150gと250gに差は色々あるけれど、「どっちも美味しい」が僕の答え。(塩尻市・ぶう)




150gと250gに差は色々あるけれど、「どっちも美味しい」が僕の答え。(塩尻市・ぶう)

気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

本日はご案内の通り、
とんかつの噺で一席、お付き合いを願います。

「わっ、確かに厚みが違うや」とは、
届けられた瞬間、まず感じたことです。
目から入ってきた情報。
先達て、
150gを頂いた際に「あぁ、とんかつって美味しいんだな」と思い直し、
その時から、250gと言う更なる増量メニュウ、
その味、満足感はどれほどのものなのだろう…と好奇心は疼きっ放しでした。

150gと250gに差は色々あるけれど、「どっちも美味しい」が僕の答え。(塩尻市・ぶう)

塩尻市・国道19号線上、
九里巾交差点にある「焼肉しゃぶしゃぶ ぶう」、
中野市産信州酵母豚による「ロースかつ定食」は、
写真の250gで1800円。
先日の150gで1300円と言うお値段設定です。

150gと250gに差は色々あるけれど、「どっちも美味しい」が僕の答え。(塩尻市・ぶう)

分厚くなっているけれど、食べでは増しているけれど、
柔らかさは変わらず、食べやすさも変わらず。

口に入り込むひと口の量は、厚み分増す訳だから、
より濃ゆい…豚味が濃いと例えると、
豚骨ラーメンみたいな、
ああ言う濃さを想像される方もいらっしゃるかも知れませんが、
もっとシンプルに、でも濃いって感覚で、
それぞれ比べて食べてみてこそ、体験あってこそ真実に通じる…かも。

脂身部も、もちろん大きく、口の中に感じる脂感も、
より多く、たっぷり旨味を感じるのですが、
元来の脂の質が良い、しつこさがないからこそ、
その旨味を素直に喜んで食べられる。

厚切り、ボリュームいっぱい…でも、食べ疲れも感じずに、
美味しさを、いつも充実して感じながら、食べ尽くしました。

肉に内在する旨味…甘く感じるところ、
よりしっかりと味わうことが出来る様に思います。
「1800円は高いなぁ、贅沢だなぁ」と考えなかった訳ではありません。
食前の段階。
食後には「この満足度、お値段と照会すると、
適正どころか、お得とすら思う」に変わっていました。
説得力がありました。



食べながら、漫画「美味しんぼ」、
コミックス11巻に収録されている「トンカツ慕情」にある、
以下の有名な一節を思い出していました。

いいかい学生さん、
トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。
それが、人間えら過ぎもしない貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ。

…と言う。
ちょっとした贅沢を、ちゃんと出来るくらいが、ちょうど良い…と。

その時代以後、
デフレの世界も渡って来た当代においては、
とんかつ、かつ丼…それこそピンキリではありますが、
ワンコインのものすらあったりして…
1000円以下のものでも、特段珍しくない…
だったらフレンチの昼コースの方が、
お料理だけで2500円以上なんて珍しくない訳ですし、
「美味しんぼ」のそれは、
どこか現代まで辿り着いてしまうと、ズレてしまうのかなぁ、なんて。

先日まで、ほとんどとんかつを食べる事がなかった自分は、
「とんかつのために、また明日も頑張ろう」と思うことが出来る、
そんな「とんかつ」は、
色々と食べ比べていないにしたって現世にはないのかな…
…と思っていました。元は現代劇とは言え、漫画のセリフからですからね。

「こう言う、トンカツを言うんだろうな」

そう思いました。150gに対して、250gの厚みはすごい。
素地は同じ豚です。信州酵母豚です。
味は、どうなのでしょう…
「まったく別の味」とは思わなかったです。
150gも間違いなく美味しかった。
250gも美味しいと思った。
食感、量…噛み応え、ひとくちの中の脂の量…
その差だけれど、心に落ちて来る栄養素は、
やっぱり「贅沢なことだなぁ」と思う250gに、より大きな悦びがある…とも感じます。

「どちらがオススメ?やっぱり250g?」と聞かれたとして、
「どちらもオススメ」と、僕は答えるでしょう。
ちょっと贅沢したい気分、
何か良いことがあったり、
何か良いことを成したくて、気合スイッチを押したいとき、
250gを選んでみたいかな。僕の場合。

150gと250gに差は色々あるけれど、「どっちも美味しい」が僕の答え。

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平日、出来るだけ更新でやってみたいと存じます。

書道とかお酒とか、温泉、ランニング、ラーメン、街のうまいモン…
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ご興味ない日もあるかと思います。毎日、見なくても良いと思うんです。

たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

「酒 宗夜」の新しい道を繋いで、いざ、行きます。

written by SAKESOJA (宗風)