三杯目でもそっと出さない。(小谷村・道の駅おたり鬼の厨)





三杯目でもそっと出さない。(小谷村・道の駅おたり鬼の厨)

えー…気楽なところで、一生懸命…と言うことでございますけれども。

古くから伝わる川柳でこんなものが…
…と言っても、従前に比べますと「赤線」と言って、
何のことだか思し召しがない事と同じで、
「居候」なんて文化は、もう現代にはほとんど残っていない…
…そんな風に感じております。
だからと言って「ルームシェア」も違いますし、
お相撲さん、相撲部屋の住み込みにしたって、
「居候」ではありませんものね。
こう…与太郎の様な「世の中ついでに生きている」と言う、
ぶるさがっている様な渡世人あるまじき、
いやしかし、人生を謳歌すべきを動かずに、
贅沢な時間の使い方をしているのならば、
それが真の遊び人とも…ううん、時代を映す鏡とまでは申しませんが、
まぁまぁ、「居候」と言う言葉は失われつつあるもので、

「居候、三杯目にはそっと出し」

…と言う川柳からは、
その貧乏の切なさが伝わらない時代なのではないか…
…なんてところでありますが。

さて、今回はご飯のお代わりを3度致しました。
最初の1杯も含めれば、4杯お茶碗に頂きました。
後先考えなければ、もう1杯くらい行く事が出来ました。

お噂はかねがね、信州の大北地域の奥の奥、
小谷村の道の駅、その併設する食堂での一席でございます。
どうぞ、最後までお付き合いを願っておきますが…。



三杯目でもそっと出さない。(小谷村・道の駅おたり鬼の厨)

当日の日替わり定食はお刺身にて。
お味噌汁もきのこ汁と豚汁のどちらかを選ぶことが出来ました。
普段、YOKOさんとは別のものを注文する様にしていますが、
今日ばかりはお目当てがハッキリしていて、
同じ「日替わり」で合わせました。

この小谷村の道の駅、「深山の湯」と言う温泉が併設されております。
食堂も何度となくメディアで拝見しております。
羽釜炊きの炊き立てご飯を食べる事が出来ると言う。
これをお目当てにして出掛けて来ました。

ウェイティングボードには先んじて数組の待ちがあり、
1枠には「13」、もう1枠には「7」とあり、
「ああ、待ち時間が長そう!」と思うのですが、
回転が良いのですねぇ。思ったよりは待たずに順番が巡って来ました。
それでも僕らの後ろには、更に3倍くらいのお歴々、
名前が続いていましたので、人気がとっても伺えるもので。

三杯目でもそっと出さない。(小谷村・道の駅おたり鬼の厨)

お刺身の質も良く、ご飯は進む…
お漬物も自由に出してもらえるので、
その塩気だけでも美味しくご飯が進みます。
最初の1杯も美味しかったですけれど、
やっぱり配膳の都合なんですね。
ベストの状態ではなかった。
お代わりをもらいに行って、
釜から出て来たばかりのそれを、着席まで10秒程度。
「あっ、あつッ」と思うくらい熱がある。
熱さがまだ残っているご飯の旨さが、本当に…
僕がこれまで食べて来たご飯の中でも、いちばんでした。
甘味、旨味、塩や油、小鉢の煮物のダシ感への反応。
どれを取っても旨い。
ただひたすらに米も旨いし、おかずとして取った、
それぞれの旨さが引き立っていて旨い。
旨い、旨い、旨い!!

すぐに2杯目を食べ収め、3杯目。
これはYOKOさんにも違いを知って欲しいと思って、
ひとくち熱いものを食べてもらい、
僕の言わんとしていることを理解してもらって、3杯目が終了。

食べ過ぎると、帰りの道のりに眠気が来てしまうかも…
…と思って、都合4杯目、お代わりは3杯目をどうしようか…
…と思うのですが、食べたくて仕方がない。

「すみません!半分くらいでお願いします!!」

元気いっぱいに空のお茶碗を差し出しました。
通用しました。
「あともうひとくち」も対応して頂けるみたいで、実に嬉しい。

あ、ちょっと虚構入りました。
今は対コロナ禍が由来するのか、
食べ終わったお茶碗は即食器返却コーナーで、
新たな1杯はそのまま配膳の店員さんへの声掛けなんですね。
短時間に3回のご飯お代わりと1回のお漬物お代わりをお願いしました。

いやあ、書きながらも食べたくなります。
すごーく遠いのですけれど…
大町、白馬と来て、それらを抜けて県境小谷村ですから。
けれど、必ずやまた出掛けて行きたいと、
そう思わないではいられません。




これまでに来馬温泉・風吹荘には立ち寄った事がありましたが、
今回日帰り入浴を果たした3湯は、それぞれ初めて。
いつもの様に、Tweetを基軸に記録として書いて参りますが…。


(112)湯原温泉・猫鼻の湯

ユバラ温泉と読みます。
稀代の秘湯と言った感じでしょうか。
お湯の良さ、風情、人のご縁など、ここにしかないものがあります。
だので、
温泉で粛々と入って、地域の方に話しかけられたくなくて…
…なんて方は行かない方が良いかも。
すごく温かい、とても良い地元の方々に支えられている温泉。
そうした地域コミュニティを理解したくない、
ほんの温泉に入る数十分、ホームステイする感覚で出掛けられないならば、
行かない方が良いと思います。
温泉も良いけれど、そのコミュニティに分け隔てなく加えて頂ける、
それこそが宝物の様な温泉施設だと思いますから。
あの長閑な方々が、一生懸命おもてなししてくれようとするのを、
もし、無碍に断って曇らせる様な人がいたら、ちょっと許したくない。
猫鼻の湯は、人も宝物ですよ。ホント。
僕は出会ったあのおいちゃんが元気であって欲しいって、
たった数分の裸の付き合いだけど、心からそう思いますもん。
野沢温泉で出会った地元の方の優しさにも通じていますね。



(113)北小谷温泉、風吹荘源泉の混合泉・道の駅小谷 深山の湯に来ています。
ぬる湯槽、実に良いですね!
なんとのんびり入ることが出来ることか!
蛇口からは強く鉄の匂いがするお湯。
道の駅の綺麗な設備に、この泉質の良さは、素晴らしいです。流石は小谷村。

…とツイート。
食堂で飲食をしているので半額で温泉に入ることが出来ました。すごい。



(114)下里瀬温泉・サンテインおたりに来ています。
クダリセって読むのですね。
何気に正しく読む事が出来ていませんでした。
源泉温度30.7度、ph7.2で無色澄明…青く見えるのは、照明や浴槽のせい…?

猫鼻、深山と入って来てしまうと塩素の匂いも感じたり、
差はあるのですが、寝湯や深い浴槽あり、
使いやすさは雪国ならではとも思い。
冷泉の良さもあり、満足度は一定以上にあります!

…せっかくだからと3湯目。
元々は2湯のはずでしたが、あまりに良い泉質が続いたので、
「他もどうだろう!?」と言う興味を抑え切れませんでした。





…そんな小谷でのお楽しみ…と言ったところで。
さて、温泉にもお食事にも実に良い。
小谷村の一席、ちょうどお時間となっておりまして、
ここで、お開きとなります。

それではまた次回。

ありがとうございました。


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平日、出来るだけ更新でやってみたいと存じます。

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ご興味ない日もあるかと思います。毎日、見なくても良いと思うんです。

たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

「酒 宗夜」の新しい道を繋いで、いざ、行きます。

written by SAKESOJA (宗風)