深酒→アガレヤで、深酒をしてアガル。(松本市・深酒、アガレヤ)
2020/02/20
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
1月の飲みの話をしていなかったなぁ、と。
飲みの中の食べた噺…は、ブログにしたんです。
その中で、日本酒の噺をしないままに、今日これまで。
週末が訪れると根多を拾い、平日にアップして…
これまでもそうだったのですが、
どんどんと書かないまま埋もれて行きますね。
「いつか書こう」と思ってフォルダに据え置いたまま…
ああ、酒蔵が日本酒を醸す中で、
これが本当に「お蔵入り」か、とか言えたら草も生えないと言うか。
せっかく楽しんだのだから、
そのお酒の素晴らしさを伝えることも、
またひとつのご愉快に通じるだろう…てンで、
今回は、
「深酒」に出掛けて行って、続いて「アガレヤ」へと、
はしご酒を果たした夜の一席を申し上げます。
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えー、
週末にランニングを20kmほど頑張る様になってから、
(正確には、晩秋の16㎞を毎週になってから)
特に顕著に実感として、僕ら二人で意見が合致したのですが、
「飲みに出ると、前後の日に頑張れないね」
…と言うこと。体力には限界があると言うことですね。
成人男性の1日の摂取カロリー目安が2200kcalと言われる中で、
ランニング用ウォッチがお知らせする20kmランニング後の消費カロリーは、
約2000kcalを記録します。自分の場合。
体重があるからカロリー消費も大きいのですが、
それにしても、毎週ハーフマラソン的な行動なので、疲れはある訳で…。
土曜日に飲みに出た後の日曜日20㎞は、かなりキツイです。
逆に、土曜日に走ったあと、日曜日に飲みに行った末の、
月曜日から仕事も、かなりキツイです…。
…飲みに行きたさはあれど、体調などと調整が必要。
そんな心持ち。
もうちょっと日常的に20㎞ランが出来るような成長が出来たら、
きっともっと…とは思うのですが、過渡期の今は精一杯。
出る機会が減ったので、
出たならめいっぱい楽しんじゃおうぜ!!…と言う訳で。
「深酒」で楽しんで、すでに深酒になりつつあったのに、
更に、どうしても飲みたい「大雪渓」があったので、
「アガレヤ」にもハシゴ掛けて、飲み明かした…
…なんて、長いマクラにお付き合い頂きまして、
誠にありがとうございました。
では、本編。
申し上げますので、ごゆっくりと…
最後まで気を確かに、
…とは、当日すっかり酔っぱらっていた僕が言うのも、
なんだかなぁ、と言ったところ、
だ、けれども。
一生懸命、申し上げますので、
最後までお付き合いの程を願っておきます。
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順を追って、まずは深酒で飲んだお酒たち。
秋田・飛良泉“マル飛”山廃純米無濾過生原酒“No.77”
秋田・新政・生もと木桶純米“瑠璃”2018
当日のTwitterには、以下の様に。
新政は開けたてと開封後と。明確に違っていて面白い。
開けたてと飛良泉が近い所にいて面白い。
開封後のスマートさも良き。
マル飛の舌先へのまろみ、蜜感とグンと伸びる甘旨さ、酸の広がり。
…とあります。
ちょうどボトルの境目にあって、
瓶底部と開封開けたて部が並んだのですが、
いやあ、お酒って本当に生き物です。
美味しさはどちらも。
その風合の個性が異なる感覚でした。
また飛良泉も味の特徴を伺いながら、
「あれ、それっておかみさんの好みに近いお酒ってこと?」
「そうです、大好物です!」
…が、いちばん分かり易かったかも知れません。
何と言うか、そのお酒を選ぼうとした時点で、
「おかみさんお墨付き」と言うか…
その甘味あって濃密感あって…そうしたタイプって、
すごく良く分かり易かった。
「だったら、飲んでみたいなぁ」と。
ネット通販だと分かり難いところ。
実際に酒場に出掛けて…
いや、現代はSNSだったら、
長く特定のテイスターさんをウォッチすれば?
可能かも知れませんが、
「美味しいと思うお酒を一緒に楽しむ」感は、
やっぱり酒場であってこそ。
そうしたコミュニケーションはとても心地好いですね。
新潟・村祐・純米大吟醸
甘さに観点を置くと、
飛良泉とはまた違う甘味が美点の「村祐」、
こんな風にTwitterに投稿しておりました。
村祐、美味しい。入りは甘味。でも軽やか。スーッと溶けていく。
ホイップした砂糖の感覚。エアリーって言うかさ。
ツンと入りにクレッシェンドがあるけど、それが心地好い。
甘味のくどくなさ、甘味があるから、
透明感があるからこそ美味しい感じ。流石よなぁ。
「村祐」の最上級酒に当たるもの。
すごーく美味しいですよね。知ってた。
ただ、なかなか軽やかに購入できるものではないので、
こうして1杯だけでも安価に味わうことが出来るのは嬉しい。
「やっぱりうまい!」って、改めて思います。
秋田・ゆきの美人・純米吟醸しぼりたて生酒
YOKOさんは名の通りの良い「ゆきの美人」を。
わりあいお気に入りかな、と。
新酒らしさが、よく出ていました。
そっけない渋さ、苦さがあります。
ただ、空気と共に肴と共に、それは感じられなくなりますね。
旬の美味しさ、瞬く間に過ぎる美味しさ。
「深酒」は、
驚異のボトル数…メニュウ数…と言うか、
オンメニュウされているボトル、すごく多いですよね。
まだまだ興味はあったのだけれど、
「ここまで」と後ろ髪引かれる気持ちで、後にします。
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続いて、アガレヤで飲んだお酒たち。
福島・廣戸川・純米吟醸無濾過生原酒“雄町”
信州池田町・大雪渓・特別純米原酒“大古酒”アガレヤラベル(裏)
僕らが出掛けたころ、
「アガレヤ」では大雪渓酒造の、珍しいお酒が2本あり、
特に、大古酒の逸話は店主殿に聞くと教えてくれると思うので、
浪漫と言うか…「こう言うお酒もあるんだなー」って思って味わうと、
より楽しむことが出来るかも知れません。
少し温めた方がオススメだそうなので、そうして頂きました。
良い熟成酒だと思います。
確かまだ家に1本だけ残っていると思うけれど、
信州中野・勢正宗の30年古酒…今では40年くらいになっているのか、
それも確か、似たような経緯だったかなぁ、どうだったろう。
僕が、話を聞きながら大雪渓の古酒を楽しんでいるお隣、
YOKOさんは、あんまり熟成酒が得意でないので、
「廣戸川」をちびりちびりやりながら、
「美味しい!」とニコニコしていました。
うんうん、お酒は個性があるから、
得手不得手も当然にある訳で…
それを自由に楽しく忌憚なく、が良き酒場であると思うんです。
そうそう。
お試しで、同様にアガレヤでしか飲む事が出来ない現状の、
大雪渓のお酒を頂いたのですが、これが驚くほど…と言っては失礼か。
すごく美味しかったんです。
次はどうしても「黒澤」の焼酎を飲みたい、
それ以上は飲めない…と言う状況だったから、
注文は出来なかったけれど、
「これは頼まねば損!」と言い切れるくらい美味しい。
信州の実力蔵のまだ見ぬ深淵を覗く感覚です。流石。
信州佐久穂町・黒澤・樽熟成本格焼酎×白樺樹液
SNSで見かけて、とても気になっていた1本。
ハイボールがオススメだそうなので、そちらで注文しました。
こんな感想を記録しております。
樽の影響、強ーい!これ、ほぼウイスキーとしか思わないよう!
黒澤の白樺樹液スピリッツ。30度分、柔らかく感じる…けど、
このクリーム感って、
teachersにもあるクリームと言う言葉のそれと符合するかもー!
…とのこと。
柔らかさ、ですよね。炭酸で割っていても柔らかさが生きる。
樽からの影響もとても良いものなのでしょう。
すごく良いなぁ、と思いました。
720mlで2000円くらい。お値段以上の味わいです。
「アガレヤ」に来ると…
そんなに多く行くことが出来ていなくて申し訳ないけれど、
日本酒だけでなく、
焼酎や果実酒もいっぱい美味しいものがあるので、
好奇心を満たしてくれる、それも良いところだなぁ、と思います。
ウイスキー「Teachers」、安価で美味しいブレンドウイスキーだと思っています。
ラベルには「HIGHLAND CREAM」とあり、
「HIGHLAND」は地名、「CREAM」はリッチさ、上質さ、滑らかさ…
そんな意味だったかと。僕らが感じる言葉の意味と、
海外の通用とは少し違うはずなので、正確ではないかも知れませんが。
飲んでみて「このことかなー」と思った「CREAM」感に近い、
和やかな味わいが記憶の中でリンクしていました。
福島・仁井田自然酒“穏”・純米吟醸無濾過生酒
YOKOさんは、こちらを。
鮮やかな飲み口のお酒ですよねぇ。酸の在り方。
終盤で、ひとくち貰って…
自分の黒澤を飲むなどして、
美味しかった記憶だけ、今は残っている感じです。はい。
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…と言ったところで、本日はここまで。
良い肴だけでなく、良いお酒を取り揃える両店の噺、
ちょうどお時間がやって来た様でして。
それでは。
ありがとうございました。