気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

本日は麺の噺にて、お付き合いを願っておきます。

少しばかり前の噺にはなりますが、その頃の僕らは、
「いよいよランニング用キャップがないと危ない」と考える様になっていました。
これまではサンバイザーですな。
顔に日差しが強く当たらなければ良い。
しかし、今年は軽井沢、安曇野共に、強烈な暑さに見舞われませんでしたが、
どうしたって日光を天頂、頭皮に浴び続けてしまうと、
頭皮だって日焼けすると言うし、脳も熱くなれば、
のぼせもするだろうし…
これからも明るい中を走るのであれば、
サンバイザーではなく、ランキャップを買わねばね、
それも週末に走る前にあったら良いよね。
かつ、フィッティングしないと買えないから、
Amazonなどの通販も適さないものだよねー…ともなって来ると、

「じゃあ、ラーメンとスポーツ用品店が近いところにしよう」

…と言う発想になります。
しばらく前、村井のバロー&ゼビオ横に「きまはち商店」があった頃は、
まさに至近距離で実現可能な当課題ですけれど、
移転統合された現在でも、僕らの巣穴から、買い物と食事を経て竜島温泉を目指す、
そのルート上に現「信州麺屋きまはち商店」はある訳で、
これ、お誂え向き…と出掛けて行った日の1杯。



替え玉を2回お願いしているので、計3玉。
相変わらず濃い豚骨スープに、
今日は気分でマー油トッピング版の「本黒味」にしてみましたが、
まー、捗るったらありませんでした。
茹で上げ直ぐの麺の香、その良さに豚骨臭、焦がしニンニクの高いフレーバー、
1玉目はそのまま、2玉目には、卓上の生ニンニククラッシュ、
3玉目で辛味もちょっと加えたりしながら、味変しながら楽しみました。
「味わう」ことを「楽しむ」と表現するけれど、
ことさら「楽しむ」って例え方が似合いますね。
シンプルに豚骨が入って来る「本白味」も好きだし、
こうしてマー油入りも、久し振りに食べてみると、
「これは旨いや!」って感じますし……うん、ド豚骨的なスープの魅力、
ちゃんと味わうことが出来る「きまはち」系だからこそ…
…って感じでしょうか。

きくらげ増しも、個人的には必要です。
麺のシャッキリ、カタメに茹で上げられた食感と、
プチプチ千切れて行くきくらげの食感、たまりません。



この日は「焼きぎょうざ」もお願いしていました。
しかしながら、替え玉3玉目、都合4玉目を狙っていた様に覚えています。
「流石に、それは食べすぎだよ」とYOKOさんに止めてもらって、何とか。
それでも後ろ髪を惹かれる様な思いもあり。
替え玉の魔力、魅力共に恐るべし…なんて感じます。

「捗る」…なんて前述、申し上げた通りですけれど、
ニンニクの美味しい食べ方のひとつだと思います。
豚骨ラーメン+ニンニクの美味しい関係は、
それこそ、よく謳われる様な「これを知らないと人生に損」と言うレベルで、
なおかつ、
今日はニンニクフレーバーがふた通り、味わいの変化も楽しみつつの食事。
テンションがご想像の通り、上がりに上がりながら、食べていた訳でして。
そんな時の、にんにく片を潰す道具ににんにくを投下している時の、
ウッキウキの一言で、今晩は閉めたいと存じます。

焦がしにんにくも良いけど、生にんにくも良くて、結局両方入れちゃうー。





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

本日はお酒呑みのお噂で、一席のご愉快を願っておきますが…
…ええ、随分と久し振りになりました。
「奇しくも」とさえ我ながら思ってしまいます。奇しくも。
お酒とのコミュニケイションは、ほぼ毎日あり、
開封時は記録として残すべく、Twitterに投稿していたりもするのですが、
こうして「ブログ記事としてまとめる」と言う状況に至っておりませんでしたね。
お陰様で良縁多く、食べ物関連においては根多に焦げ付き…と言いますか、
「これ、あとでブログ化しよう!」と記録するのだけれど、
次々と旬の根多を記事化して行きますと、溢れてしまって取り上げられず…
…なんて言うものも多くなって来ています。

そんな中だからこそ、お酒関連の内容が、どうにも遠退いていたので、
本日はこうして、7月27日に楽しんで参りました日本酒を、一気に更新してみようじゃねぇか
…なんて思ったりしておりまして。
ローカルルールで、ブログの文章、最後の1行をタイトルに使う事としてございましたが、
お酒関連は、そうした枠の外と致します。
元来の「酒 宗夜」、本懐に近づく心意気、日本酒の紹介となりますので、
どうぞ、最後までごゆっくりとお付き合い下さいませ。






滋賀・薄桜“花と猫”・純米生酒
福島・写楽・純米吟醸1回火入れ“夏吟うすにごり”

僕はラベルを臨書的に書いて楽しんでいるので、
書き上げた滋賀酒、正方形の中に寄席文字と同じ理論ながら、
「薄桜」と言う字を均一にヒゲ文字的に纏め上げたラベルは気に入っていて、
信州ではあまり飲む機会がないからこそ!…と思い注文したのですが、
いやはや、とても愛らしいラベルで驚きました。これはこれで楽しい。
良い旨味と渋味の在り方。全体にスマートな軽いラインは守って、余韻に米感残る感じが、また良い。

YOKOさんはお気に入りの銘柄「写楽」を選びました。
とてもスイートでシルキーな香。余韻に渋さ少し。シューっと伸びて軽やか美味しい。



石川・奥能登の白菊“のとのなつやすみ”・純米吟醸
栃木・仙禽“かぶとむし”・純米大吟醸生酒

続いて、
東京「革命君」の旦那が選んだ酒なんだろうな…と思い、
また、少しお高い枠の中にリストされていて、
「奥能登の白菊の上位ボトルって、あんまり飲んだ事がないかも」と思い選ぶ。

酸味がとても可憐でキュート。
シューンとしてキュッとしてサバケはやく美味しい…とは当日のメモ。
オノマトペ満載。軽さもあって素早い印象でした。
それは爽快感があると言うこと。香や発泡感での演出ではなく、
味わいの構成と言うか、味わいから爽やかさを生み出している印象でした。
気軽で飲み易いけれど、実直。

YOKOさんは、夏らしい「かぶとむし」ラベル。毎年、1度は楽しんでいるボトルが選定理由でしょうか。
どこか、甘酸っぱいお酒の印象がありましたが、
甘味は濃く感じられず、程好く綺麗に美味しい…と思います。
すごく気楽に楽しむことが出来そうだ…なんて思いました。これは佳酒。
瑞々しい食べ物との相性を想像しました。
ゆったりとしたふくらみに秀でたお酒かしら、と。



山梨・七賢・純米吟醸“天鵞絨の味”
宮城・宮寒梅・純米吟醸“Mr.Summer Time”

カウンターの遠くで、「七賢」を頼まれた方がいて、
「臨書酒林」で扱った時にも書きましたけれど、
「天鵞絨の味」と言うボトル、飲んだ事があったかなかったか…
たぶん無いと思うんです。あったら自分の記憶にゴメンナサイなんですけど…
ともあれ、1度は飲んでみたいと思っていたラベルでしたから、
好機到来!と注文しました。

「七賢」、とても良いお酒でした。
綺麗さ、旨味、軽さ、重さ…全てにバランスが良いと感じる味わい。
どんな肴にも合わせられるオールラウンダーでありながら、凡庸な味に収まらない感覚。
酸味が酸として前にあるのではなく、バックボーンを支えていて、
お酒の全体のコシを持ち上げている様に感じます。

YOKOさんは大将にオススメを伺って「宮寒梅」を。
コクのあるミルキーさ、滑らかさが広がって、冷温の爽やかさを旨味と共に楽しませてくれます。
朗らかで穏やかで。尖った部分がなく、心地好い清涼感と愛らしい甘味と。




山形・鯉川“亀治好日”・純米吟醸うすにごり

これはお隣に座ってらっしゃったS井さんの注文を見てお願いしました。
この日、僕は他のお客さんから良いヒントを勝手ながらに頂いていて、
すごくお酒が進みましたね。

「鯉川」のお酒、1度だけ参加した燗酒天国だったか、
お燗酒も印象が良く、古いMixiを利用していた頃の友人のオススメ酒でもあり、
幾種類か試していて、キラキラ光る、ときめく様な山形の酒ではないのだけれど、
( ある意味で、いまどきの、派手な…とも言い換えられるかも )
滋味深さの中に、かすかに光る輝きが、とても良い印象にある蔵元さんでした。

これは、すごくサッパリした酒質でした。
綺麗で、スーッと通る。水みたいで水より旨い。
シンプルに喉の奥へ送り込まれて来る美味しさ、その印象。



京都・澤屋まつもと“守破離・山田錦”・純米大吟醸



奈良・風の森・純米“しぼり華”秋津穂65・無濾過無加水生酒

…このふたつ、それぞれもう1杯を頼んでいるのですが、
記憶がかなり曖昧です。いやあ、楽しく美味しく、よく飲んだ!
何となくは覚えているのですが、
どちらもすっごく美味しかった事だけは間違いないのですが、
今日のところは、ちょうど時間がやって来た様でございまして…

日本酒居酒屋「厨十兵衛」、日本酒の夜の一席でございました。

ありがとうございました。








気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

ラーメンが主役になりがち…だけれど、
ラーメンも雰囲気があって良いながらも、流石は、おむすびが有名なお店ですもの。
おむすびが、やっぱり旨かった…
…なんて噺で、一席のお付き合いを願っておきます。

こうしてブログとしてお喋りするからこそ、
改めて調べてみて、驚くことってありますが、
「堀金の道の駅」って、日頃言ってしまうこの場所、
道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」が正式名称なんですね。
いやあ、知らなかった。
農産物も豊富に、
かつ、食堂部「かあさんのおむすびの店」が有名な場所です。

14時30分でオーダーストップ。
どこか、「おにぎり定食」が終わるだろう昼過ぎで営業終了…
…のイメージが強かったのですが、
おにぎり定食が終わっても単品おにぎりは食べられるし、
営業は続いているし、他のメニュウも豊富だし…
うーん、誤った思い込みで随分と損をしてしまっていたかも、

…なんて思ったりしています。

14時頃に訪れて、YOKOさんが「おすすめ」を食べてくれるので、
自分は「ラーメンにしようかな」と。
そう言えば、食べたことがないなーって思いまして。



500円にしては立派なチャーシュウ、ワカメがたっぷり。
メンマも、わりといっぱい入っていて、嬉しい構成。

けっして悪い意味でなく、
カップラーメンと比べるくらいだからチャチだと言う意味でなく、
そう考えてもらうと、すごく語弊があると明言させて頂いて、
ワカメの風味がよく生きていて、
エースコックの「わかめラーメン」の良いところと共通点を感じます。
醤油系のシンプルスープにワカメ。
これは落ち着きます。食べやすく美味しい。



遅いお昼だから、ちゃんとご飯も食べたいなー…
…って思って、おむすびをひとつ。
「おにぎりの友」を選びました。
うーん、おにぎり、おむすびがメニュウにも店名にも混在していて、
こうして文章化してしまうと「むむむ」ってなるけれど、
それがまた良いなーって思いますよね。そう言うお店。

これがまた旨かった!
「おむすび」って、こんなに旨かったっけ?って思うくらい美味しかった。
冒頭の写真の撮り方も、おむすびはサイドメニュウ的に後方配置ですけれど、
米のイキイキとした食感、甘味すら感じる米の美味しさ。
辛味の強い「おにぎりの友」が芳しくすら感じられるくらい、
白飯の美味しさが栄える感覚!

「ラーメンライス」的な発想で、おむすびを付けたんです。
おまけ。
やっぱり、「おむすび」が有名な店でもあるし…って。

立ち寄ることすら何年ぶりか…すごく久し振りになっていました。
記憶は風化して行ってしまうんですね。
勿体無い?でも、またこうして新鮮に美味しく出会うことが出来るから良いかも!
もし、しばらく立ち寄っていらっしゃらない、
近隣の敬愛する諸兄殿がおりましたら、是非とも出掛けて行って頂きたいなーって思ったんです。
ラーメンも美味しかったけれど、
やっぱり「かあさんのおむすびの店」だから、看板メニュウの旨さは、輝きますね。
例えるのだったら、こう言おうかな。
「主役を食う」の例えで――…

おむすびがラーメンを食う、みたいな。







気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

夕ご飯を頂きまして、お酒を楽しみまして、さて寝ようか…
…なんて言う所で、ブログを書きかけていた事を思い出し、
慌てて書き始めております。こんばんは。
今宵も一席、お付き合いを願っておきますが…。

えー、さて。

本日は、ごく緩やかに始まりました。
昨晩は松本市・厨十兵衛にて、日本酒を嗜んでおりました。
見知った方がカウンターに居て下さって、ごく安楽な世界。
酒も肴も時間すらも美味しいものでして。

「あれ、帰り道に四柱神社でお詣りをして帰って来たっけ?」

「来たよう。それはハッキリ覚えているよ」

…あれ、そのあと、家に着いているシーンになっていて、
全体にワープしているぞ?

そう言う記憶がおぼつかない事実を、大っぴらに伝えられなかったりもした朝で、
どことなく、状況はご推察して頂けるんじゃアないかと。ええ。

せめて温泉には行きたいねー…なんて話をします。
出来れば、今日は日常、敬愛し使っております
朝日村の「自家焙煎珈琲店シュトラッセ」の豆を買いに行きたい所なので、
朝日村に近い所、乗鞍とか木曽とか…そうした温泉に出掛けよう、となります。

ああ、そうだ。
先達て、桟温泉や釜沼温泉に出掛けた際に、
「ああ、懐かしいね。また行きたいね」と話した「代山温泉・せせらぎの四季」に行こうじゃないか。
そうまとまっているうちに、以下ツイート。


(63)二本木温泉・二本木の湯に来ています。久し振りにやって来ました。
   浴槽も記憶よりは大きかったかも。そして、記憶より炭酸の泡つきは多かったです。
   こんなに凄かったっけ。いやはや、素晴らしい!

記録を辿ってみると、
2013年9月15日ぶり3度目の「二本木の湯」に出掛けておりました。

「久し振りと言えば」…そんなキーワードで持ち上がりました。
内湯のみ、浴槽もあまり大きくない…けれど、観光客さんが多い印象がある温泉施設で、
どうにも混み合う印象が付いてしまって疎遠にしていました。

いやはや、それでも素晴らしい泉質を目の当たりにして、
「この泡付き、炭酸泉らしさはたまらないな」と実感。
何気なく、食堂メニュウも拡充されていたりなんかして。

続いて、このツイート。

(64)代山温泉・せせらぎの四季に来ています。2016年10月30日ぶり。いやあ、久し振りです。
その頃と違い、夏季の露天風呂は38.5度なのだそうで、ぬるめ最高でした。
女性側は露天に屋根がないままでしょうか…YOKOさんも楽しんでいると良いのだけれど。
相変わらずの泉質。赤褐色のお湯でした。

…とのこと。

露天風呂の温度が、ぬるめに設定されていること、
これに感動を覚えました。YOKOさんも同様。
じっくり代山温泉のお湯に浸ることが出来て、たまらなく良かった。

よく温まる温泉、鉄の匂いの混ざり込む成分の濃い温泉に入って、
すっかりほこほこ、体調も上向きになった帰り道、
GOロケット団との戦いも経たりしながら、朝日村まで戻って来まして。



僕らはいつもシュトラッセブレンド、イタリアンブレンドを豆で買って帰ります。
これと共に、タンザニアとブラジルをお願いしました。



そこで冒頭の写真、再び。

時期も時期だし、もしかしたらあるんじゃないか…と思ったスイーツ。
「あんナコッタ」、夏季限定でコーヒーにすっごく合います。
合いますとも。大好物。

特にYOKOさんが注文していたブラジルの珈琲豆との相性が良かったですね。
炒った大豆、茹でたあずきに近いアロマがあって、
もちろん、「あんこ」とも相性が良く、ミルク部とも素晴らしい組み合わせ。

いっぱい移動して温泉も2湯入って、
運動もしていない、何にもしていないけれど、ほのかに疲れもあって、
これを癒す美味しさが、自分の大好物スイーツだと、たまらなく幸せな気持ちになりますね。
1日の充実度が違う。

大好物の「あんナコッタ」に出会えたから、重だるく始まった今日だけれど、今日は良い日だ!


(続き・60字の制限があったんですね。知らなかったと言うか、今回で知りました)
リニューアル後は味玉が乗るみたいで、あれ、もしかしてちょもに背脂ってコースもあったり、サバれもんってパターンもあったりするのかな。(松本市・ヌプチェ)






気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

本日も麺の噺にて、お付き合いを願います。
何分、終末は忙しい時分でございます。
まぁ、台風の直撃があるので、予定がおじゃんになって、
腐っておられる方も多いのかも知れません。
かく言う自分も、只今27日の午前中なのですが、
見た目、晴れたお天気ですのに、「このあと、台風が」とにわかに信じがたくも、
どうなるのだろうか…と言ったところで、おしゃべりしておりまして。

さて、何はともあれ本題でございますけれども。

昨晩の恒例、毎週金曜日は麺曜日、
「しろがね」に出掛けておりました僕らですけれど、
直前まで、ルート共通点の分岐点まで、
ずーっと「ヌプチェかしろがねか」と討論しておりました。
どちらも美味しいですもんね。
どちらを選んでも外さないことは分かっている。だから難しい。

夜ランが楽しく、ちょっと多めに走ってしまったが為に、
時間的な余裕が厳しくて、
最終目的地の「竜島温泉・せせらぎの湯」での時間確保をもくろみ、
国道158号線から遠のく方向の「ヌプチェ」ではなく、「しろがね」にしましたが、
ええ、
「来週はヌプチェかな」…なんて思っております。

ちょうど前回、出掛けて行った頃合にメインメニュウの海老味噌の他、
もうひとつのメニュウが「鯵しょうゆ」から「ちょも&つけ」に変更になりました。

海老味噌も抜本的なメニュウ刷新の頃からも、それ以前からも、
相変わらず美味しくて、そこは変わりがなくて嬉しいし、
見ると、味玉が半分追加になっているんだなぁ、と。
前は、乗っていなかったんじゃないかなー、と。



メニュウ、一時期よりは減らしたのだけれど、
今は夏のオススメ「サバれもん」が始まったみたいで、より一層お楽しみが増えています。ヌプチェ。
しかも、Twitterなどを眺めていて気付いたのですが、
「鯵しょうゆ」に対して「背脂」と言うトッピングがあって、
「ちょも」にはその設定がないだろう…と今までの流れで考えていたんですが、
ちょも+背脂も出来るみたいで、もしかするとつけにも背脂トッピングって出来るかも…
…と言う可能性も誕生していて、
ほほう、益々、来週は「ヌプチェ」が良さそうだなんて思っていたりします。

リニューアル後は味玉が乗るみたいで、あれ、もしかしてちょもに背脂ってコースもあったり、サバれもんってパターンもあったりするのかな。





…長いタイトルに意味はあんまりないんです。心の声ってところかしら、と。






気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

えー、
ケーキの写真ですけれども、コーヒーの噺でもありまして。

どんよりとした梅雨時分のお噺。
今年の梅雨は長かったですねぇー。
まだ“明けた”の大号令が掛かっておりませんが、
まあまあ、空を見ると分かる…なんて所ですよね。
長梅雨で体調に支障を来たした方も多かったんじゃないでしょうか。
明けた途端に30度を超えて、なお崩すってンで、なかなかどうして、
ままなりませんけれども、ええ、頑張って行きましょう。

雨の日は走ることも叶わずに、どこか落ち込みがちですけれども、
YOKOさんは、「なんだかカフェに行きたいんだー」…と言う。
どうにも気分が晴れないから晴らしに行くと言うことの様で。

諸々の用事もあり、
実家で実家生まれの野菜たちを貰った後、
松本市岡田の「CAFE THE GROVE」に出掛けて行きます。
引っ越しもあって、しばらく寄っていなかったなー…なんて所に、
YOKOさんの喫茶店へのお誘いがあり、選びました。



僕は「コロンビア・ベジャビスタ農園・ウォッシュト」を選びます。

「甘さと酸味のバランスが、
 もぎたてのリンゴを食べた時の様で、とてもジューシー。
 シルキーな舌触りで、アフターにはカラメルのような心地良い苦味が残ります」

…と言う紹介文。
コーヒーのメニュウが冊子化、ファイリングされていて、
詳細に解説されています。味のことも地域のことも。
こう言うストーリーを感じさせるもの、とても良いですね。

味わいもたまらなく良かった。
「あっ、コーヒーって、こんなに美味しいものだったっけ?」と言うくらい。
軽やかさと甘味、その伸び。
豆の焼き方にも個性があり、ハンドドリップにも理論が出る。
きっと同じ豆を買って帰って、僕が淹れても同じ味にならないんだろうなー…と。

これ、出掛けて行って飲み比べて…日常と飲み比べて欲しいくらいで、
カフェ・ザ・グローブの豆は、これまで何度も買っているのに、
飲んでいるのに、それでも「改めて、これは美味しい」なんて感じました。

当時のTwitterにメモをしたコメントは以下の通り。

「うわー、やっぱりドリップしたコーヒー、美味しいわ。

 甘味香ばしさ、伸びていく余韻。

 香も、ほの苦さだけでなくて、緩やかに心地良く伸びるって和やかさがたまんない」

感動、推して知るべし。




YOKOさんは、「アイスアメリカーノ」…冷たいコーヒーをご所望でした。





お菓子も、ひとつお願いしました。
ケーキだけでなく、アイスクリームや果物でデセールされたもの。
「黒ゴマショコラ」、バター、小麦粉を使っていないケーキで、
ポロポロと崩れやすい、柔らかいともサクサクとも異なる食感。
その分、非常に口どけの良いもので、飲み物とは素晴らしい相性の良さを発揮してくれます。
液分に自然と混ざり込んで融けて行って、
フレーバーを与えてくれる…その広がりの早さは快感にも近いくらい。
ショコラ系の香、黒ゴマも近い香であって、
でも、異なる香ばしさを持っていて、それらがコーヒーやアイスコーヒーの、
どこかの部分と重なり合い、相乗効果的に広がりを増して感じさせてくれますね。
「ビターなショコラはアイスによってオレオになる」とは、
当時、書き残した我ながら名言。
お皿の中でのコンビネーションもあり、飲み物とも混ざり合い。

前回は食事メニュウにも感動があったし、
居住エリアから遠いけれど、ちょくちょく出掛けるべきお店だなー…と実感。

僕の飲んでいたコーヒーは、
どなたが淹れたか…までは分からないけれど…それは座席の位置の都合だけれど。
きっとご亭主殿かなぁ、どうだろう。
でも、少なからずも「CAFE THE GROVE」の方であって、
基幹にコーヒーの美味しさが輝いている。雰囲気やすべて形作る要素に繋がっている。
きっと繊細なもの。
その魅力を引き出せる方々のお店だからこそ、良いものが出て来る…期待して良い、
そんな方程式とか理論とか定理とか、言ってみちゃっても良いのかも知れない。

ハンドドリップの美味しさには、人が滲み出る。







気楽なところで、一生懸命…と言う事です。

本日も一席、麺のお噂にてご愉快を願っておきます。
下諏訪町「萬馬軒」の「当店人気ナンバーワン!」と銘打たれたメニュウになります。

こう、「頑者」や「六厘舎」の興隆によって、
濃厚魚介つけ麺が市民権を得て久しくなりました。
スーパーの袋入り生ラーメンでだって登場して久しい。
「またおま」なんて言葉だって昨今は伺ってしまうくらいの定番化ですね。

その前の時代って、「つけ麺」は一般的ではなかったのではないか…
…なんて考えます。地域につけ麺が有名なお店があってこそ、
世間様では、つけ麺は知られておらず、ざる中華的なものの方が…
いや、どうなんだろうな…なんて時代だと思うんですね。
「大勝軒」や「丸長」なんて言うところが、その文化を支えたお店。

だな、と思っていたのですが。

この「萬馬軒」も長く営業されていて、
つけ麺が「当店人気ナンバーワン」と書かれるくらいに、
維持されていて…その味と言うものは、とても興味深いものでした。

つけ麺のクラシカルな定番の味わいが、
どこか「大勝軒」などの甘酸っぱい醤油スープと言う印象がある中で、
「萬馬軒」のつけ麺は、クラシカルなテイストがある、
また「大勝軒」とは別の美味しさでした。



醤油ダレ、油はラードでしょうか、油層はたっぷり。
もやし、メンマがうず高く詰まれていて、
その上に自慢のチャーシューが乗っています。
そのままだと、なるほどちょっとしょっぱく感じるスープ、タレ。

奥の陶器に並々とスープが入っていて、
これで好みの濃さに調整しながら食べる…と言うシステム。
スープ割りは、食べ終わった後、残りのスープで、
これもやっぱり好みの濃さにして楽しむ…なんてところ。



1.5倍の量、その麺はなるほど、結構なボリュームがありました。
大盛りにしようか、それが出来るのか…
悩んだのですが、避けて良かったのかも。
もし、大盛りが出来るならば、相当の量が届けられそうです。

世間は硬く〆られた麺が多い印象なのですが、
そうしたものではなく、柔らかいと言えば柔らかいけれど、
喉越しに秀でた印象があって、
分かる人にしか分からないけれど、
松本市寿の「白山」の十割と九一の蕎麦の差に近い感覚かしら。
硬い麺好きの僕にしても、
この柔らか滑らか、どんどん入って来る感覚は、美味しい。

スープで割らずそのままの濃さだと、
醤油ダレの美味しさがガツンと入って来ます。
塩辛さもあるけれど、醤油の味と共に麺の味がよく見える。味わえる。
少しだけ割って様子を見ると、
今度は麺の香を上回って、タレの香やネギの香を感じるようになります。
コンビネーションを感じるのは、ちょっと割ったくらいでしょうか。
それこそ「お好み」で。

ビックインパクトがある味わいではないのだけれど、
何だか美味しい。醤油も麺もとても美味しく感じる。
シンプルで良いなぁ、と。
食べさせたい主眼をこちらも受け取りやすいなぁ、と。



大盛りにしない分、
「チャーシュウ丼」を頼んでおいたのだけれど、
これ自体は、塩気はごくあっさりしたもので、
卓上の餃子用のお醤油を掛けて食べても美味しいのかも、と言う塩分感。
ここに、つけ麺ダレをかけた時が、たまらなかった。

「うっそ、めちゃくちゃ旨い!」

ラードご飯みたいな…ラード、醤油みたいな、
そうした美味しさに近似します。
ラーメン用の美味しいタレだからこそ、尚更に美味しく、
萬馬軒のチャーシューのふかふか柔らか食感が、
この形態でも存在していて、溶け込んで来て、素晴らしい。

辰野の「みさき食堂」の「ねぎ豚丼」にも見られる、
油とご飯の親和性を、極上の味わいで体感できる事に驚いたんです。

なんだろ、ご飯が主と言う印象があまりなかったし、
「絶品!」とは書いてあったけれど、
お値打ち250円のメニュウ…心の中では化けた感覚でしたね。
サイドメニュウ、あくまでサイドである立ち位置から躍り出る。
なるほど、絶品だなぁ、と。

割りスープを残してしまうのは勿体無い…と、
食後、全てタレの入った器に投入すると、
味としたらかなり薄味になるくらい分量でした。
色も醤油色の赤黒っぽい色から、琥珀の薄い色合いに。
通常、ラーメンに使っているよりも多いのではないか…。
それだけ薄く割ったスープは、とても優しい味わいで美味しかったですね。

そもそも、このつけ麺セットは、
どことなく、通常作るラーメンとの相違点が

1:麺を冷やしていること、
2:スープを別提供していること…

実はそれだけじゃあないのかな…と思うんです。
だからこそ鉄壁のバランスがあって、美味しいのかなー…と。



僕が「萬馬軒」の名前を知ったのは、
2005年の「第1回 信州ラーメン博」だったと思います。
名を連ねておいでですもんね。食べはしませんでしたけど。
その後も、気になってはいたけれど、
諏訪と言う地域に出掛ける事がなく暮らしていて、
ここ最近、諏訪湖へのランニングがきっかけで、
ちょくちょくと出て来る様になって、このご縁ですが、
あー、もっと早く知っていたかったなーって思うことしきりです。

新スタイルでもなんでもないのだけれど、
昔から、この「つけ麺」を「萬馬軒」さんは提供されているのだけれど、
出会いがついこの間のことなので、
僕にとっては、ホットスポット以外の何モノでもなくて。
つけ麺+チャーシュウ丼は、良いです。たまらない。
今度は「ごまつけ麺」も良いかも。気になるメニュウばかり。

この日の美味しさは、日を追うごとに思い出されて来て、
ある種、衝撃的でさえあります。
ジャンクってほどジャンクじゃないけれど、中毒性があると言うか…
食べたさが募っている自分に対しても驚く…なんて衝撃も増す心持ち。

「また食べたいなー」って何度も思っていて、
思う、と言う事は、
どこか代替を求めてしまうものなのだけれど…日々実感です。

直後、僕にラードを買わせるくらい美味しかったし、衝撃は後から来る。







気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

本日は、詰まるところの旅行記ですな。
久し振りに木曽谷に出掛けて参りました。
ええ、最近と言うものは「久し振りに」ばかりですね。
本当に久し振りで、懐かしむようにまた、
それでも新しさや出会いを求めて、足を運んでおります。

木曽方面、
いちばん多く通っていた温泉は、
「代山温泉・せせらぎの四季」でしょうか。
今回も「そこが良いね」とも思う、
御嶽山の噴火から「やまゆり荘」の営業にも変化があって、
再開したと聞くけれど、細かな状況が分かっていないから、
「見に行きたいな、入りに行きたいな」と思ったりとか。



今回は懸案に上がって久しい温泉を目指して出掛けて来ました。

メイン道路から離れ、下りに入るところ…も行き過ぎましたし、
下ったところ、
赤い橋を渡る前を300度ターンしなきゃいけないのに、
赤い橋を渡り切ってしまったりして戻ると言う。
1度、出掛けてしまえば何て事はないのでしょうけれど、
駐車スペースにたどり着き、この名勝たる景色を目の当たりにし、
感動と同時に安心も味わっていました。



桟温泉・桟温泉旅館、佇まいもレトロ感たっぷり。



離れの温泉施設へ向かう階段。
造りの雰囲気が、なかなか出会わない…
特有のこしらえであって、
「YOKOさん、すごい!これすごい!」と僕は興奮。
見たことがない場所、
来たことがない建物…そこに足を踏み入れる高揚感たるや。
途中、従業員さん方の部屋と思しき所から、
ワンコの鳴く声も聞こえて、会ってみたいなー…なんて思ってみたり。



ほかにお客さんもおらず、鄙びた雰囲気の脱衣所。



泉質が良い事から温泉好きさんの話題にもSNSでも見掛ける事が出来る、
「ああ、これがあの景色か」と言った感。
男性側は左が加温浴槽、右が12℃前後の源泉そのまま浴槽。
昔は混浴の露天風呂があったそうですが、現在は休止中です。
女性の浴室には、その当時の名残からか、浴室内にカーテンがあるそうです。

当日のTwitterから拾うと…、

桟温泉、初体験。
すごい。源泉すごい。
冷たいながら頑張って入りましたが、今、暑く感じています。
湯口ではしっかり金気臭さがあり。
源泉側で、わっと下から湯華が舞い上がり。

…とのこと。

浴槽内ではあまり匂いはなかったのですが、
注ぎ口では、しっかりと特徴を感じ取ることが出来ました。
噂通りの良泉質。
ただ、設備と言うか…
我が家、2人揃って虫関連が恐ろしく苦手ですので、
野湯的なニュアンス、可能性は、ちょっとなかなか…なんてところ。
浴室内は守られていたのですけれど。



正岡子規の桟の俳句、和歌が残っていました。
松尾芭蕉のものもあったけれど、撮影し損ねました。

いちばん右に、

かけはしや あぶない処に 山つつじ

次いで、

桟や 水へとどかず 五月雨

…とあり、

左2行が短歌になっています。

むかしたれ 雲のゆきゝの あとつけて
わたしそめけん 木曾のかけはし


明治24年に正岡子規が訪れた際のもので、紀行文にもなっているのだとか。
書道で仮名を習い始めたので、
少し分かりますね。字を追いかけて行くことが出来ます。

松尾芭蕉は更科紀行に掲載されているもので、
「棧や いのちをからむ 蔦かづら」と残しているのだそうです。





ご飯どころないかなー…と思って立ち寄った「道の駅三岳」、
ここで出会った猫さん。
三岳にはご飯どころは無かったです。売店のみ。



次いで、こちらも1度は行ってみたいと思っていた、
釜沼温泉・大喜泉へ。



手前にある小さな駐車場に車を止めました。
少し坂を上って、施設の入り口へ。



13時から16時までの営業で、16時には退出完了…と言う日帰り入浴設定。
だので、13時頃が、もしかしたらいちばん混み合うかも知れませんし、
わりと混んでいました。
県外からのお客様が多いのかなー…って印象です。

薬効あらたかなお湯で、
30分以上入ってしまうと湯あたりリスクが高い…
…とはご亭主殿からのアナウンス。

ワクワクしながら入って行きます。



壁掛けの新聞記事を見ると、
8部屋の温泉旅館だそうで、
なるほど、更衣室もこじんまりとした感じ。

先にある洗い場と、奥浴室の間が開かれていて、
南木曽温泉・ホテル木曽路の綺麗な内湯、露天風呂の小規模版…
…みたいな印象を抱きます。
(今はどうなっているか、大江戸温泉グループ買収後は分からないけれど)
「半露天」みたいに謳っても、間違ってはいないんじゃないかなーって雰囲気。

長方形の浴槽は、どこか諏訪の大和温泉を思い浮かべますね。
男性側4人も入れば、めいっぱい。

鉄系の匂いも桟温泉に比べて少なく、
加温湯に赤い湯華は飛ぶけれど、にごりはなく。
ふっくら感のあるお湯。源泉風呂は1人用2槽とは、面白いと思います。
後からお見えになった子供さん連れのお父さんは、
普通の「水風呂」だと勘違いされておられました。

こじんまりとしながらも至る所は綺麗にしておられて好感を持ちました。




よく温まる定評のある木曽のお湯をふたつ入って湯上りに、
「そうだ、アイスクリームを食べに行こう」と発案。
「お昼ご飯は、どこか途中で」と考えはするものの、
何気に、コンビニなどがない木曽路のこと…
そのまま「ご飯より、今はアイスだ!」と進んで、
カーナビに誘われるまま進んで、
小坂温泉・けやきの湯、ホテル木曽温泉の前を通り、



開田高原アイスクリーム工房に辿り着きました。
相変わらず、正面の駐車場の攻防が繰り広げられておりましたが、
ちょうどタイミング良く、停めやすい所にフィットしました。

ホテル木曽温泉に人がいる…と言う事が、ちょっとだけ嬉しかったですね。
自分たちが初めて出掛けて行った、すぐ後に噴火があったんです。
営業している旨も聞いていたのですが、
やはり遠く、自分の目で見るまでは至っていなかったので。



ふとショーケースを見るとパンが売られていました。

「あ、お昼ご飯だ」と思い当たります。
このままソフトクリームだけでお昼ご飯を食いっぱぐれるかと思った15時手前。
「全部、ひとつずつください」と、
ソフトクリームの注文もせず、飛び付きました。



「物見湯産」手形の特典で、
1000円以上買い物をすると1本、おまけで頂ける飲むヨーグルト。
パンが1個250円で4種類あったので、もうお誂え向き…と言うくらい。
コンビニがない=飲み物もない、
急遽決まったパン食お昼ご飯だったので、
本当、ちょうど良かった!…なんて具合。



そして、「食事」から「デザート」に適用が変わった本来の目的。
「とうもろこし」のソフトクリームもありましたが、
どことなく気分は、ヨーグルトソフトクリームでした。
プルーンのジャムが添えられたもの。

奇しくも「飲むヨーグルト」と、
きっとそれがベースになっているだろうソフトクリームを食べ比べ。

「飲むヨーグルト」も酸味は穏やかで、
さっぱりさと甘味ベースの…
砂糖的な甘さではなくて、旨さ、コクから来る甘さを感じて、
とても美味しかったのですが、
ソフトクリーム化すると、チーズ感すらあるんじゃないかと言う、
濃厚さも加わって、すごく気に入りました。
これ、目隠ししてレモン果汁をひと垂らし落としたら、
「レアチーズケーキ」って答えたかも。僕は。
それがソフトクリームですから、素晴らしい口どけで入って来るんです。
たまりませんでした。

このあと、帰り道に今度は「コーヒーが飲みたい」と発案した僕は、
「二本木の湯」近くで、「つりんちゅ」と言う自家焙煎珈琲店を見つけ出します。
大きなカツ丼の看板がある建物の隣。
いっそ「せせらぎの四季」まで降りて行って、
近くの道の駅で自販機か、もしくは「フルハウス」と言うレトロそうに見える、
喫茶店でも良いんだ!…くらいの心持ちでしたが、
いやはや、「つりんちゅ」もすごーく良かったんです。
この日は、当たりばかりの木曽路で、気分上々で帰って来ました。
帰りの国道19号がずいぶんと短く感じたくらい。
「つりんちゅ」の噺は、また別の日にさせて頂ければ…と存じます。




まだまだ行きたい場所がいっぱいあります。

今回出掛けて行った更に先、
王滝村の温泉に入った事がないから行ってみたいし、
常々、阿寺渓谷も行きたいねー…なんてYOKOさんと話します。
奈良井宿、妻籠宿、馬籠宿にも、
久しぶりに出掛けて行きたいなー…なんて思います。
今まで行った事がない場所にも、行った事がある場所にも、
出掛けて行きたいですね。
今回はドライブって面でも、とても楽しかった。

そう、楽しかったので、絶対にまた行きたい。

木曽、御嶽、開田高原に、また僕らは出掛けて行くよ!






気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

本日は麺曜日、ラーメンのお噂にて、一席のお付き合いを願っておきます。
常々、まだ食べたことがない、
下諏訪町の「萬馬軒」の「つけ麺」を食べたいと思っていて、
僕は野望があったから、メニュウに迷いはなかったけれど、
さて、YOKOさんはどうしようか、オススメの「ネギ味噌」にしようか…
…いやいや、やっぱり「野菜をいっぱい!」となって、
安定のスープに浮かぶ小島に、もはや驚きもせず…でした。
「麺とび六方」でもそうだけれど、
うず高く詰まれたもやしを見るだに、「よし!」って思いませんか。
僕は、思います。

「野菜」の部、「味噌ラーメン」って感じなのかしら。
前回訪れた際には、お互いに食べたい味を選んだので、
僕は「野菜・醤油」だったし、YOKOさんは「野菜・塩」でした。
取り残された「味噌」を今回、YOKOさんは注文したのだけれど、
流石、メニュウでいちばん目立つ「当店推奨品」タグが付く、
「ネギ味噌チャーシュウ」を有する味噌部門…
元祖は目黒、今は新宿三丁目に移転…で情報は合っているでしょうか、
東京のお店も、やっぱり味噌が良さそうなお店の味噌味。
とてもよく出来たものだと思いました。
(僕の次回はネギ味噌チャーシュウに決まったも同然)

スープは、辛味噌と謳っても良いのではないか…と言う辛さ。
ピリ辛より、ちょっと辛い印象です。
もちろん、辛いもの好きなYOKOさんからすると、
「そんなに辛くないけど、辛さがあって美味しい」ですが、
味見をさせてもらうと、「おやっ、結構辛いじゃん」…
これ、何も知らずにお子さんが注文したら、
辛口になっちゃうのかなー…なんて辛さのレベル。
でも、その辛旨いスープの中に、野菜の甘さもある様な気がして、
瑞々しいもやしの香、食感を伴って、とても良い塩梅。
濃さ、塩辛さはあるけれど、心地好く、食べやすく。

…まぁ、野菜が重くて麺が取り出せないと言う食べ難さはありますけれど。

麺も優しい食感で、スープの強さを上手に受けていました。
辛さ、甘さ、しつこくなさ…、
つまり構成が見事で、食べやすいって感じです。

おろしにんにくを入れても、よりパワフルで良かったし、
もっと辛味が必要だったら、豆板醤風の壷が卓上に置いてあったので、
足してみたって良さそうだし。そう、ボリュームも満点。

前回は、この「野菜」がどれだけの量か、
初めてで把握できていなかったので控えましたが、
今回は「いける!」と考えて、餃子もお願いしました。



餃子6個で350円は嬉しい設定です。
香ばしい皮目、焼き方はバッチリ。
しっかりニンニクが利いた熱々の焼き餃子。
これはラーメンのお供に、常に是非とも!って良さ、ありましたよ!




自分も自分で、注文した名物のつけ麺に集中していたのだけれど、
麺を取り出すのに苦戦していた…なんて思う、
ふと、気づくと着々とYOKOさんは食べ進めていて、

「あれっ、いつの間に?苦しくない?」

…なんて聞くと、「ううん。美味しいよー」とのこと。
美味しさって凄いですね。実に素晴らしい。
美味しいからこそ、食べられる。
元気があるからこそたっぷり食べられる、これが健康の証であります。
1週間、お仕事をして〆の週末目前、金曜日の夜、それは麺曜日であって。

聳え立っていた野菜タワーは、味噌の海に沈んだ。




気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

さて、福岡県の第2回目の更新になります。
九州と言う焼酎が有名な土地柄ですが、日本酒も多い。
そんな印象があります。
それは、豊富な海のもの、山のもの…自然の恵み豊かで、
食文化も育っている土地だからこそ、
お酒に対しても、たいへんに寛容で伸びた土地…と思っています。
さぁ、続きを解説して行きますよー。





筑前筑後豊前福岡 2 蔵目。
福岡市南区塩原・綾杉酒造場「綾杉」


謳い文句が新古今和歌集の歌をそのまま使っています。
やはり酒名「綾杉」が、御神木「綾杉」に由来するからこそ、ですよね。

千早振る 香椎の宮の 綾杉は 神の御衣木に 立てるなりけり

書道を始め、仮名も学び始めているからこそ、
この文字を理解できている部分もあって、勉強は必ず無駄にならない…
…本当、そんな風に感じています。

菰樽のデザインをベースにしています。
神社に関わるからか鏡のデザイン。
これに純米原酒のボトルに描かれている墨絵の綾杉に、
薄く朱の鳥居の図案を挟み込んだカタチ。

…ただ、これは左右反転させて、右側に配置すれば良かったなー…と今は思っています。
謳い文句と重なっちゃっていますもんね。

酒名の書くバランスがあまり良くないことは反省点。
隷書で癖の少ない良いお手本ではあるのですが、自分の錬度が足りません。
いやあ、またいつか書いてみたい。





筑前筑後豊前福岡 3 蔵目。
福岡市博多区・石蔵酒造「博多百年蔵、如水」


博多に唯一の蔵元さんとのこと。
菰樽のデザイン「祝いめでた」があり、
蔵元さんで婚礼もできる…と言うか、
飲食店併設、また営業されている蔵元さんはありますが、
それ以上に「結婚式場も経営している」蔵元さんは、
とても珍しいのではないでしょうか。
よって、専用菰樽にも感じる「祝いめでた」に納得です。
そう、併設レストランで結婚式も出来ますよ…とは違う様相で興味深いです。
かの黒田官兵衛に由来し「如水」のラベルもお持ちです。
歴史ある「百年蔵」の名前を後押しする感覚ですね。
古いラベルも今回拝見することが出来まして、
「初吉野」と言う銘柄だったそうで、
きっと現在も蔵の入り口にはそれを思わせる看板がある…かな、どうでしょう。

「博多百年蔵」のシンプルな意匠を参考に書いてみました。





筑前筑後豊前福岡 4 蔵目。
筑紫野市・大賀酒造「玉出泉」


ごく特徴的な菰樽などに使われている「玉出泉」の文字。
とても難しかったです。
100mくらい遠くから見れば似ているかも知れませんが、
自分では、なかなかどうして。

福岡県最古の蔵元さん。
焼酎で「太宰府」と言う銘柄もお持ちになっています。
大吟醸「筑紫野」に描かれる風景を参考にしながら、
菰樽のシンプルな赤い円を取り入れて描きました。
「太宰府」の周囲に、「太宰府」のラベルにもある梅の文様も少し織り交ぜ。





筑後福岡 5 蔵目。
久留米市三潴町・旭菊酒造「旭菊」


蔵元ホームページに「筑後の酒」とあるので、「筑後」だけを書きました。
明記されていると、自信を持って書くことが出来るかしら…と。

豪雨被害、大丈夫でしょうか。
TLに流れて来る久留米市の風景は、甚大で…。
「三潴町」は、「みづままち」と読むそうです。
現行の菰樽の意匠は黄色い菊一輪と言ったカタチ。
古いラベルを拝見するに至り、
こちらの方が、太陽と菊が揃っており、気に入りました。

酒名は逆筆で書かれていると思うのですが、
筆の加減が柔らかく、草書的な速度を感じる…
たぶん隷書、いや特徴が違う…むむむ、なかなか珍しい書体に感じます。

「綾花」のラベルは、これまでにも目にした事があります。
中央の楷書的な古典碑文的な「綾花」を目指して書いたのですが、
見ながら書いたために、
かえって両字の大きさを違えてしまって、不揃いになってしまいました。




まだまだ福岡県、続いて行きます!
次の更新の用意が出来ましたら、まとめて上げて参りますので、またどうぞ。


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プロフィール
SOJA
SOJA
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

平日、出来るだけ更新でやってみたいと存じます。

書道とかお酒とか、温泉、ランニング、ラーメン、街のうまいモン…
色々と色々に。
ご興味ない日もあるかと思います。毎日、見なくても良いと思うんです。

たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

「酒 宗夜」の新しい道を繋いで、いざ、行きます。

written by SAKESOJA (宗風)