落ち着いて飲んでこそ、酒の味がする。(塩尻市・塩さばダイニング Ça va)




落ち着いて飲んでこそ、酒の味がする。(塩尻市・塩さばダイニング Ça va)

気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

えー…その日は、古今亭菊生の落語百夜がありました。
第99夜となっており、
いつもの座敷で催される最後の会でした。
行きたかった…とても行きたかった…。
しかし、勤め先の労働組合の年に1回の総会があり、
かつ、役員になっているので、
流石に、避けられない。避けたくない…
勤め、生業の大事なお役目だもの、1月26日の満願「百夜」にさえ、
行くことが出来たならば、
仕方がない…と言う心持ちで朝を迎えた日でした。

すると、書道でまだ早いは早いのだけれど、
名を頂戴できる事になり、
受号式の日取りが1月26日と言う…

…何故、そこで重なるのかな。

どちらもすごく大切。
今、書道で教わっている先生の顔に泥を塗りたくはない。
しかし、菊生師匠ともご縁があり、
足掛けもう何年も落語を拝見していて、
ここ最近は、色んな流れがあって出掛けていなくて、
せめてその日だけは「26日だけは」って思っていたのに、
こうも重なるのか、と。

悩みあぐねいた末に、
先生に相談すると、代理で受け取って下さるとのこと。
本当に…有難く、また申し訳なく。
これは書道で精進をして、実力を上げてお返しせねば…
…なんてところでございますけれども。

組合の懇親会もあって、バタバタとして。
普段できない話も積もるほどにあって。
楽しく過ごしたのだけれど、
会が終わって、
「オネエチャンのお店」に流れる方々は流れて、
僕は、ひとりで軽くお疲れ様会を、と。
もちろん、YOKOさんには相談して上で。
こう言う時に、何も言わず問わず、
「いいよ」とねぎらってくれる、察してくれる、
酒呑みの心持ちを分かってくれるYOKOさんで、
本当にありがたい。

「塩さばダイニング・サバ」に出掛けて行きました。

落ち着いて飲んでこそ、酒の味がする。(塩尻市・塩さばダイニング Ça va)

日本酒の気分だったけれども、「安田」が珍しいなー…と。
伺うと「ライチみたいな味で」と言う。
それは面白そうだ、と頂きます。

なるほど、とても芳しく、ライチは言い得て妙。
「鳥飼」を初めて飲んだ、その当時も感動しましたが、
似た…
「えっ、焼酎ってこんな香がするの?」と驚く感覚。
「安田」は日本酒の吟醸香とも違うし、
焼酎らしい芳香は、含みや喉越しなどにちゃんと、
ちゃんと芋感もあって感じますが、
先発の香の芳しさは、驚きますね。
美味しくて、華やかさに溢れていて、すごく良い。

鹿児島県霧島市、国分酒造の1本。
「さつま国分」とか「純芋」、「いも麹芋」で有名な蔵元さんですね。

落ち着いて飲んでこそ、酒の味がする。(塩尻市・塩さばダイニング Ça va)

肴に「たたきキュウリ」を貰って、軽くつまみながら…。

落ち着いて飲んでこそ、酒の味がする。(塩尻市・塩さばダイニング Ça va)

サバの鯖メニュウから「サバーグ」をお願いしました。
いやはや、本当にサバの身がたっぷり入っています。
食感として豆腐ハンバーグやおからのそれの様な…
しかし、たっぷりの鯖の身。
軽く、ふわっとした食感に大根おろしと醤油の風味がすこぶる合います。
肉の油でないからこそ、和風ハンバーグのそれより、
もっとあっさりした雰囲気だからこそ、
醤油の風味が引き立って美味しい。これも良いサバメニュウですね。

満を持してお願いした日本酒は、
信州信濃町・松尾の純米吟醸「斑尾」でした。

甘く旨く、とろみがあって華やかさが派手ではなく、
穏やかに、しかし確かに広がって行く佳酒。
こう言うお酒が飲みたかった…って思います。
喧噪があって緊張もあって…解放されて…
ようやく酔える感覚になって、飲んでいるお酒が旨いと言う、
心の充実感。良い心持ち。
そう、そうだよなぁ。ついさっきまではお酒の味ではなくて人の味。
人と人との縁を知りながら話をめいっぱいしながら、
それが宴席と言うもので。
「また明日から頑張ろう!」って言い合って。
そりゃあ、もちろん頑張るけれども、お酒は道具であったりもして。
今、今こうして、ゆっくりと味わう。味わっている。

落ち着いて飲んでこそ、酒の味がする。

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プロフィール
SOJA
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

平日、出来るだけ更新でやってみたいと存じます。

書道とかお酒とか、温泉、ランニング、ラーメン、街のうまいモン…
色々と色々に。
ご興味ない日もあるかと思います。毎日、見なくても良いと思うんです。

たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

「酒 宗夜」の新しい道を繋いで、いざ、行きます。

written by SAKESOJA (宗風)