“味変”ではなく調和の段階を楽しむ1杯のラーメン(中野市・三幸軒)
2019/12/16
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
えー…時間があれば更新も、とは昨晩も考えていた事です。
朝イチあたりは。
結局、諏訪湖1周を諦めたものの、
信州スカイパークを16km、同じ距離だけ走っていました。
それはそれで、とても楽しかったのだけれど、
まぁー…体力はなかなか残っていないし、
家事などなど時間も押し迫ったりしちゃう訳だし。
「あ!書かなきゃ!」と思うのだけれど、
「あ!…良いのか。ブログは書かなくても」
「あ!その分、書道の練習が出来るかも!」
…なんて感じで、昨晩は今日の提出になる課題を、
最後の最後、もう少し書き込んでおきたい…と取り組んでおりました。
そして、それはとても良い方向に行きました。
良い判断となりました。
各課題を2~3枚ずつ書き足したのですが、
丁寧に仕上げて行く心持ちを、書道展を通して培うことが…
多少なりとも出来たのではないかと。
ブログの更新頻度を少しだけゆっくりにして、
もう少し書道を突き詰めて行きたいと思います。
1日1書以上は、TwitterやInstagramに投稿出来たら…
…なんて考えておりますので、
もし、見て頂けるならば嬉しいなー…なんて所で、
本日は、この週末に食べて参りました北信濃・中野市、
お馴染み「三幸軒」の12月のオススメメニュウの一席を申し上げます。
本日は月曜日、定休日ですので、
どうぞ、ご興味をお持ちになって頂けましたら、
明日以降にお出掛けになって下さいませ。
さて、「ごぼう味噌ラーメン・炒飯セット」について、
しばらくお付き合いを願っておきますが…。
限定ラーメンとチャーハンのセット。
ボリュームのあるセットなのですが、
“食べさせる魅力”…って言うんですかね。
気付いたら、もう残りわずかの惜別の心持ち…
とても美味しく頂きました。
味噌ラーメン、
ベースはきっと辛さある香ばしさも加わったタイプ。
辛いラーメンではありません。
こう…匂いや味の中にアクセントがある…
それは香辛料由来のもの、と言った風。
味噌の味わいがしっかりと立ち、
スープの旨味も邪魔もせず、足りなくもなく、
ちょうど良い塩梅で、麺を盛り上げてくれる…
そんな感じ。
ラーメンの選択において、
あんまり味噌を率先して選ばないので、
「久し振りに味噌」と思いながら食し、
「おっ、味噌ラーメンも美味しいよなぁ、見直したよ」と言う、
…“見直したよ”って、
三幸軒の仕立てが良いからこそなのですが、
それだけで味噌ラーメン界そのものを持ち上げる気分に。
それが、最初の印象で。
麺をすすり、楽しみ、
次いで、ごぼうペーストを溶かしながら食べ始めます。
ごぼうペーストそのものは、塩気=味があるものではなく、
スープに溶かして行くと、
スープに内包される味噌によって味が付与されて、
ペースト内の風味が徐々に出て来る…なんて流れがありました。
激しくゴボウの香がある訳ではなくて、
ゴボウの風味が、あくまで味噌の中から出て来る…
スープの味わいを堅持しながら、
ゴボウの存在感を出してくれる、自然な調和感は、とても美味しいと感じました。
聞くと、ペーストにはシイタケも入っているそうで、
旨味に定評がある食材ばかり。
更には、薄切りゴボウを揚げたものがトッピングされているからこそ、
ゴボウの味わいを強く感じたり、
スープに浸して風合を少し変えてみたり…
ペースト以外にもギミックは用意されていて、夢中で食べ進めていました。
旨味に呼ばれる…と言うのか。
いつも重く感じず、
食べやすさと軽やかさ…
ペーストに塩気がないからこそ、
とてもフレッシュな印象を与えられつつ、
味わいはしっかりと楽しむことが出来ると言う。
ラーメン専門店の「限定」と言うものは、
インパクト勝負の世界であるからか、
特別なスープ、特別な素材…
一点突破型と言うか、そんな印象があるって気づきました。
しかし中華料理屋さんの「限定」になると、
季節感があったり、ラーメンに使われる食材に限られなかったり、
料理として、限定が形作られている…
そんな風に感じ取ることが出来ます。
三幸軒しかり、松本市・廣東しかり。
最初…今回の限定メニュウを知った時には、
どちらかと言うと「強烈なゴボウペーストで食べるのかな?」と思いました。
これはたぶん、ラーメン専門店の発想だと思います。
昨今、使われる様になった「味変」…
「味を変える、2回楽しい」と言うそれなのか、と言うと、
そう、それとは違うんです。全く異なる2面性を楽しむ訳ではなくて、
元の味の良いところに更に気づく…そうした印象を抱きました。
限定は限定で1度限りで良いじゃない…
それもきっと答えでしょうけれど、
中野市在住じゃないから、そんなに通えませんから、
実現しないかも知れませんが、
僕の場合は、このメニュウを食べてみて、
「三幸軒は味噌ラーメンも美味しいんだな。また来たら食べてみよう」
…そう思いました。限定が限定で終わらない…と言うか。
調和のある味わいが、
お店の魅力を胃袋に伝えてくれる様な、そんな感じなんです。
冬の寒さに味噌の温かみある味わいって、
また美味しかったりもしますし、良いメニュウだなーって。
提供期間に限りのあるものですから、
どうぞお早めに…お腹いっぱいに、心もどうぞ温めて頂きたく、
本日はここまで申し上げて参りました。
“味変”ではなく調和の段階を楽しむ1杯のラーメン。