小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

えー…毎度おなじみ、
我が家のYOKOさんの鶴の一声で、小諸に出掛ける事が決まった日。
コロナ禍にあって、
出来るだけ人でごった返していなさそうなところ、
そんな温泉に入りたい目指したい…と考えた中から、
先達ての戸倉上山田温泉から御牧乃湯を経由して戻って来た日、
入ろうかどうしようか悩んだ「布引観音温泉」ならば、
立地としても狙えるのではないか…と発案した様でした。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

実際、これは男性側ですけれど、
1時間入浴したうちの50分くらいは独りきりでしたから、
女性側もYOKOさんを覗いてふたり、さんにん程度。
密を避けてお出掛け出来たんじゃねぇのかなぁ…と思います。
さすよこです。(さすがYOKOの略)

ただ、YOKOさんは「良い温泉に入ることが出来たら遠出も良い」ですが、
ワタシはそうも行きませんよ。
何せ、小諸ならば新和田トンネル有料道路を往復する訳ですから、
ガソリン代だけじゃあない。行くならば、もう少し目的が欲しい、
得られるものが欲しい…と、ケチ臭いことを考えます。
考えてしまうんです。

「ならば、シマ子店長に会いたいし、小諸を歩いてみようよ」と…

お互いの目的が合致致しますてぇと、
いざ、巣穴を飛び出す支度が整った…てンで、
小諸街歩きの一席、どうぞ終いまでお付き合いくださいませ…。




小諸の街へは、これで3回目…ですかね。

2010年9月初で、信州SAKEカントリーツーリズムで大塚酒造へ。

2015年11月末で、中棚荘に宿泊。懐古園も含めて。
中棚荘から大塚酒造まで散歩をしてみたり。

2015年時には、軽く街並を眺めてみたのですが、
当日は時間に制限があったし、
どこかお店に立ち寄ろうと言う状況ではなかったので、
「お昼ご飯、どこにしようかな」など、
のんびり散策しながら歩いたのは、今回が初めてでした。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

表通りから奥に深い構造、長屋的な構造をしていて、
奥の建物、スナック夕子、ジャスミンに時代の流行を感じます。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

居酒屋さんと思しき「横綱」さんの看板。
日本酒の銘をシンボリックに、ひとつだけ書き記す看板を、
よくお見掛けしますが、
地の銘柄か、白鶴、大関、白雪などの超大手銘柄がほとんど。
「八剣」は実に珍しいと思いました。諏訪ならまだしも。
下に「横笛」とある通り、諏訪五蔵の一角、
伊東酒造「横笛」のイチ銘柄「八剣」…
諏訪のお祭りや神事に関わる銘柄で…、小諸で見かけるとは。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

駅を谷と捉えて、山側には長い坂が続きます。
その商店街の中にある「文林堂」さんにお邪魔しました。
目的はふたつ。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

Twitterで知るに至ったシマ子店長に会いに。
当日は寝起きのタイミングで、ご機嫌ナナメ。
しかしながら、たいへんな愛らしさ。

もうひとつは、書道用の小筆を買いたかった。
ご縁とは、かくも面白きものなのか。
悩んでいた自分には救世主的出会いの筆でした。

課題の実用書に取り組んではみたものの、
手持ちの筆では先生が指導して下さる表現が出来ず、
“1000円ぐらいの安い筆で良い”と聞いたので、
前日に手近な文房具屋さんで、硬めの穂先の筆を買いました。
しかし、失敗。
硬いものを選び過ぎていてダメだったので、
今度は柔らかめのものを…と言う希望があったんです。
今回、どこか文房具屋に行きたいなー…と思っていた中で、
小諸、シマ子店長が絡み合って行程になった、と言う訳。
柔らかめの、かつ800円の筆でしたが、良い仕事をしてくれました。


小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

揚羽屋さんの看板。

「一せんめし御休処」、処の字は古い字体ですね。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

「高原の城下町」とあります。
中棚荘も島崎藤村ゆかりのお宿。
街にもご縁を拝見でき、嬉しいところ。



小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

お昼ご飯は色々悩んだ末の駅前「夜来香・小諸本店」にて。
この件については、また別におしゃべりの機会を設けますね。
今日見て欲しいのは、お話したいのは、
「夜来香」の素晴らしい雰囲気。レトロな空間。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

このコカコーラの古いグラスで、もうキュンキュンです。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

店内はこんな感じ。赤が基調であることも
中華料理屋さんっぽいですよね。
現代ではそうでもなくなって来ているのでしょうけれども。
椅子の誂えも時代を感じます。左の水槽にはリクガメさん。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

個人的に最高にハマッたポイントは、この電光掲示板…
そう言う呼び方で良いのでしょうか。
ボックス照明…と言った方が良い?
これが現役でお料理の写真を照らしている、
素晴らしい!素晴らしい!このレトロ感。時代の雰囲気!
YOKOさんには全く響かない趣味で、
「きょとん」としていましたが、僕はもう、もう!

…と言う感じでした。
昔々、マクドナルドなどのファーストフード店も、
こう言う店内看板がありましたよね!?



「夜来香」の店外、各種文字群も、とても良かった。


小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

縦書きの看板「中国飯店」はしっかりした行書。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

「夜来香」は、バリバリの隷書。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

頭上の4字正方形構成の「中国飯店」は月形を組み合わせた様な書体。

小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

これはオリジナルなデザインフォントですよね!
この看板の「夜来香」は上記のものに近い感じ。

眼福です。文字が好きですから。だからこそ書道ですから。
そんな自分にジャストフィットし過ぎて、
フィーバーなサービスタイムでした。
鶏のカレー煮込みも食べてみたいし、絶対にまた立ち寄りたいです。

小諸市小諸駅の周辺、
中棚荘側は懐古園や動物園、遊園地などの施設がある側。
反対側に街が形成されていて、
喫茶店が多く、レトロな街並が今も残っています。
情緒的。また散策に出掛けたいものですね~!



小諸を歩く。(小諸市駅前と布引観音温泉)

東御市になりますが、車でほんのわずかな時間。
10分くらいだったでしょうか。
「布引観音温泉」を訪れました。
小諸から布引観音温泉、更に1.1㎞先に「御牧乃湯」と言う位置関係。
なるほど、この前はほんのもうちょっとだったんだなぁ、と。

当日のTwitter記録では以下の通り。

(76)布引観音温泉に来ています。
古湯、と言う感じ。深層水の水風呂が効きますね。
薄緑にも見える乳白色のお湯。
かすかな泡付き。47度の源泉そのままの良さ。
聞きしに優る…と言う感じ。カランがなくて弱シャワーのみ…がご愛嬌でしょうか。

…とのこと。

メイン浴槽は2段に分かれており、
源泉がそのまま入るあつ湯、流れた先のぬる湯に繋がっており、
ぬる湯側に浸って過ごしました。
熱くなったら水風呂に入って冷まして…を繰り返す交代浴。

思うに、この前の戸倉上山田の温泉旅の帰りに、
ここに立ち寄っていたら、しっかり入り過ぎて、
眠くなって危なかったかも知れません。
かなりじっくり入ることが出来てしまうお湯でしたから。
とても良かったです。
設備は古湯、秘湯系なので、期待はしない方が良い感じかも。
当日は、ボディソープやシャンプーは無く、
石鹸が1個あったような…って感じでした。



…と言ったところで、本日はここまで。
ちょうどお時間となっております。
続き…「夜来香」でのお食事については、
また別の機会とさせて頂きたく存じ上げます。

それでは、また。

ありがとうございました。


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平日、出来るだけ更新でやってみたいと存じます。

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ご興味ない日もあるかと思います。毎日、見なくても良いと思うんです。

たまに見て頂いて、色んな事やってンな…と、
「今度は何してんだろうな」って思ってもらえたら幸いで。

「酒 宗夜」の新しい道を繋いで、いざ、行きます。

written by SAKESOJA (宗風)