青菜って青菜はないけれど。




青菜って青菜はないけれど。

気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

写真は先日食べて来た、松本市緑町・廣東の「青菜炒め」…
廣東さん、最近はブログから変わって、Twitterにて情報を発信されておりますが、

( Twitterアカウント: @kantontyuuka )

「良い小松菜が入った」とありました。故に、食べに行く…と言う流れ。
開田高原のとうもろこしもそうなのですけれど、
普段のお料理が美味しいお店、普段使っているお野菜の中から、
更に「ちょっと良いもの」と謳う時は、
僕らから見たら、「ものすごく良いもの」であり、
出かけて行くと、僕もYOKOさんも、いっそう満たされる場合が多いのでして。

これ、見た目は普段の小松菜よりちょっと背が低いくらい。
食べてみると「あっ、これ違う!」と驚くくらい。
元々、「廣東」の「青菜炒め」は大好物で、
ブログ「酒 宗夜・小盛り」でも登場しているものですが、
今日も今日とて、とても美味しかった!

中華は火力が命、また最大の武器…って言うけれど、
火力があったからって、
この瑞々しさは見極められないって思うんですよねぇ。
火力で火が入る、ちょっと経つと火が入り過ぎる。
武器が良いものでも、振るう使い手がお粗末じゃ結果は出ない…
そりゃそうなんですけど、うん、旨いなぁ、と。

生と同じくらいか、それ以上に…ほら熱すると水が出るじゃないですか。
溢れんばかりに瑞々しいのに、
炒めたニンニクの香良さを伴って、
火が入ったからこその甘味や塩に反応して、引き出される旨味が実に美味しい。

この美味しかった印象は、我が家の食卓にも影響を及ぼしまして。

青菜って青菜はないけれど。

YOKOさんが買って来た大根に、
良いものをホント見繕って来たなぁ…と思うのですが、
立派な葉っぱがくっついていて、
これにピーマンを加えて、青菜炒めを。

もちろん、廣東のおやじさんとは技術や勘どころに歴然と差があり過ぎるのだけれど、
水分の在り方、まとめ方を気をつけながら炒めて、
わりと、YOKOさんから好評を得ることが出来ました。
素材の力も大きかったかも。僕の場合は。
我が家だと、小松菜、チンゲンサイ、セロリなんかがレパートリーに加わります。



落語の演目にも「青菜」はあって、まさにこの時期…梅雨過ぎてからも?
よく似合う、穏やかなご隠居と威勢の良い職人さんとの掛け合いが快い噺。

古い時代から、美味しさは知れ渡っていたのだし、
生活の中にあったのだし、今年の夏もいっぱいお世話になりそうだなぁ、青菜。
みんな知っていて、季節を感じさせてくれて、お財布にも優しくて、
朝に夕べに、いつ食べたって青菜は良い。
小松菜、ほうれん草、チンゲンサイ、モロヘイヤ、フユ菜、カキ菜、アブラ菜…
赤菜、黄菜、緑菜はないのに、青菜はある。
不思議なもので――――…

青菜って青菜はないけれど。

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平日、出来るだけ更新でやってみたいと存じます。

書道とかお酒とか、温泉、ランニング、ラーメン、街のうまいモン…
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ご興味ない日もあるかと思います。毎日、見なくても良いと思うんです。

たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

「酒 宗夜」の新しい道を繋いで、いざ、行きます。

written by SAKESOJA (宗風)