臨書酒林、33 花の関、34 九州菊、35 飛龍・筑後川、36 花の露にて




気楽なところで、一生懸命…と言う事です。
本日はお馴染み臨書酒林にて、お付き合いを願っておきます。

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これまで、
長野県、岐阜県、富山県、石川県、福井県、
山梨県、静岡県、愛知県、滋賀県、広島県、
熊本県、佐賀県…と書いて参りまして、13県目の福岡県の道半ば。
福岡36蔵目の花の露が446枚目。

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臨書酒林、33 花の関、34 九州菊、35 飛龍・筑後川、36 花の露にて

臨書酒林、福岡36蔵目。
久留米市城島町・株式会社 花の露「花の露」にて。
菰樽を参考にしました。
菰樽には「富安本家」とあり前身を感じさせますね。
鴻臚館、からすの意匠も上手く織り込めました。

…と投稿しております。
Instagramでやりとりのある…
日々書の投稿をされておられる方が久留米の方だそうで、
地元の銘柄が扱われて嬉しい…と言うお声を頂き、
僕もすっごく嬉しい訳でして…。
気合を入れて1枚、特に字はいつもはしない練習をした上で書きました。
ネット検索をすると、
城島の蔵開きの写真が多く、情報量は豊富でしたね。
また新潟・カネセ商店さんとお付き合いがあるみたいで、
そちらの「花の露」ラベルは、
こうした髭文字系のラベルではなく、
調和体にありそうな字体で作られていました。
何となく福岡、「花」の字が多い様にも感じます。
温暖な気候が信州や以北の県とは異なり、
自然の美しさから名として使われているのかも知れませんね。



臨書酒林、33 花の関、34 九州菊、35 飛龍・筑後川、36 花の露にて

臨書酒林、福岡33蔵目。
福岡市中央区舞鶴・花関酒造「花の関、沖屋儀七、天神さま」にて。
「観世」と言うラベルもありますが、
各種ラベルを合わせ、観世音寺の碑もモチーフにしました。

…と投稿しました。

「観世音寺」の境内付近に販売店がある様で、
そちらにちなんだ銘柄が多く…
…しかしながら、そのほとんどが字だけの銘柄、
絵柄のない銘柄で、
カラフルなキューブ上の背景は「天神さま」より。
「沖」は、活字で表現されています。
ラベルではないものの、
ご縁のある「観世音寺」の碑が、
珍しい字の造りだったので、つい採用してしまいました。
中央青字がそれで、「音」は現在の字に近いものですが、
「観・世・寺」は一見しただけでは知りえないかな、と。



臨書酒林、33 花の関、34 九州菊、35 飛龍・筑後川、36 花の露にて

臨書酒林、豊前福岡34蔵目。
京都郡みやこ町・林龍平酒造場「九州菊(クスギク)」にて!
久し振りです!上撰のラベルを参考に。
地名だけだと福岡なのか京都なのかと…何万遍と言われているとは思いますが。
再現し切れませんでしたが、
実物のラベルはとても美しいので、是非ググってくださいっ。

…と投稿しました。
「クスギク」と言う音の響きは、
どこか「岐阜・久寿玉(クスダマ)」を想像させ、
「州(シュウ)」も「寿(ジュ)」も、
「ス」と読むけど特殊な印象があって、
日本語の響きの美しさに、どっかしら通じているのかなー…
…なーんて、全く裏打ちのない発想ですけれど。
細やかな意匠が施されていて、
それを再現する体力がありませんでした。申し訳ない。
髭文字らしい太く直線の美しさも栄える酒銘が描かれています。
もうちょっと「九」「州」をしっかり捉えたかったなぁ、と。



臨書酒林、33 花の関、34 九州菊、35 飛龍・筑後川、36 花の露にて

臨書酒林、筑後福岡35蔵目。
三井郡大刀洗町・飛龍酒造「飛龍、筑後川」にて!
飛龍の上撰のラベルを参考にしながら、
もうひとつの銘柄「筑後川」を埋め込んでみました。

…と投稿しています。
元来のラベルは「筑後川」は「筑後川」だけ、文字のラベル。
きっとこれが現行主流で、
「筑後川」を書いたスペースを詰めて、
左に龍、右に枠入り酒銘が本来の「飛龍」のラベルです。

HIRYUやTRADEMARKの書き添え方が、
あまり他では見ない形態で、興味深かったです。
「飛」も信山流の「飛」を知っていると、
まず、こうした造りには持って来ないのですが、
特徴的で立派、とても勉強になりました。

ラン友のtomoさんから、飛龍のある日常、伺えました。
地に合う酒がある…やっぱり県外の自分からは、
「飲んでみたいなー!」って思っちゃいますね。




以上、本日はここまで。
いやあ、本来は書くべき麺の噺があるのですが、
どうしても書き切れませんで。
また明日に、こうご期待…と言ったところ。

ありがとうございました。

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たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

「酒 宗夜」の新しい道を繋いで、いざ、行きます。

written by SAKESOJA (宗風)