落ち着いて飲んでこそ、酒の味がする。(塩尻市・塩さばダイニング Ça va)
2019/11/20
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
えー…その日は、古今亭菊生の落語百夜がありました。
第99夜となっており、
いつもの座敷で催される最後の会でした。
行きたかった…とても行きたかった…。
しかし、勤め先の労働組合の年に1回の総会があり、
かつ、役員になっているので、
流石に、避けられない。避けたくない…
勤め、生業の大事なお役目だもの、1月26日の満願「百夜」にさえ、
行くことが出来たならば、
仕方がない…と言う心持ちで朝を迎えた日でした。
すると、書道でまだ早いは早いのだけれど、
名を頂戴できる事になり、
受号式の日取りが1月26日と言う…
…何故、そこで重なるのかな。
どちらもすごく大切。
今、書道で教わっている先生の顔に泥を塗りたくはない。
しかし、菊生師匠ともご縁があり、
足掛けもう何年も落語を拝見していて、
ここ最近は、色んな流れがあって出掛けていなくて、
せめてその日だけは「26日だけは」って思っていたのに、
こうも重なるのか、と。
悩みあぐねいた末に、
先生に相談すると、代理で受け取って下さるとのこと。
本当に…有難く、また申し訳なく。
これは書道で精進をして、実力を上げてお返しせねば…
…なんてところでございますけれども。
組合の懇親会もあって、バタバタとして。
普段できない話も積もるほどにあって。
楽しく過ごしたのだけれど、
会が終わって、
「オネエチャンのお店」に流れる方々は流れて、
僕は、ひとりで軽くお疲れ様会を、と。
もちろん、YOKOさんには相談して上で。
こう言う時に、何も言わず問わず、
「いいよ」とねぎらってくれる、察してくれる、
酒呑みの心持ちを分かってくれるYOKOさんで、
本当にありがたい。
「塩さばダイニング・サバ」に出掛けて行きました。
日本酒の気分だったけれども、「安田」が珍しいなー…と。
伺うと「ライチみたいな味で」と言う。
それは面白そうだ、と頂きます。
なるほど、とても芳しく、ライチは言い得て妙。
「鳥飼」を初めて飲んだ、その当時も感動しましたが、
似た…
「えっ、焼酎ってこんな香がするの?」と驚く感覚。
「安田」は日本酒の吟醸香とも違うし、
焼酎らしい芳香は、含みや喉越しなどにちゃんと、
ちゃんと芋感もあって感じますが、
先発の香の芳しさは、驚きますね。
美味しくて、華やかさに溢れていて、すごく良い。
鹿児島県霧島市、国分酒造の1本。
「さつま国分」とか「純芋」、「いも麹芋」で有名な蔵元さんですね。
肴に「たたきキュウリ」を貰って、軽くつまみながら…。
サバの鯖メニュウから「サバーグ」をお願いしました。
いやはや、本当にサバの身がたっぷり入っています。
食感として豆腐ハンバーグやおからのそれの様な…
しかし、たっぷりの鯖の身。
軽く、ふわっとした食感に大根おろしと醤油の風味がすこぶる合います。
肉の油でないからこそ、和風ハンバーグのそれより、
もっとあっさりした雰囲気だからこそ、
醤油の風味が引き立って美味しい。これも良いサバメニュウですね。
満を持してお願いした日本酒は、
信州信濃町・松尾の純米吟醸「斑尾」でした。
甘く旨く、とろみがあって華やかさが派手ではなく、
穏やかに、しかし確かに広がって行く佳酒。
こう言うお酒が飲みたかった…って思います。
喧噪があって緊張もあって…解放されて…
ようやく酔える感覚になって、飲んでいるお酒が旨いと言う、
心の充実感。良い心持ち。
そう、そうだよなぁ。ついさっきまではお酒の味ではなくて人の味。
人と人との縁を知りながら話をめいっぱいしながら、
それが宴席と言うもので。
「また明日から頑張ろう!」って言い合って。
そりゃあ、もちろん頑張るけれども、お酒は道具であったりもして。
今、今こうして、ゆっくりと味わう。味わっている。
落ち着いて飲んでこそ、酒の味がする。
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
えー…その日は、古今亭菊生の落語百夜がありました。
第99夜となっており、
いつもの座敷で催される最後の会でした。
行きたかった…とても行きたかった…。
しかし、勤め先の労働組合の年に1回の総会があり、
かつ、役員になっているので、
流石に、避けられない。避けたくない…
勤め、生業の大事なお役目だもの、1月26日の満願「百夜」にさえ、
行くことが出来たならば、
仕方がない…と言う心持ちで朝を迎えた日でした。
すると、書道でまだ早いは早いのだけれど、
名を頂戴できる事になり、
受号式の日取りが1月26日と言う…
…何故、そこで重なるのかな。
どちらもすごく大切。
今、書道で教わっている先生の顔に泥を塗りたくはない。
しかし、菊生師匠ともご縁があり、
足掛けもう何年も落語を拝見していて、
ここ最近は、色んな流れがあって出掛けていなくて、
せめてその日だけは「26日だけは」って思っていたのに、
こうも重なるのか、と。
悩みあぐねいた末に、
先生に相談すると、代理で受け取って下さるとのこと。
本当に…有難く、また申し訳なく。
これは書道で精進をして、実力を上げてお返しせねば…
…なんてところでございますけれども。
組合の懇親会もあって、バタバタとして。
普段できない話も積もるほどにあって。
楽しく過ごしたのだけれど、
会が終わって、
「オネエチャンのお店」に流れる方々は流れて、
僕は、ひとりで軽くお疲れ様会を、と。
もちろん、YOKOさんには相談して上で。
こう言う時に、何も言わず問わず、
「いいよ」とねぎらってくれる、察してくれる、
酒呑みの心持ちを分かってくれるYOKOさんで、
本当にありがたい。
「塩さばダイニング・サバ」に出掛けて行きました。
日本酒の気分だったけれども、「安田」が珍しいなー…と。
伺うと「ライチみたいな味で」と言う。
それは面白そうだ、と頂きます。
なるほど、とても芳しく、ライチは言い得て妙。
「鳥飼」を初めて飲んだ、その当時も感動しましたが、
似た…
「えっ、焼酎ってこんな香がするの?」と驚く感覚。
「安田」は日本酒の吟醸香とも違うし、
焼酎らしい芳香は、含みや喉越しなどにちゃんと、
ちゃんと芋感もあって感じますが、
先発の香の芳しさは、驚きますね。
美味しくて、華やかさに溢れていて、すごく良い。
鹿児島県霧島市、国分酒造の1本。
「さつま国分」とか「純芋」、「いも麹芋」で有名な蔵元さんですね。
肴に「たたきキュウリ」を貰って、軽くつまみながら…。
サバの鯖メニュウから「サバーグ」をお願いしました。
いやはや、本当にサバの身がたっぷり入っています。
食感として豆腐ハンバーグやおからのそれの様な…
しかし、たっぷりの鯖の身。
軽く、ふわっとした食感に大根おろしと醤油の風味がすこぶる合います。
肉の油でないからこそ、和風ハンバーグのそれより、
もっとあっさりした雰囲気だからこそ、
醤油の風味が引き立って美味しい。これも良いサバメニュウですね。
満を持してお願いした日本酒は、
信州信濃町・松尾の純米吟醸「斑尾」でした。
甘く旨く、とろみがあって華やかさが派手ではなく、
穏やかに、しかし確かに広がって行く佳酒。
こう言うお酒が飲みたかった…って思います。
喧噪があって緊張もあって…解放されて…
ようやく酔える感覚になって、飲んでいるお酒が旨いと言う、
心の充実感。良い心持ち。
そう、そうだよなぁ。ついさっきまではお酒の味ではなくて人の味。
人と人との縁を知りながら話をめいっぱいしながら、
それが宴席と言うもので。
「また明日から頑張ろう!」って言い合って。
そりゃあ、もちろん頑張るけれども、お酒は道具であったりもして。
今、今こうして、ゆっくりと味わう。味わっている。
落ち着いて飲んでこそ、酒の味がする。
この記事へのコメント
一人酒場で飲む酒は~
一人だとどうも落ち着かなくて……(-_-;)
まだまだ修行が足りません
Posted by ブルー小隊長 at 2019年11月20日 20:52
ブルー小隊長殿、分かります。
実は自分も落ち着かないところ、ありますw
ひとり飲み、やってはいますけど、落ち着かないです。
周囲の音とかが気になってしまって、スマホとかを眺めたりするんですけど、すぐに巡回し終えてしまって…何だか落ち着かないループに陥ってしまって。
この日だと、酔いが進んで来るとまわりが気にならなくなりました。
昔だと本を持ち込んで読んでいたりしましたね…。何と言うか気になっちゃう、そわそわしちゃうことって、いつまでも慣れないので、お酒が効いて気が大きくなってくれるのを待つか、他のことに集中!が良いのかしらー…なんて思う最近です。
本当、そわそわ感はもうお酒飲みになって長いのですが、いまだに慣れません~。
Posted by SOJA at 2019年11月21日 18:18