深酒→アガレヤで、深酒をしてアガル。(松本市・深酒、アガレヤ)





深酒→アガレヤで、深酒をしてアガル。(松本市・深酒、アガレヤ)

気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月の飲みの話をしていなかったなぁ、と。
飲みの中の食べた噺…は、ブログにしたんです。
その中で、日本酒の噺をしないままに、今日これまで。
週末が訪れると根多を拾い、平日にアップして…
これまでもそうだったのですが、
どんどんと書かないまま埋もれて行きますね。
「いつか書こう」と思ってフォルダに据え置いたまま…
ああ、酒蔵が日本酒を醸す中で、
これが本当に「お蔵入り」か、とか言えたら草も生えないと言うか。
せっかく楽しんだのだから、
そのお酒の素晴らしさを伝えることも、
またひとつのご愉快に通じるだろう…てンで、
今回は、
「深酒」に出掛けて行って、続いて「アガレヤ」へと、
はしご酒を果たした夜の一席を申し上げます。



えー、
週末にランニングを20kmほど頑張る様になってから、
(正確には、晩秋の16㎞を毎週になってから)
特に顕著に実感として、僕ら二人で意見が合致したのですが、

「飲みに出ると、前後の日に頑張れないね」

…と言うこと。体力には限界があると言うことですね。
成人男性の1日の摂取カロリー目安が2200kcalと言われる中で、
ランニング用ウォッチがお知らせする20kmランニング後の消費カロリーは、
約2000kcalを記録します。自分の場合。
体重があるからカロリー消費も大きいのですが、
それにしても、毎週ハーフマラソン的な行動なので、疲れはある訳で…。
土曜日に飲みに出た後の日曜日20㎞は、かなりキツイです。
逆に、土曜日に走ったあと、日曜日に飲みに行った末の、
月曜日から仕事も、かなりキツイです…。

…飲みに行きたさはあれど、体調などと調整が必要。
そんな心持ち。
もうちょっと日常的に20㎞ランが出来るような成長が出来たら、
きっともっと…とは思うのですが、過渡期の今は精一杯。

出る機会が減ったので、
出たならめいっぱい楽しんじゃおうぜ!!…と言う訳で。

「深酒」で楽しんで、すでに深酒になりつつあったのに、
更に、どうしても飲みたい「大雪渓」があったので、
「アガレヤ」にもハシゴ掛けて、飲み明かした…
…なんて、長いマクラにお付き合い頂きまして、
誠にありがとうございました。

では、本編。
申し上げますので、ごゆっくりと…
最後まで気を確かに、
…とは、当日すっかり酔っぱらっていた僕が言うのも、
なんだかなぁ、と言ったところ、
だ、けれども。
一生懸命、申し上げますので、
最後までお付き合いの程を願っておきます。




順を追って、まずは深酒で飲んだお酒たち。

深酒→アガレヤで、深酒をしてアガル。(松本市・深酒、アガレヤ)

秋田・飛良泉“マル飛”山廃純米無濾過生原酒“No.77”
秋田・新政・生もと木桶純米“瑠璃”2018


当日のTwitterには、以下の様に。

新政は開けたてと開封後と。明確に違っていて面白い。
開けたてと飛良泉が近い所にいて面白い。
開封後のスマートさも良き。
マル飛の舌先へのまろみ、蜜感とグンと伸びる甘旨さ、酸の広がり。

…とあります。
ちょうどボトルの境目にあって、
瓶底部と開封開けたて部が並んだのですが、
いやあ、お酒って本当に生き物です。
美味しさはどちらも。
その風合の個性が異なる感覚でした。
また飛良泉も味の特徴を伺いながら、
「あれ、それっておかみさんの好みに近いお酒ってこと?」
「そうです、大好物です!」
…が、いちばん分かり易かったかも知れません。
何と言うか、そのお酒を選ぼうとした時点で、
「おかみさんお墨付き」と言うか…
その甘味あって濃密感あって…そうしたタイプって、
すごく良く分かり易かった。
「だったら、飲んでみたいなぁ」と。
ネット通販だと分かり難いところ。
実際に酒場に出掛けて…
いや、現代はSNSだったら、
長く特定のテイスターさんをウォッチすれば?
可能かも知れませんが、
「美味しいと思うお酒を一緒に楽しむ」感は、
やっぱり酒場であってこそ。
そうしたコミュニケーションはとても心地好いですね。

深酒→アガレヤで、深酒をしてアガル。(松本市・深酒、アガレヤ)

新潟・村祐・純米大吟醸

甘さに観点を置くと、
飛良泉とはまた違う甘味が美点の「村祐」、
こんな風にTwitterに投稿しておりました。


村祐、美味しい。入りは甘味。でも軽やか。スーッと溶けていく。
ホイップした砂糖の感覚。エアリーって言うかさ。
ツンと入りにクレッシェンドがあるけど、それが心地好い。
甘味のくどくなさ、甘味があるから、
透明感があるからこそ美味しい感じ。流石よなぁ。

「村祐」の最上級酒に当たるもの。
すごーく美味しいですよね。知ってた。
ただ、なかなか軽やかに購入できるものではないので、
こうして1杯だけでも安価に味わうことが出来るのは嬉しい。
「やっぱりうまい!」って、改めて思います。

深酒→アガレヤで、深酒をしてアガル。(松本市・深酒、アガレヤ)

秋田・ゆきの美人・純米吟醸しぼりたて生酒

YOKOさんは名の通りの良い「ゆきの美人」を。
わりあいお気に入りかな、と。
新酒らしさが、よく出ていました。
そっけない渋さ、苦さがあります。
ただ、空気と共に肴と共に、それは感じられなくなりますね。
旬の美味しさ、瞬く間に過ぎる美味しさ。

「深酒」は、
驚異のボトル数…メニュウ数…と言うか、
オンメニュウされているボトル、すごく多いですよね。
まだまだ興味はあったのだけれど、
「ここまで」と後ろ髪引かれる気持ちで、後にします。



続いて、アガレヤで飲んだお酒たち。

深酒→アガレヤで、深酒をしてアガル。(松本市・深酒、アガレヤ)

福島・廣戸川・純米吟醸無濾過生原酒“雄町”
信州池田町・大雪渓・特別純米原酒“大古酒”アガレヤラベル(裏)


僕らが出掛けたころ、
「アガレヤ」では大雪渓酒造の、珍しいお酒が2本あり、
特に、大古酒の逸話は店主殿に聞くと教えてくれると思うので、
浪漫と言うか…「こう言うお酒もあるんだなー」って思って味わうと、
より楽しむことが出来るかも知れません。

深酒→アガレヤで、深酒をしてアガル。(松本市・深酒、アガレヤ)

少し温めた方がオススメだそうなので、そうして頂きました。
良い熟成酒だと思います。
確かまだ家に1本だけ残っていると思うけれど、
信州中野・勢正宗の30年古酒…今では40年くらいになっているのか、
それも確か、似たような経緯だったかなぁ、どうだったろう。
僕が、話を聞きながら大雪渓の古酒を楽しんでいるお隣、
YOKOさんは、あんまり熟成酒が得意でないので、
「廣戸川」をちびりちびりやりながら、
「美味しい!」とニコニコしていました。
うんうん、お酒は個性があるから、
得手不得手も当然にある訳で…
それを自由に楽しく忌憚なく、が良き酒場であると思うんです。
そうそう。
お試しで、同様にアガレヤでしか飲む事が出来ない現状の、
大雪渓のお酒を頂いたのですが、これが驚くほど…と言っては失礼か。
すごく美味しかったんです。
次はどうしても「黒澤」の焼酎を飲みたい、
それ以上は飲めない…と言う状況だったから、
注文は出来なかったけれど、
「これは頼まねば損!」と言い切れるくらい美味しい。
信州の実力蔵のまだ見ぬ深淵を覗く感覚です。流石。

深酒→アガレヤで、深酒をしてアガル。(松本市・深酒、アガレヤ)

信州佐久穂町・黒澤・樽熟成本格焼酎×白樺樹液

SNSで見かけて、とても気になっていた1本。
ハイボールがオススメだそうなので、そちらで注文しました。
こんな感想を記録しております。

樽の影響、強ーい!これ、ほぼウイスキーとしか思わないよう!
黒澤の白樺樹液スピリッツ。30度分、柔らかく感じる…けど、
このクリーム感って、
teachersにもあるクリームと言う言葉のそれと符合するかもー!

…とのこと。
柔らかさ、ですよね。炭酸で割っていても柔らかさが生きる。
樽からの影響もとても良いものなのでしょう。
すごく良いなぁ、と思いました。
720mlで2000円くらい。お値段以上の味わいです。
「アガレヤ」に来ると…
そんなに多く行くことが出来ていなくて申し訳ないけれど、
日本酒だけでなく、
焼酎や果実酒もいっぱい美味しいものがあるので、
好奇心を満たしてくれる、それも良いところだなぁ、と思います。

ウイスキー「Teachers」、安価で美味しいブレンドウイスキーだと思っています。
ラベルには「HIGHLAND CREAM」とあり、
「HIGHLAND」は地名、「CREAM」はリッチさ、上質さ、滑らかさ…
そんな意味だったかと。僕らが感じる言葉の意味と、
海外の通用とは少し違うはずなので、正確ではないかも知れませんが。
飲んでみて「このことかなー」と思った「CREAM」感に近い、
和やかな味わいが記憶の中でリンクしていました。

深酒→アガレヤで、深酒をしてアガル。(松本市・深酒、アガレヤ)

福島・仁井田自然酒“穏”・純米吟醸無濾過生酒

YOKOさんは、こちらを。
鮮やかな飲み口のお酒ですよねぇ。酸の在り方。
終盤で、ひとくち貰って…
自分の黒澤を飲むなどして、
美味しかった記憶だけ、今は残っている感じです。はい。




…と言ったところで、本日はここまで。
良い肴だけでなく、良いお酒を取り揃える両店の噺、
ちょうどお時間がやって来た様でして。

それでは。

ありがとうございました。

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SOJA
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

平日、出来るだけ更新でやってみたいと存じます。

書道とかお酒とか、温泉、ランニング、ラーメン、街のうまいモン…
色々と色々に。
ご興味ない日もあるかと思います。毎日、見なくても良いと思うんです。

たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

「酒 宗夜」の新しい道を繋いで、いざ、行きます。

written by SAKESOJA (宗風)