんと四柱神社にお参りをして、
駅を目指すと言う…
あんなに繰り返して来た日常の尊さを、
知っていたけれど、なお実感すると言う…
…取り留めもなく書くと止まりませんから、このくらいで。

全国の日本酒を多く取り揃える厨十兵衛ですから、
当日の日本酒と、メモした内容とを簡単にご報告して、
この一席、お開きとさせて頂きたく存じ上げます。




チャーハンで始まる、イエエーーーーエエエイッ!(松本市・厨十兵衛)

信州岡谷・豊香、出品酒に近い感じかな。
甘旨さと洗練された瑞々しさ、輝きがあり良き。

山口・原田、ツルンとした酒質、中からパインメロンバナナ。後半に向け、
しっかりキレあり。じわっと酸、渋残り、肴を呼び込む。

…とツイート。
豊香、2019年年末の蔵出しとあったので、
年末のお年取り、贅沢なお酒だったのかしら…と思います。
ぐうの音も出なくなる素晴らしい美味しさ。
「豊香」、大将のお気に入りになっていて、
「信州亀齢」と共に、複数種オンメニュウしていました。

YOKOさんは「原田」から。
美味しい記憶があったみたいで、選び出しました。
たぶんいちばん「原田」で手に取りやすく、
かつ自分たちが飲み始めてから回数の多い、象徴的なボトル。
今回も美味しくて何よりでした。

チャーハンで始まる、イエエーーーーエエエイッ!(松本市・厨十兵衛)

臨書酒林でも書いたし!
福岡・若波!綺麗で透明感、奥に硬さ、キリッとスマートな後半。とてもシャープ。

…とツイート。

色々悩んだのだけれど、
臨書酒林で書いた蔵元さんがあると、
やっぱり書きたくなりますとも。
西の酒として印象を浮かべやすい軽快さがありました。
鰹の酒盗和えにも良い感じ。

チャーハンで始まる、イエエーーーーエエエイッ!(松本市・厨十兵衛)

福島・写楽の純吟、播州山田錦、トータルバランスすごい!
全体的に美味しいって言い方。
ふんわりした酒質も持ちながら、パーフェクトボディ感。こりゃ良い酒だ。

…とツイート。
YOKOさんは次いで「写楽」を。
外さない、いつも美味しいと思わせる信頼性。
突出した派手さ、分かりやすさはないのだけれど、
すごく自然に入って来て、
美酒にうっとり…みたいな仕草を呑み手にさせるお酒と言うか。


チャーハンで始まる、イエエーーーーエエエイッ!(松本市・厨十兵衛)

福島・弥右衛門、別品。スマートに入って、
チリチリって微発泡が…クリーム感って言うか、繊細に入って来る。
全体にはドライ、細やかに甘みが入る。かなりドライなのかなぁ?
でも、そこに大和川らしい造りの「らしさ」が、
心地良い飲みの重さを軽やかだけど確かに与えてくれて。

…とツイート。

この弥右衛門、辰泉、飛露喜などの福島酒の中、
どれもこれも良さそうで選べなかったので、
「福島酒で、オススメを」とリクエストして。
今は、これが似合うと思って頂いたみたい。

弥右衛門、ふっくらした印象のあるお酒のイメージを持っていますが、
(…とは言え、それに限らず多彩に美味しい蔵だと思います)
それよりずっとスマートな雰囲気。
こうした味わいも実に興味深いです。


チャーハンで始まる、イエエーーーーエエエイッ!(松本市・厨十兵衛)

あー、愛知・醸し人九平次のhuman、すごい良い。美味しい。
落ち着きと艶やかさと。軽やかに入るのに、トロンとさせる。
解け良く、透き通る。非常に良い。これうまいな。甘辛とか、そう言う言葉じゃ勿体ない。

…とツイート。

飲んだことが無かったので、頼んでみたいな、と。
「human」は2018年のタグが付いていますから、少し熟成されていますね。
その効果なのか、滑らかさが酒質に出ていて、とても良かった。


チャーハンで始まる、イエエーーーーエエエイッ!(松本市・厨十兵衛)

福島・ささまさむね、甘旨さが始まるのに、スッキリ終わる。
すごいなぁ!ひとつのお酒を飲むのに、始まって終わって、ストーリーある。

…とツイート。

YOKOさんは、甘味のあるお酒をリクエスト。
比較的、甘味の光る「ささまさむね」ですが、
弥右衛門とラインをどこか…
飲みのストーリーの伏線になるのか、
甘いだけでない、飲みの終盤に、
甘さも感じながら、くどい終わり方をしない、
とても綺麗な、完結される味わいを持つ1本でした。

チャーハンで始まる、イエエーーーーエエエイッ!(松本市・厨十兵衛)

ほー!?これ、美味しいね?甘酸っぱさ、どこか生もと感、
良い含みのボリューム、軽さと旨さと。軽めなんだけど、甘い雰囲気の通りが良くて。

…とツイート。

タイムラインで見かけて気になっていた新潟・あべ、
これも頼んでみました。
どこか石川県、福井県の山廃感、熟成感、
大きくゆったりした流れのある味わいでした。




以上、美味しく日本酒を頂きました…ってところで。
チャーハンのタイトルなのに、主題は日本酒のことだと言う…。
おっと、それではちょうどお時間。

ありがとうございました。

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平日、出来るだけ更新でやってみたいと存じます。

書道とかお酒とか、温泉、ランニング、ラーメン、街のうまいモン…
色々と色々に。
ご興味ない日もあるかと思います。毎日、見なくても良いと思うんです。

たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

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written by SAKESOJA (宗風)