えー…、
気楽なところで一生懸命…と言うことですが。

続きまして…えー…、
相変わらずのところ、線路が続けば旅も続く、
目的地である戸倉上山田温泉・亀清旅館に辿り着くまでも、
また道が続いていれば、噺は転がっている…
袖振り合うも他生の縁、路傍の石も縁の端くれ――…
…なんて、先人はウマイことを言っておりますな。

後から縁に気付く、そこに縁があったんだなぁ…
…そんな風に感じることも、
人生と言う道においてはあったりも致します…

…って、何もそんな大層な噺じゃありませんで。

えー、
何を強調したかったか…ってぇと、
この後、亀清旅館に到着後、
「この地域は杏が有名で」と言う噺から、
実は、たまたま出掛けた…長野県立歴史館のお向かい、
ご飯目当てだったのですけれども、
その建物が地域の誉、杏のメッカだったと言う。

「ええー!?そうだったんですか!」

…と、

「知らないで行ったんかい」

…なんて事は、
もちろん旅館の方は言わないのですけれども、
自分だったら、ついて口からこぼれたやも知れぬ、と言う。

「地酒王国信州」を見物し、
亀清旅館に辿り着くまでの道中を申し上げます。
どうぞ最後まで、ごゆっくりお付き合いを願っておきますが…。




「きっと18時30分を前後して、宿では食事だろうから…」

そう考えると、
また、亀清旅館前に温泉をひとつ予定していて、
宿について温泉、21時前に宿の温泉、21時後にも、もう1回…
…と考えると、
出来るだけ急いで昼ご飯を食べないといけない。
コンビニか!?
コンビニなのか!?

…と考え始めていた駐車場でした。
「食べログ」や「Google」で飲食店を検索してみますが、
なかなか決められない。
出来れば、戸倉上山田温泉の大黒、
浮き雲、亀屋辺りで食べたいのだけれど、
そう、“移動してから食べる”では、お夕飯までの間が少ないから…
…悩んだところで、車道に出た、
その進行方向とは反対側、歴史観のお向かいの建物に、
「ラーメン」の文字、
よく分からないけれど、お食事処がある!
ここしかないー!!…って「あんずの里物産館」に立ち寄ります。



「お食事処はっぴい」…と言う、
お珍しい…いや、スナックにはありそうな…
そんな店名に不安を覚えるのですが、
いやはや、店内は何名もの方がいて、
お酒を楽しんでいる方もいて、賑わっていました。
賑わっていると途端に安心しますね。
ラーメンメニュウが豊富で、
丼や定食も揃えていて、
共用部…と言うのか、センター内の「はっぴぃ」スペース以外は、
カフェカウンターがあったり、
お土産物を置く部分があったり、
フリー休憩スペースがあったり、
ワンダーランド感があって、たいへん味があります。
省エネも狙って照明を少なくしている為か、
薄暗い雰囲気も、何と言うか味と言うか。



基本的に、
ラーメンは週に1度の麺曜日に食べると言う決めがあるので、
ラーメンを避けて、
「当店人気No.1」と書かれていた「ジンギスカン定食」にて。



お肉の量もさることながら、
下に敷き詰められた野菜の量も、かなりのボリュームでした。
お肉はある種、むさしや的と言うか、
想像の範疇でしたが、
タレなどを吸って鉄板で温められた野菜が、
個人的には、しっかり美味しくて嬉しかったなぁ。
脇役として見られがちな野菜かも、ですけれど、
信州と言う農産物が強い土地ならばこそ、
ちゃんと美味しく野菜を食べたいって思います。
その点、すごく美味しかった事は何よりでした。

ただ、土地柄もあってか…
忌憚なく言わせて頂くと、
お漬物の他に、
「ん…?これはさなぎですか?」とすら思う、
葉っぱで包んである柿のようなもの…があります。

「忍たま乱太郎」を読んでいた自分としては、
「お残しは許しまへんで!」がすぐさま浮かびます。
得体の知れないものに映ってしまうと、
なかなか手が出ず、
姑息にも「YOKOさん、食べてみない?」と促すも、
やはり不安を察知して食べてくれない。

勇気を出してひと口。
途端、大嫌いな梅の味。風味。
「うっぎゃー!!」と思いはするけれど、
中身の橙色したペースト部は、
甘味があって美味。
風味だけ梅の香がして、苦手なのですが、
味はちゃんと美味しい。むしろ好ましい。

後に亀清旅館で、
杏のメッカと知るからこそ合点が行くのですが、
地域の味、「あんずのしそ巻き」が付け合わせで出て来ていた様でした。
梅が苦手な自分でなければ、
すごーく美味しく食べる事が出来たと思います。



YOKOさんは、「天然きのこそば(うどん)」をうどんにて。
650円と言うお値段から、
きっとあんまりキノコは期待できない…と思っていたのですが、
なかなかの量、乗っていました。
松本市は扉温泉・桧の湯に併設される「かけす食堂」の、
「天然きのこうどん」に慣れている僕らは、
そう謳いながらも、
ほんの少しのキノコしか入っていない、
天然きのこよりもしめじが主張している…
…など、何回か経験しているので、
このお値段でこの量の在り方は嬉しく感じました。




次の目的地へ向かおうとすると、
見覚えのある建物が。

ああ、「酒乃生坂屋」さんかぁ。

…と。10年以上前ですね。
1度、東京四谷三丁目「日がさ雨がさ」の宮澤さんに連れて来てもらったんです。
なかなか松本平からは遠くて、
その日以来に前を通る感じですね。でも覚えているもので。
今は今で、
最近出会った…お店はずっと前からあった、
塩尻駅前の「二代目うず潮」さんが、
「酒乃生坂屋」さんからお酒を取り寄せているみたいで、
ご縁があったりするのです。






佐野川温泉・竹林の湯へ。

カーナビは見事に裏の川沿いの狭い道を案内しやがりまして、
一瞬肝を冷やしました。
街道添いにありますので、
もしカーナビが「竹林の湯」に到着直前に横道に逸れたなら、
必ずや無視してください。

「この風景、すごく見たことがある」

…と思いました。
それもそのはず、
「姨捨正宗(オバステ正宗)、聖山」の日本酒醸造所、
「長野銘醸」まで、地図アプリで1.1kmの位置にあります。

信州SAKEカントリーツーリズムで巡った、
その日の風景を覚えていました。
何せ、街道の風景が…
長く続く坂道に連ねる家屋の整然さが美しく、
印象的だったものですから。

この距離ならば、蔵人さんも訪れているのかしら。
そんなことを思いながら温泉へ。

当日のTwitterでは以下の様に記録しております。

(65)佐野川温泉・竹林の湯に来ています。
地域の湯、と言う感じ。
350円、シャンプー、ボディソープなし、石鹸あり、ドライヤー30円。
綺麗に使われています。
高めの浴槽から、少しずつ下って…万葉超音波式と言うか。
ただ、あまり泉温に変化はないような。
特徴は少ないけど、シンプルに良い湯、空間。

…とあります。

浴室、驚きました。
カランの数が多く、
それぞれに椅子や桶の置き去りがない…
これは、「使ったら戻す」が徹底されているだけでなく、
使い慣れた地元の方が多い…と言う意味でもあると思います。
しかも愛着持って使っているから綺麗に使う…
…そうでなくちゃ見られない光景だと思いますから、
良い設備なのだろうなぁ、と。

温泉成分分析表を見ると、
源泉温度は33度。
浴槽に流れ込む「源泉」と書かれた部分は、
わりと熱いお湯でしたから、加温湯を流しているみたい。
直下の熱め、ちょっと熱め、比較的熱くない…と3段階あり、
選ぶことが出来る設計は、すごく良いですね。
外気浴が出来るスペースに竹が植えられたポットがありました。
「竹林の湯」のフラグを消化です。



現行品なので障りがあるといけませんが、
レトロな世界観上のものだなー…と眺めた、
こんな椅子もありました。



「スカイウェル」と言う健康器具とのこと。

大町温泉郷・上原温泉にも、
似たようなものがあったな、と思い出します。
その段階で旧世代の遺物だと思っていたのですが。
まだあったんだ、と言う。
こうしたマッサージしないマッサージチェア的なもの、
時代に淘汰されつつあり、
見なくなっていますよね~。そう言う意味で貴重だなぁー!…と。

私、生業が「EMCエンジニア」なので、
「電界」(V/m)と言う言葉は、非常にお世話になっております。
一般EMC、ISM機器、医療船舶関係、
IEC61000-4-3では10V/mの電界強度でEUT…試験対象に照射します。
1kHzのAM変調を乗せて…自動車だと200V/mもありますね?
CISPR16-2-3やEN55011など電界強度を測定する試験も行います。
はてさて、この健康に良い「電界」って、
正弦波でしょうかパルス入りでしょうか…など、
ついつい色んなことを考えてしまいます。

ともあれ。



「竹林の湯」の玄関に飾ってある額。
「桃李満門」は「桃李、門に満ちる」で良いでしょうか。
調べてみると「優秀な人材が数多く集まること」だそうです。

旧・更埴市市長、宮坂博敏さんの書ですね。
その後、初代の千曲市市長に就任された方。
現在の「千曲市」は、
2003年に更埴市、埴科郡戸倉町、更級郡上山田町が合併して誕生しています。



佐野川温泉・竹林の湯を出たところで、
木の高いところにいる鳥が目に入りました。

では、いざ戸倉上山田温泉へ。
精進潔斎、身を新たにして旅の目的地へと向かいます。

その噺は次回になります。
ちょうど良い時間となっておりまして。
それではまた。

ありがとうございました。





気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。



「むむ!この酒は…?」と、そうなりましたら――…
ご通家でって方ではありませんね。
この企画展をご覧になった日本酒ファン…なンてところじゃねェかってンですが。
そうした方もいらっしゃいますでしょうけれど、
なかなか古い時代のものでして。

えー…旅行記と言うよりは、
この企画展に行って来た思い出を写真と共に…
もしお気に入りになりましたら、
是非ともお出掛け願えますてぇと幸いです…と言う、
信州地酒の為に、宣伝を致します。
現代の言葉で申し上げますと「ダイマ」なんて言うんですかね。
ダイレクトマーケティング。

コロナ界隈のお遊びが過ぎる訳で、
状況によって…と言う事は往々にして考えられるとは言えども、
一応は8月23日までの催し物となっております。

トークセッション、講演会の企画もございまして、

「地酒王国-信州酒の地域性、自然、未来-」
…をテーマに8月8日に、

「信州の酒文化と歴史・雑学」
…をテーマに8月22日に、事前の申し込みが必要ではありますが…なんてンで。

ひとつ、噺の前に心配なのは、
これをご覧になったからと言って、
「うん、満足!行かなくて良いや!」とならないで頂きたい…
だ、けれども、
お出掛けには細心の注意が必要な現代でありますので、
オススメもし難いので、
“信州地酒、日本酒がんばってますよ!”
“こんな活動もしておりますよ!”…と知って頂きたい一心でございます。

噺の世界を真似て、
冒頭に“まくら”めいてお喋りしておりますが、
今回はほぼ写真ですので、何だか勝手が違いますね。
何はともあれ、旅行記はあらましを終えての1発目、
そう、主目的である“温泉を楽しむ”ことの前に、
いきなり脱線して…しかし、書道においても日本酒の銘柄を書く、
臨書酒林、銘泉集としてシリーズ化して楽しんでいる自分としては、
とても興味があった催し物について、
しばらくの間、一席お付き合いを願っておきますが…。





「地酒王国 信州」
2020年度夏季企画展

( https://www.npmh.net/exhibition/2020/02/post.php )







長野県千曲市屋代にある「長野県立歴史館」に到着。
今回の件があるまで、失礼ながら全く存じ上げませんでした。
むしろ長野市の市街地にある…くらいの感覚。
高速道路、更埴I.C.を降りて少し…と言うカタチ。
Twitterでは、姨捨S.A.のスマートI.C.を使う…
…なんて書いていましたが、時間を優先しました。
そして、この企画展を見た後に、
どのみち姨捨S.A.の麓に行くので、北から南に南下しよう…と言う作戦。



フライヤーにもなっている「地酒王国 信州」の看板。
信州信濃に住んでいると日常になってしまっていますが、
これにワインの醸造所、ビールの醸造所、
焼酎は日本酒醸造所で一緒に醸されていたり…
それら地の酒全てを含めるなら、
量ではなく、メーカー数ならば全国一位の酒産国である…はず。

臨書酒林で各県を辿ると、
なるほど、ここまで多い県って少ないんです。そうなんです。



信州の日本酒に関わる展示が為されています。
松本の特徴に「城下町でプライドが高く」と言う文言があり、
松本で育った人間としては、ちょーっと「ムッ」としちゃいますね。
いや、それがプライドが高いって事なのかも知れませんが…。
しかし、古い時代の方に聞くと、
真田氏の城下町で栄えた上田市もそうだと言うし、
資料を眺めると、古い時代はなるほど、
松本より上田の方が栄えていた時代もあって…。



ラズベリーさんや、めしだ嬢には日頃、とってもお世話になっている、
長野市・東飯田酒造店の「おしのさん」ラベル。
「萌え酒」としての側面もありますが、
もともと「おしのさん」も地元のキャラクターなんですよね。
地域とのコラボレーション。
日本酒にはそうした側面もある訳でして。

( https://oshinosan.jimdofree.com/ )
↑篠ノ井おしのさんのページ。
3Dも2Dもあるキャラクターって、わりとレアかも。



東飯田酒造店から出展されているマッチ。
蔵造りで時代の付いた調度品が多くある蔵。
現代において、ほぼ衰退したマッチも、
時代によっては宣伝として…
これは海外もまた然りでしょう。そうした時代もあったんだ…と言う、
貴重な資料。そしてデザインの秀逸さ。
臨書酒林で古いラベルや菰樽を採用するくらいの自分ですから、
もう!大好物!



伊那高遠「仙醸」も出展が多かった蔵と記憶しています。
時代を感じるポスター。



こちらは信州佐久「初鶯」のポスター。
これが巡り巡って、ビールの水着のポスターになって行く…
…と言う認識で良いんですよね?たぶん。
そうした現代との関連性を含んで眺めると、
また面白みが違いますよね。



酒造組合主催で「金紋信州」と言う日本酒を出していたのか…
もしくは広告だったのか。
信州の日本酒ブランドを高める為の古い広告。



通いの酒徳利。江戸時代が主流の落語において、
「一人酒盛」や「猫の災難」に登場している徳利は、
きっとこんなカタチだったでしょう。
「初昇」は現代にはもう伝わっていない銘柄ですよね。
色んな場所で醸されていた「雲山」の中のひとつ、なのかな。
戸倉上山田温泉「坂井銘醸」の出展です。

ん。

この後に行く戸倉上山田温泉「亀清旅館」に、
10年ほど前に泊まった翌朝、自転車を借りて出掛けた、
「坂井銘醸」のものか!!
…とご縁を感じずにはいられませんでした。



メインオブジェとも言える実際の一升瓶と各地の日本酒、酒蔵の図。
個人的には、ここにワインとビールとウイスキーを足して欲しい。
…ワイン特区は、密集しているのでゴチャッとしそうですけれど。
でも、ここそこにワイナリーがある塩尻に住んでいると、
感じるところはありますね。

この写真は大好きな信州中野「岩清水」蔵のラベルを意地でも写したく、
こんな構図になりました。



特級、一級、二級と級別制度があった時代の日本酒のラベル。
仙醸と雲山、宝ヶ池正宗。



これ。これも戸倉上山田温泉の坂井銘醸なんです。
10年前は、このラベルの復刻酒がショップに販売されていましたが、
今はどうだろうなぁ。
今回の旅では立ち寄らなかったので、はてさて。



こちらは上田市・若林醸造「月吉野」の化粧瓶。
現代の観点で見てもお洒落。
現代のシリーズ、
若林真実杜氏のスタイリッシュなラベルシリーズも素敵ですし、
旧来のシリーズ、大吟醸ラベルもお洒落な…
酒質を離れて、そうした観点からも素敵な蔵元さんですね。
「月吉野」を右上から左に流す…と言う字のカタチ。
ありますけれど、あんまり数がない書き方だと思います。
(そもそも正宗など付かない、“〇乃〇”の様に乃を中央に入れない、
 3文字以上の銘柄は、少数派ですので)



信州岡谷・「神渡、豊香」を醸す豊島屋さんの十二か月盃。



このサイコロを振って、出た目の盃…大きさの違う盃に酒を注いで飲みあう…と言う、
現代で言えば、パワハラアルハラ待った無しの危険アイテム。
落語「試し酒」にもありますけれど、
「量を飲む」ことそのものが男の権威権力であり、
娯楽だった時代のお遊び、ですね。



「あ、この左の幕、見覚えがある!」と足を止めたもの。
やはり諏訪。
今ではとっても綺麗になってしまいましたが、
信州諏訪「麗人」の蔵併設の販売所…
古い造りの当時もまた10年くらい前ですね。
その頃に掲げられていたもの、だと思います。確かに見覚えが。



酒造に関わる冊子。
これも1ページ1ページ、隅々まで読んでみたい本です。
装丁も洒落ていますね。



「最新清酒速醸法」…と言う本。
現代は、かえって生もとや山廃が増えて来る、
また群馬・土田だけでなく、
自然発酵の取り組み、あえて木桶で醸す…
…なんて速醸だけでなく、
様々な醸造法が取り入れられる時代になっていますね。
こう言う古い資料からも得るものはきっとあるはずで…。



「豊嶋屋(とよしまや)」のポスターとあります。
信州諏訪の「豊島屋(としまや)」の出展。

https://www.kk-toshimaya.co.jp/corporate/enkaku.html

豊島屋さんの会社沿革を見ても「豊嶋屋」についての表記がありません。
明治期の広告で、旧字的な意味合い…なのかしら。
慶応3年から続く企業ですから、先達ての盃もそうなんですけど、
色んな資料が残っていますね。



同様に豊嶋屋。書いてある文字も本当に興味深い。
あれ、今頃気付いたけれど、
慎太郎さんは新一郎の名をいつか継がれるのかしら。
代々当主の名前なんですね。
家系図を知らないので、ふとした疑問なのだけれど。



二級焼酎のラベル。「桜な美」で「さくらなみ」ですね。
紹介には「桜浪」とあったような。
書道で仮名や草書的「桜」の書き方を習っているので、
だいたい分かる!…って思えることが嬉しかったりして。
ただ、謳い文句の「つきぬ〇〇や、つきぬ流乃」…が読めない。
「ナ、ヨorセ」と読むのか、「布」にも見えるし…ぐぬぬ。
ここはもっと勉強せねば、ですね。
ただ、字の空間と連綿からして2文字でなく1文字だと思うんですよね。

あれ。
醸造元「藤井伊右衛門」さん、14代目は長野市長さんだ…。
吉野屋の方…ほほう。
戸倉上山田温泉の笹屋ホテルとも縁故があるのか。

…「笹」かな。すると「ササ」って「酒」の意味もあるから、
「尽きぬ笹や、尽きぬ流れの」は、ちょっと分かるかも。

…と、Twitterに投稿したところ、

噺家さんである三代目東生亭卋樂師匠からコメントを頂きました。
( @seraku_the3rd )
世楽師匠の正字に使われていて、
浅草仲見世の「世」も「卋」と言う画像付き。

ああ、そうか。じゃあ「世」は確定なんだとすると、
言葉が通じないから、他に何か間違えている…?と思いめぐらせると、
続く「や」に見える文字の流れが、
「や」の最終画を、いちばん最初に書いている…
…と言う事に気づきます。
この流れで書く場合、運筆には覚えがあって、
「能」の変体仮名、仮名で用いる「の」が近い。

すると、

「尽きぬ世の、尽きぬ流れの」となり意味が通る。
更には五七五調で、
「尽きぬ世の、尽きぬ流れの、桜な美」と繋がるので、
もう、間違いないと確信しました。

世楽師匠、お体の調子が優れないそうなので、
心配ですが、ご快復を祈念し、
また心からの感謝をここに記しておきたいと存じます。
本当にありがとうございました!



仙醸の古いラベル。
こう言う時代のレトロフォントもたまらなく好きです。
その時代は特別お洒落に仕上げた訳ではなく、
分かりやすさを重視してシンプルに…と言う事だと思うのですが、
今、現代の自分の目にはカッコ良いもの…と移ります。



県立歴史館所蔵の新潟・君の井蔵の名入り、
野尻湖を映した団扇。
団扇も宣伝道具のひとつ。
今だとリチウムイオン電池のUSB充電のポータブル扇風機ですか。
風情が段違い。



こちらの掛け軸、佐久穂町の黒澤酒造に、
信州SAKEカントリーツーリズムで出掛けた際、
その資料館で見たもの…だと思います。




…と、他にも展示物はありますが、
こうして書く部分としては、この辺りが頃合…
そう“ちょうどお時間”と言うところであります。

各蔵元さんから寄せられたもの、資料になりますが、
かと言って、
平時、蔵元さんで拝見できるか…と言うと、
この機に蔵出しされたものもあるでしょうし、
今だけの機会ととらえて違いないと存じます。
どうぞ、諸々とお気をつけて、ご覧になって頂ければ…

…と言う、宣伝になっておりますと幸いなのですが。
それでは本日はここまで。
次回旅行記…

…そうなんです。実は旅行記の一端になるのですが、
次回は、戸倉上山田温泉街へ至るまでを申し上げます。

どうぞ、また次回をお楽しみに。

ありがとうございました。


【1】地酒王国信州、亀清旅館と上田街歩き旅行記






えー…気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

こう、第2波が声を大にして囁かれる頃合でございます。
お出掛けには細心の注意を。
お店の中に入る時には、まず消毒液が置かれているか確認を。
あれば致しまして、マスクはもちろん装着を。

…本当に難儀な世の中になって参りまして。

そんな中で「ディスカバー信州県民応援割」を利用して、
1泊2日の小旅行に行って参りました…てンで、
これをブログとして記しておこう、
お喋りさせて頂こう…と言う、これが本日の趣旨でございます。

まぁまぁ、ゆっくり観光しようだなんて、
そんなタイプのアタクシらではございませんでナ。
出来得る限り動き続けようと言う。
もう、貪欲でございます。とってもとっても…
楽しむことに掛けては、手を抜く暇などございませんで。
生業はたまに手を抜いたりもするんですけれども。

これをひと度の高座で申し上げるには、
たいへん骨が折れます。長くなります。ええ、こちらが。
何度かに分けて申し上げさせて頂きます。
本日は事のあらましを、本編前…まくらとしては、
いささか寝心地が悪かろう、
ちゃんと理由を述べて、ここに行きましたよと書いて、
“あらすじ”ってンですかねぇ…そんなところで、
さわりのお噺、お付き合い願えればと存じます。




1日目:

午前中の早い時間はツルヤに買い物に行き、
日常の週末、必須の行動を経て。

「更埴I.C.」を経由し「長野県立歴史館」へ。
企画展「地酒王国信州」を見に行きます。
仙醸、豊島屋、東飯田酒造店、坂井銘醸(戸倉上山田)などの展示品が多い印象。
レトロ好き、ラベル好きな自分にはたまらない幸福。
写真撮影OKでした。ありがたい。



企画展見学後、次の目的地に向かおうとするも、
今のうちに昼ご飯を食べておかねば、
夕ご飯を美味しくお腹を空かせて食べられないと考える。
食べログやGoogle MAPでは屋代周辺はちょっと難しい。

しかし歴史館向かいに「ラーメン」などの幟。
「ここしかない!」と出掛け、
「はっぴぃ」と言う熟練のスナック風な店名が、
ちょっとだけ気になりながらお店の中へ。

食事処「はっぴぃ」は、
「あんずの里物産館・アグリパーク」内にあります。
昼から酒盛りの方、3グループ。
賑わっていました。
あとから聞くと、
杏の一大生産地の象徴的施設なのだとか。



食後、佐野川温泉・竹林の湯を目指します。
未訪の施設。
途中、「酒乃生坂屋」の前を通ります。
うわーお、懐かしい。
10年以上前、宮澤さんに連れてきて貰ったんです。
何だかんだで、以降立ち寄ることが出来ておりませんが。

「竹林の湯」、そこから1.1kmで「姨捨正宗」を醸す、
「長野銘醸」に届くと言う立地。
地域の温泉銭湯と言うカタチでしたね。



戸倉上山田温泉へ。
「亀清旅館」にお世話になりました。
2011年以来。
貸切風呂「しなの風呂」をお借りします。
現在は、貸切風呂の料金は無料になっております。お得。

2011年頃と言うのは、
自分自身、温泉に全く興味がない頃で、
思い起こせば、その後に「すずむし荘」に出掛けて、
本格的に温泉にのめり込んで行くので、
きっかけと言うか、発端のストーリーに亀清旅館はあるんだ…と、
出掛けてこそ分かったことがありまして。
2011年は「もう少しで完成」だった「しなの風呂」に、
10年越しに入る喜び、であります。



夕食の時間まで、近所をお散歩…と言っても、
共同浴場目当てで、年に数回立ち寄っている戸倉上山田温泉。
地図が無くても、だいたいの位置は分かるってもので。
だので、その脳内地図以外の区域に出掛けて行きます。

本当は、そうは言っても外湯に行こうとしていましたが、
想像よりずっと亀清のお湯が良く、また強く、
初手で…あ、すでに1ヶ所入ったあとでしたが、
若干の湯あたり気味だったので、お散歩になったんです。

…普通は、休んだりするものかもですけれど、
どうしても動いてしまう、僕らの性。

歩いてみると、
場所によって、東京No.しか来ていない宿もあって、
観光業の難しさを感じながら、
最終的に、タイラーさん手書き地図の「ジェラード」の文字を目当てに、
「ラブニール」でひと休み。

隣のセブンイレブンで水を買うと、ふと馬と目が合う。
奇妙な体験をしました。
ちゃんと生きているお馬さんでしたよ。



亀清旅館に戻り、21時で浴槽が入れ替わるので、ひとっ風呂入る。
本日3度目の湯浴み。



亀清旅館で夕ご飯。
お酒をアーグネス・フスさんの酒器で。
この前、泊った後に知ったんだよね。欲しい。

夕飯の後も、やっぱり外に出る元気はない。
とりあえず、明日の朝は入らないだろうから、
入れ替わった浴室の温泉に入ります。
そうは言っても4回目。




2日目。

早朝、6時から営業している、歩いて1分、「瑞祥」の朝風呂へ。
お値段がお安いだけで、いつも通りの光景。

朝ごはんを食べる。

支度をして出立。「絶対また来よう」と夫婦揃って意思を固める。
亀清旅館、きめ細やかに気配りがあって良いです。
かと言って過度ではないし。とても過ごしやすかった。
だったら2泊して、亀清を起点に動いてみたいとか、野望が膨らみます。



どこに行くかはこの段階で実はまだ決まっていませんでした。
絶対に雨だと思っていました。
予報は大外れ。しっかり晴れて、さて、どうするか…と。

信州情熱の酒屋さん「地酒屋 宮島」に行ってみたかった事もあり、
上田ルートを選びますが、
県内屈指の高温地域なので、この天候は誤算だったなぁ。

他のアイディアとしては、
高山村や小布施、中野市へ行くルート、
しかし、保冷道具など持っていなさ過ぎるから諦めて、
長野市、川中島テルメDOMEや東飯田酒造、茶臼山動物園を考えるけれど、
ちょーっと地域が怖くて諦めた。

上田市街地を歩く。
ゲーセン「ニャライズ」に出掛けて以来。
とても収穫が多かったですね。
日昌亭は、12時開店なのに11時30分で、もう並んでいる。
北國街道でのトイレはハローワークで借りることが出来る。
亀齢の蔵では、Tシャツとか前掛けも豊富に売っている。
閉店したと聞いたはずの「べんがる」と「福昇亭」は営業している。
信州アップルパイ研究所は「信州アップルパイ研究所Q」である。
上田の海野町アーケードはツバメが可愛い。
「檸檬」は麺が香ばしくて旨い。
富士アイスのソフトクリーム「大」がなかった。
ともあれ、ウマイ。
志まん焼きは、今も大人気。10個単位で買って行く人が多かった。

…などなど。得てして「また来よう」です。

「地酒屋 宮島」、
以前に出掛けた「千古温泉」や「ふれあいさなだ館」のすぐ近く。
近くってことに気づいていませんでした。
もっと早くに来ることが出来たはずなのね、と。
人の多い地域ではないのに、
ひっきりなしにお客さんが訪れていて、噂通りの素晴らしい品揃え。
信州木祖村・十七代九郎右衛門“金紋錦”、
信州下諏訪町・御湖鶴“山田錦”を購入。

ほぼお隣の「ゆきむら夢工房」で旅のお土産と野菜など物色。



今日の温泉として、まだ行ったことが無かった、
東御の「御牧乃湯」に出掛けて行きます。
ドライヤーが常設されていないのには驚きました。
真田から東御布下までの道は、景色が良く、
とても綺麗でした。途中「稲倉の棚田」への看板も。
ここだったんだなぁ、と。



あとは、家まで一直線でした。
あ、コーヒーを飲みたくて「R.O.STAR」に立ち寄ったんだっけ。

帰宅した後、夕ご飯を作る体力など全く残っていなかったので、
塩尻駅前「無奏天生」へ。
店主殿、R.O.STARのツイートの段階で、
「もしかして、うちに来るかも?」と思ったそうです。
ご名答です。落ち着く席にて、夕ご飯。




…と言う2日間。
こうして書き出すだけでも、なんて濃厚なのでしょう。
出来れば、
写真と共に、もう少しかいつまんで更新するつもりですが、
それらは、あっさりと読みやすくやってみたいですね。

「県外に行かないと楽しみはない」なんて、
そんなことはありませんね。
今回はYOKOさんが「亀清旅館」を発案してくれたから、
色んな歯車が噛み合わさって、楽しい旅になりました。
よく知っているはずの戸倉上山田温泉でも、
いっぱい新しい楽しみがありましたし、
地元も知ったつもりでも知らない事ばかり…が、
きっと世の常だと思います。

では、
本当に旅行の流れを、
バーッと申し上げただけでございますけれども、
おいおい詳細にお喋り致しますので、
今日の所は、ここまでとさせて頂きたく存じ上げます。

それでは、また次回。

ありがとうございました。







気楽なところで、一生懸命…と言う事です。



えー…
出て来るお料理なるものは、
「何を食べてもウマイ」と…そう思っている訳ですが。
お馴染み、松本市・緑町の日本酒居酒屋「厨十兵衛」にて。
先達て楽しんだお酒を申し上げましたので、
その当時の酒肴なぞ、ご紹介…そんな一席となります。
短い時間ではございますけれども、
どうぞ終いまでお付き合いを願っておきますが…。




これまで見て来た、どのアスパラよりも太く大きかった。
「アスパラの天ぷら」、
そして、いちばんの美味しさでした。
経験して来た天ぷらの中でも限りなく一等賞だし、
天ぷらに限らず、
多種多様の食べ物、料理、お歴々の中でも燦然と輝く。
ほとばしる甘味と風味、アスパラらしい美味しさが瑞々しく、勢いがあり。
筋張ったところもなく、ほくほくさと瑞々しさの両立。
水分、それが肉汁の様な感覚さえ。
野菜の天ぷらって、基本的にはお安くて、
海老や穴子が高級で…なんて場合が多いのだけれど、
これ、わりとひと皿のお値段としてはお高め。
きっと、すごく良いアスパラを使ってくれたに違いない!
そう確信できる旨さでした。
上手に例えられたか…って言うと難しいんだけれど、
この美味しさは全人類が知るべき!なんて大げさに言えちゃうくらい。
自分も美味しくて大喜びでしたが、
お隣のYOKOさんも満面の笑みでした。



「さしみのおまかせ三点盛り」

日本酒と共に。
肴として、やっぱりお刺身が欲しいところ。



「鰹と酒盗のとも和え」

鰹の内臓から作る「酒盗」、
鰹の切り身と和えて「とも和え」にしています。
刺身と比べると、酒盗の強さによって、
だいぶこってりとした酒肴になっていました。
合って来る日本酒も変わって来ます。
強いものに強い雰囲気のお酒を当てる…
甘味、酸…それらが特徴的なもの。
もしくは、キレの良い日本酒で口の中を爽快にする…とか。
すると酒盗の塩味がまたリフレッシュされて、ンまい。



「せせりの塩炒め」

だんだんと重いものへ。
そして、たたきゅうやチャーハンなどもお願いして…なんて夜。

またちょっと外に出にくいニュースが増えて来ている昨今。
穏やかで楽しい夜に憧れますね。
本当に…。

…っと、浸っていてもいけません。
ただいま、伺います所によると、
厨十兵衛はちょいとお休み中なんだそうで。
再開が…また大将にお会いする日が、
とても待ち遠しいところであります。
どうか、皆々様もご無事でありますように。
本日はここまで。ちょうどお時間となっております。

それではまた次回。

ありがとうございました。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。



えー…前回のレトロ繋がりでモノを申しますてぇと、
「メロンソーダ」と言えば、
ズバリ、メロンの淡いグリーンより、
めちゃくちゃ濃ゆいバスクリン色をした飲み物…ですよね。
本物を超える色の濃さ…
濃ければ濃いほどどうのこうの…と言う世界でもありませんが…。
実際には、フロートにしてクリーム類を落とした、
エメラルドグリーンっぽい状態の方が、
メロンに近いような気が致しますけれども、
メロンソーダにせよ、メロンパンにせよ、
メロンが超高級フルーツ、憧れの的、お見舞いの華だった…
…そんな時代を伺わせる象徴的なものであるなぁ、と。

そんな中、本日登場の「大人のメロンソーダ」は、
YOKOさんが季節ごとに好んで飲んでいる、
「le perchoir(ル ペルショワール)」のソーダメニュウの新作。
今回も「ニッコリ」とYOKOさんが喜んでいる風景を拝見した…
そんな一席を申し上げます。
どうぞ最後まで、ごゆっくりとお付き合いを願っておきますが…。






「大人のメロンソーダ」は、
メロンシロップ、メロンシロップ漬けメロン果肉、
レモンスライスを使った季節限定の飲み物。
シロップそのものは、とっても濃厚。
メロン果肉の瑞々しい雰囲気は、果肉にあり、
シロップそのものは、
メロンを濃縮した強さを持ちますが、
それが炭酸で広げられて口の中で広がると「ああっ」ってなります。
シロップに既存のメロンソーダ感があり、
果肉の存在は、よりリッチテイストに押し上げてくれていて、
何とも、季節を感じる、季節らしい、
片手間においても良いのでしょうけれど、
贅沢な心持ちに呼ばれるような…そんな飲み物でした。
手間が掛かっている、その効果が出ていて価値を感じる。
そんな印象です。とても良かった。



エスプレッソミエルとカフェオレ。
いつもはアメリカーノにするのだけれど、
流石に、コーヒーにコーヒーはコーヒー過ぎる気もして。
コーヒーゼリーは、エスプレッソと名に冠する様に、
とても濃いコーヒーゼリー部で、苦味強い。
けれど、その分のクリーム量が載せられていて、
明瞭な、メリハリ感のあるコーヒー牛乳部も持つ、
その混ざる所、混ざらない所、それぞれを楽しむスイーツ…
…と言った感じでした。
たまに苦く、たまにブレンドされてまろやかで…なんて感じ。




「大人の…」と付されると、
世代的に「大人って!大人って…ッ!(怒)」のCMでお馴染み、
「大人のふりかけ」を思い出してしまいますが、
これだったら羨まなくて良い。君が飲んだってイイ!
…と松陰寺さん風に言えちゃう辺りが良い所ですね。
昔からあるメロンソーダにはメロンソーダの良さがあり、
大人のメロンソーダには、特別な時間を過ごせそうなリッチテイストがありました。

…と言うお噺。ここでちょうどお時間となってございます。
「ル ペルショワール」、
定休日は関係各所、掲示されておりますので、
どうぞご確認の後、羽休めにお出掛けて頂ければと存じます。

それではまた次回。

ピューウ♪




気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。



んー…
これはこだわりってンじゃないんですが…
Twitterにアップしたものって、
すぐさまブログにする…と言う事は、
実はちょっと避けているんですな。
同じような写真が連日並ぶってンでアコギじゃねぇかな、と。

ただ、今回ばかりは140字の世界じゃ伝えきれねぇってンで、
即日更新を決めました。
美味しかったし、何となく入り辛くて避けていた自分に、
過去の自分に「早く行っときゃ良かった」と後悔している今を、
是非ともお伝えしたいもので。

ラーメン界隈のお通家な方においては、
塩尻、「無奏天生」の道向かい…と言えば伝わりますでしょうか。
そんな立地。
塩尻駅前から「えんぱーく」まで歩いて来る、
大門商店街の通りの中、古くからあるであろう外観のお店。
「レストラン グルメ」と言う屋号で、
洋食屋さんを伺わせるのに、
街道の幟は「つけ麺」であって、
店頭のおすすめボードには「つけ麺ライス付き」とある。

…つけ麺にライスは合わないこたァねぇんですがね。
それをオススメに入れて来る…
チーズリゾットだとか、そうした麺の〆的なお店はありますがね?
しかしながら、レトロな雰囲気の洋食屋さんに、
トレンドのご飯の〆があるのだろうか…などと、
深読みをしてしまいながらも尻込みをして、
なかなかお店に入る勇気が出なかったお店に、
昨日、ようやく出掛けて来た…と言う。

そんな一席でお付き合いを願っておきます。
写真が、ほぼ昨日のTwitterと同じですがね。あしからず…てンで。



11時50分ごろ。
歯医者に行った帰りに寄りました。有給休暇消化中。
わりと既にサラリーマンさん風の方々で混んでいます。
気になっていた日替わりと書きながらも、
いつも「B」セットになっている「つけ麺ライス付き」で。

わりとすぐに届けられて、
事前に洋食皿に盛られて出て来ることは調べて知っていたので、
驚かなかったのだけれど、ホカホカと湯気。
基本が「あつもり」仕様みたいです。
後半、くっついて来るのだけれど、薄く油を仕込ませてあるみたい。
食べやすさへの工夫が、食べ終わったお皿に見えていました。

箸袋に店名が掛かれた割りばし、
レンゲの代わりにカレーにも使えそうなスプーン。
紙ナプキンの上においてあって。

スープは生姜の風味が香る醤油味。
味付き煮玉子1個、チャーシュー…豚の三枚肉が3枚、海苔2枚。
その向こうに隠れていますが、小ライス的な分量でご飯。

…で、650円とは何とお安い。
コンビニのチルド麺におにぎり付けたら、これを超えたりしませんか?
少なくとも肉薄するかも…のお値段。

しっかりボリュームがありました。
満足度高いです。スープとして動物系の雰囲気が強い…とも思いませんが、
薄くもない、実にちょうど良い塩梅。
背脂の効果もあって、充実感がありますね。

ざるラーメン、ざる中華的なスープではなくて、
ちゃんとしたラーメン屋さんのそれの様な。
麺は、あつもりですからコシが強くは感じませんが、
程好い食感、あと甘味もありました。美味しい麺でした。

メニュウに「ラーメン」がないお店なので、
手軽に夏場の「ざるラーメン」感覚で提供しているんだろうな…と、
何となく考えていたのですが、
実際、冬も日替わりBセットの座にありますし、
食べてみて、至極納得。全季節型、問わない大定番的な美味しさでした。

スープの塩分濃度も高過ぎないもので、
ご飯は海苔とチャーシューで食べてしまいましたが、
雑炊、お茶漬けスタイルにしても良さそうです。
人それぞれ、自由度が高いのではないでしょうか。

また食べに行きたい!と思いますし、
その当時、これから混むだろうお昼時。
もし訪れたのが、山場を越えた13時過ぎだったら、
必ずや「ナポリタン」など追加メニュウをお願いしていたと思います。
レトロ感漂う他のメニュウ、
どれここれも気になってしまいます。
例えば…と、
メニュウを見て、ときめいたレトロポイントを箇条書き。

ヤングステーキ(150g or 180g)
ジャンボステーキ(250g)
バジリコ(大葉)
カレースパゲティー
カツスパゲティー
エビドリア(ライスグラタン)
ピザパイ
アイスコーヒー(4月~11月)
ミルク
アイスミルク
ハニーミルク
レモンスカッシュ
コーラフロート
ジンフィズ
バイオレットフィズ

…これに、時代のある喫茶店とかレストラン特有の、
かつ丼とか和ものメニュウも完備。
そう、そしてこれだけあって、つけ麺があって、ラーメンがないと言う。
いやあ、すごいや。絶対また行く。

ヤング、ジャンボと言う言葉における時代の寵児や、
バジリコの大葉は、本当に大葉なのか
バジルをイメージさせるものとして書いているのか。
ドリアの言葉が浸透していない時代だったのでしょう、
「ライスグラタン」や、
“レスカ”レモンスカッシュ、
コーラフロートにフィズ…ああ、良いですね。
本当に良い。どれもこれも気になっちゃいますね。
定番の洋食メニュウだってありますもん。それも食べてみたい。

ビールもサッポロ黒ラベルを取り扱っていることを確認。
苦手なスーパーなドゥラァァイではないので、
夜にご飯を食べに行っても良いんじゃないかと思って、
YOKOさんに打診中であります。

…と、ワクワクとして高揚感に包まれておりますが、
本日のところは、ここまで。
まだまだ語り尽くせぬところではありますが、
お時間がやって参った様でございます。

それではまた次回。

ありがとうございました。





えー…気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

「ざるラーメン」と「つけ麺」って違うんですかね。
どうなのでしょう。
冷たい麺に冷たいスープ。
つけ麺だとスープは温かい方が主流。
つけ麺だと麺が温かいものもある。
ざるラーメンだと、温かさって、あんまり印象がないかも。
それはきっと、「ざるそば」の「蕎麦」を「中華麺」に…
…なんて言う分け方が、一般的なんですかね。
大勢を占めると言うか…さぁて、どうなのでしょう。

ええ、こう言った事は得てして答えがないものなのですが。

自分自身と致しましては、
こうして書いてみるまで、あんまり気にしていなかったことでして。
ざるラーメンも好きですし、つけ麺も好きですし?
どちらも美味しく食べる事が出来ますとも。

ああ、そうだ。
「ざるそば」のツユってダシも入りますがシンプル。
つけ麺だと濃厚魚介豚骨…なんてものもありますから、
ざるラーメンはシンプルなスープで、
つけ麺はバラエティに富む…なんて特徴もあったりしますかね。

夏の限定だ…てンで。
「麺づくり蒼空」で6月26日から始まったメニュウ。
いつもの醤油と平打ち麺のつけ麺、
塩と細麺のつけ麺、このそれぞれを冷製に、
スープを冷たくしたバージョンが登場しておりまして。

もちろん食べた後には、大芝高原温泉が待っている…
身支度整えて巣穴から僕らが飛び出せば、
噺の幕が開く…なんと言う、お定まりになっておりますが…。




そんな訳で。



冷やしつけめん(特盛)+温キャベツで注文しました。



特盛分の麺は、相変わらず別皿にて提供されます。
…別ざる?

まくら、冒頭に組み込みませんでしたが、
「ざるラーメン」のツユって、
シンプルなもの、ごま油やラー油を入れたもの、
酸味を入れたもの…
ある種、つけ麺にも応用できますが、
蕎麦、そうめん、ひやむぎ…それらに代用できそうなスタイルですよね。



麺もいつものつけ麺より、やや太く感じました。
どうだろう。冷たいスープとの兼ね合い、
茹で加減でそう思っただけかも知れませんが。
強くしっかりした歯応えが楽しくもありながら、
食べやすさも飲み込みやすさも兼ね揃えていて秀逸。
特盛の麺量、相当に多いと思いますが、
美味しく楽しく食べることが出来ました。

スープに浸し切ったラーメン形式でなく、
スープにくぐらせて引き上げて、すするからこそ、
スープが切れてしまう食べ方のつけ麺は、
やっぱり辛味や酸味があった方が食べやすい印象があります。
その中で、こんなに麺が強いのに、
そうした酸味辛味がなく、
濃厚動物白湯また節粉たっぷりでもないのに、
スープに十分に味の良さ、ラーメンスープの美味しさが、
上品に詰まっていて、驚きました。
こうした文章だから、
どうしても理屈だった書き方になっちゃいますけど、
日本酒においてだって、
体のメカニズム的に冷たいものって味を感じ難いんです。
それなのに、塩辛くも感じず、
届きにくいはずのダシ感、素材感も充実して感じられるって、
どんな蒼空マジックが仕込まれているんだろう…
そう思う美味しさ、とても気に入りました。
この日は雨が降っていて、
正直、温かいつけ麺でも良かったと注文時は思ったものでしたが、
それはやっぱり冷たいつけ麺へのネガティブな印象も、
どこかあった様に感じています。
払拭されましたね。冷たいラーメン、冷たいつけ麺でも、
こんなに美味しい1杯に出会うことが出来るとはっ!



YOKOさんは、当日が寒かったこともあり、
「辛味噌+温キャベツ+焼のり(4枚)」でした。
伝達違いで温玉オン。
だけれど、それがまたスープに旨味を与えて美味しい。

台湾ラーメンが醤油系、辛味噌が味噌系で、
ただ、タレの差だけでない事は、
食べてもみても歴然と差があります。
スープの重みが違っていて、どちらも良い。
しっかりとボリュームがあって、YOKOさんもお腹いっぱい。
麺もつけ麺のものとは、また違った強さを持つ印象です。
パーツは強く印象的だけれど、
まとまると、とても品のある優しさをも感じる1杯。




…と言うところで、本日はここまで。
7月いっぱい限定と言う、蜆つけ麺が心から気になっております。
近々、また出掛けそうです。
そうしましたら、またご報告と言うことで。

それではまた次回。

ありがとうございました。





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。



えー…
改めまして、と言う一席になりますかねぇ。
Twitterでも先んじて、
そう、ガチのリアルタイムに申し上げまして。
しばらく準備のためのお休みがあり、
その期間中にも「営業していたら、買い求めていた」と言うタイミングもあり。

「ごはんカフェ」なるものも、一定の流行があって、
増えたり致しましたけれども、
元来の喫茶店、ガッツリ食事処と言った場所もありますが、
基本は軽食目線でございましょう。

しっかりと食べられて手軽で…と言う事で、
僕らにはコッペパン専門店「ing-cafe」…イングカフェは、
とても重宝に感じていたのでございます。

で、隣り合うベーカリー「パパンガ」は、
そもそもパン食をほとんどしない僕らにとって、
なかなか出掛けていなかった場所だったのですが、
逆に、「ing-cafe」がきっかけだったり、
Twitterで良い噂を聞いたり、そうして出掛けて行くお店でした。

これが一緒になる。
「ベーカリーパパンガ×ing-cafe.」となって、
7月に入り、リニューアルオープンを果たした…と言う。
そんな一席で本日はご機嫌を伺って参ります。




思っていた以上に。

本当に思っていた以上に、
「パパンガ」と「イングカフェ」の合体って、
1+1が2以上なんだなー…と、
カフェスペースとしては、ちょっとだけ狭くなっちゃったけど、
店内のイートインスペースで、
YOKOさんと、ランチタイムを過ごしていた際に思ったこと。

イングカフェは何度か利用していて、
テイクアウトでも使っていて、
それだけでも使い勝手が良かったし、何の問題もなかったし。
ふっとベーカリーブース、
パン売り場を見ると、美味しそうなパンが並べられていて、
かつ、
男性のお客さんもグッと増えた気がする。
そんな訳で「パパンガ」には、ほとんど出掛けていなかった訳で、
きっと、そちらを普段利用していたお客さん方なんだろうなぁ。
選ぶ楽しみが爆発的に…1店舗分増えた感じで。
それでなくても、イングカフェだって、
新作コッペや期間限定を出していて、
悩んだりしていたのに、益々悩むことが出来るのは、嬉しいですよ。



コッペパンは元々冷蔵庫に入っていたものは冷蔵庫の中、
常温でも大丈夫なものは並べられている様子でした。
YOKOさんはお気に入りのスパイシーチキンを。
僕は久し振りに「ツナコーン」を。
夏の限定の「爽やかレモン&クリーム」に惹かれつつ、
食事メインだからと抑えつつ。



今日はパパンガのパンを主体に選んでみよう、と。
僕らには真新しく感じますから。
「夏メロンまろやか白桃」、
「大きなソーセージドッグ」、
YOKOさんが「ヘルシーあんぱん」(だったかな)を選びました。

僕自身の「ing-cafe」ナンバーワンお気に入りは、
人気1位の「カツサンドこっぺ」ではなく「ホットドッグ」なのです。
だので、今日もそうしようと思ったところに、
パパンガサイドにもソーセージドッグがあるとは!
…と選びましたが、持ってみてズシリと重い。
コッペパンって軽くてふわふわなんだなって思い知ります。
ムチっとした質感はコッペとは異なり、
パリッとした皮と大きなソーセージの雰囲気とよく合っています。
これはこれで大好物。持った時の重さも嬉しくなっちゃいますね。
こりゃあウマイや、と。

夏のおすすめメロンパンは、
かなり派手に華やかなな白桃クリームが入っていて、
メロンパンとして軽やかな仕上がりの生地だからこそ、
クリームの風合がよく伸びる感覚でした。
白パン的柔らかさを持ちますが、
きっと白パンだったら、物足りなかったかも、ですね。
メロンパンの香ばしい甘さもあって、美味しかった。

このブログを書くため、改めて検索を掛けてみると、
ウェブサイトも新しくなっていました。
https://ing-cafe-papanga.crayonsite.com/

こんな世情、暗いニュースばかりの今ですけれど、
リニューアルについて、
シンプルに「良いこと」と感じました。
「もっといっぱい美味しさを選ぶことが出来る!」
…って感覚です。
お気に入りのハーブティ「カモミールシトラス」も久し振り。
普段、コーヒーが主食の自分ですが、
ここと…あと「きないね」や「A+!」に出掛けた時だけ、紅茶も頂きます。
そうした所もお気に入りの空間として認識しているのかも。

ベーカリーカフェは、世の中に多くあるけれど、
こうした後発的に合併するところって、珍しいと思います。
どうしてもパンが弱いかカフェ部が弱い

…と言うところで、本日はここまで。
ちょうとお時間となっております。

それではまた次回。

ありがとうございました。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。



相変わらずと言ったところでございますが…
当日、この光景を前に、こんな風にツイートしておりますな。

「ひれかつと牛タン焼肉が共存する素晴らしき世界。 美しい光景。」

…まー…本来ならば相容れないものかと存じます。
トンカツはトンカツ屋で、焼肉は焼肉屋さんで食べるものでしょう。
それが自然と共存しているから、面白い。素晴らしい。

この日、自分は目的がありました。
メニュウの中で、まだ食べたことがない「ヒレカツ」にするんだ…と言う。
YOKOさんはYOKOさんで別の思惑。
焼肉にすると言うので、
僕は「じゃあ、一緒にレバーも頼んじゃおう」と声を掛けます。
YOKOさんの焼肉系定食に便乗するカタチ。
家でレバーを買って来て焼いて食べる…って、
しない訳じゃありませんが、
臭み抜きだったりとか、手間と言えば手間で。
ブランド豚「信州酵母豚」のレバーを、
ひれかつ定食のついでに、食べられる好機…
これはYOKOさんと訪れた「ぶう」ならではの光景。
そんな一席で本日はお付き合いを願っておきますが…。





並べられる定食のセット。
ひれかつ定食の定食部と牛タン焼肉定食の定食部など。



ひれかつ。
付け合わせとかセットで出て来るものは食べたことがあるけれど、
こうして「定食」として自ずから選んだのは初めて。

とても軽いんですね。すごく驚きました。
鳥のささ身フライより、ずっと軽いんじゃないか…
…そんな印象。それは揚げ方とかそうしたファクタもあるかも知れませんが。
軽やかなのだけれど、豚肉の風味や甘味はしっかり感じられ、
とても美味しいもの、と思います。
今回は「和風みぞれ」のソースを選んだけれど、
切り口に塩でも良いじゃないかって思える軽い風合。
脂が綺麗って言うか…そんなイメージなんですよね。
「ほえー、こんな食い物だったのか」と、
それまでも食べたことがあったのに、改めて知る…みたいな感覚でした。





YOKOさんの注文した「牛タン」は、
わりと量がしっかりとありましたね。



一緒に頼んだレバー。
昼からも食べ放題や焼肉、しゃぶしゃぶなども対応できる、
「ぶう」だからこそ出来る気がします。
厚切りで、しっかり旨い。
昔は大嫌いだったレバーも、
東久留米に住んでいた頃に、
「燕京」で勇気を出して挑戦したレバニラ定食を体験してから、
大好物となっています。
時たま、「食べたいなー」って思う。
でも、面倒くさくて用意せず…なんて事に。

こう言う楽しみの幅が広いお店って有難いですね。

「焼肉を楽しんだ」…のは、基本はYOKOさんだけれど、
自分もヒレカツを頂きながら、焼肉も少し…なんてンで。
元気の出るランチタイムになりました。

…と言ったところで、箸を置きます。
本日はここまで。ちょうどお時間となっておりまして。
それでは、また次回。

ありがとうございました。




気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

えー…
本日も相変わらず麺曜日の噺でございまして。
我が家から比較的遠いのであります。
諏訪の「麺屋さくら」…良い噂を伺い、
かつ、ホルモンをたっぷり乗せた限定麺に惹かれて訪れた数か月前。
限定麺には出会えませんでしたが、噂にたがわぬ…と言ったところ。
僕らにはちょっと遠いけれど、また来たいなぁ…
…いつかは分からないけれど。近くの方は羨ましい。
そんなところでしてな。

しかしながら、このコロナ禍の影響を受け、
麺曜日に多く出掛けていた竜島温泉の営業時間が、
20時終了と2時間早まり、
松本、梓川方面へ出掛けられなくなりました。
この影響は大きい。
行くならば、岡谷市・ロマネットか南箕輪村・大芝の湯か。
その近辺の気に入っているラーメン屋さんとなると、
わりと限られる訳です。僕らにとっては。
「今日はどうしようかなー…」と考える中で、
再びスポットが当てられた「麺屋さくら」に出掛けて来た…
…なんて“あらすじ”になります。イントロダクション。

では、相変わらずのところ、
そんな一席で、本日もお付き合いを願っておきますが…。




僕らの…と言うか、
主にYOKOさんの心を掴むものは野菜であります。
野菜があれば有難い。
トッピングに野菜があれば必ず。
「麺屋さくら」には、お酒呑みの皆様向けとは思うのですが、
簡単な居酒屋メニュウ的な一品がありまして。



もやし炒め(337円)
マーキャベ(264円)

すぐ出来る、そして安価に設定してある感覚。
マーキャベは前回もお願いしました。
焦がしニンニク油「マー油」掛けのキャベツ。
もやし炒めは見たまま。
この存在感、とても大きいです。
次回は、これらが「味薄め」が出来るのか…を試してみたいですね。
お酒呑みの方用に、やや濃いめにしてある様子。
出来たなら、僕らの中では大喜びです。毎回頼んでしまいそう。



「濃厚つけ麺(大)2.5玉」

自分は、つけ麺を注文しました。
自家製麺と言うし、麺を主として食べるからこそ、
1度は試してみないと!と思って。

スープにワカメが入っていて、特徴的です。
濃厚魚介系の類には分類されると思うのですが、
簡単に「またおま」系とは言い難い。
ワカメ風味のアクセントも感じますし、
甘味もかなり強くする“またおま”典型例とは違って、
適度な甘さと塩気の程良い強さ、スープの動物感のまろやかさ…
美味しい。



なるほど、麺が本当に旨いです。
やや硬く〆られた麺。食感は硬いのですが、
持ち上げてみると滑らかな柔らかさがあって、
何と言うか、初めて食べる感覚の麺でした。
2.5玉の重量はかなりのインパクトがありますが、
それをお腹いっぱいに詰め込む幸せを感じます。
とても気に入りました。
スープ割は、対応可で、
お願いすると徳利にスープを入れて持ってきて貰うカタチです。





YOKOさんは「塩らー麺」…

これまで食べたすた麺系と今回の僕が頼んでいるつけ麺系からは、
想像できないビジュアルでした。
提供されるラーメンの幅、広いですねー!



全体にはライトバランス、動物系の濃厚さはありませんが、
ふくよかな魚介類のダシ感、風味があって、
塩味が前面…と言うより、ダシ感が先に大きく広がるタイプ。
麺も細身なのですが、しっかり強さのある麺。
YOKOさんも気に入って食べてくれていました。



いやはや、選ぶ楽しみがあるし選んだらそれぞれの雰囲気が違っていて飽きさせない。
トッピングのマー油も雰囲気を大きく変えるだろうし、
コロッケとかチャーハンもすごく気になりますね。
少なくとも、あと1回以上は立ち寄りたいです。
食べてみたいメニュウがあります。
1回目より2回目が更に印象が良くなるパターン。

道中に「くじら家」があり、こちらは未訪。
諏訪湖1周ラン時には、周囲に豚骨の旨そうな匂いを漂わせています。
この日は駐車場がいっぱいで近づけませんでしたが、
こちらも是非、出掛けてみたい。
それを見にも行くことが出来るし、「さくら」に出掛けても良い。
帰りに岡谷温泉・ロマネットに立ち寄れば、完璧。
ロマネットは営業時間は従来のまま、
22時30分まで営業しているので間に合うんです。

…と、岡谷、諏訪界隈がより美味しくなったと言う…
そんな一席で、本日はここまで。
ちょうどお時間となっておりまして。

それではまた次回。

ありがとうございました。
< 2020年07>
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プロフィール
SOJA
SOJA
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

平日、出来るだけ更新でやってみたいと存じます。

書道とかお酒とか、温泉、ランニング、ラーメン、街のうまいモン…
色々と色々に。
ご興味ない日もあるかと思います。毎日、見なくても良いと思うんです。

たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

「酒 宗夜」の新しい道を繋いで、いざ、行きます。

written by SAKESOJA (宗風)