龍胆で誕生日サービスは、コース1人分無料か10%お値引きか。(塩尻市・龍胆)

SOJA

2021年01月15日 17:30




えー…気楽なところで、一生懸命と言うことですが。



えー…
ご閲覧下さっておられる皆々様におきましては、
どうでしょう、「誕生日サービス」って利用されたことがありますか?
自分は記憶の限りですけれど、ほとんどない…ですね。
ダイレクトメールや当日にお店に行ってみて…
見掛けはするけれど、気恥ずかしさもあるし、どことなく面倒とも思ってしまうし…
お得なのだとは思うのですが、
そのお得がお好みじゃない…なんて言うこともありますよね。

最近ではLINEウォレットを使ったポイントカードも馴染んで久しく、
「龍胆」の場合は、御嶽海が勝てば速報で教えてくれるし、
キャンペーンも定期的にお知らせして下さるし、
便利に使っているのですが、この誕生日特典が、
「ん?本当か?」と言うものに、自分は感じたのです。
もし、本当なら是非とも利用してみたいぞ…と言う。
そう、そう言うもので。これが本日のお題目。

ふたつある特典、どちらかひとつを選ぶことが出来ます。

特典1:コース料理を1名分無料に。
特典2:お会計の総額より10%割引。

…この2点。特典2は分かり易いですよね。10000円なら1000円割引。
では特典1は…と言うと、

だんらんコース
2000円

りゅうたんコース
3000円

おもてなしコース
4000円

…3種類選ぶことが出来て、これが1名分無料になる…
そりゃあ1人で行って1名分無料は出来ませんが、
YOKOさんと連れ立って行って、「おもてなしコース」分、
4000円をしっかりと割引して頂いちゃいましてね。
たいへんにありがたい。

コースは当日予約なしでもお願い出来ました。
更に上に5000円、8000円のコースもある様ですが、
こちらは適用除外かつ3日前までに予約とのこと。

当日だって慎重に定員さんに伺いましたとも。
「本当に4000円のコース代金が1名分無料になるのですか?」と。
そんな風に…ある種卑下しておずおずと…
お店側はそんなことを思っちゃいないのだろうけれども、
どうしてもどうしても、ああ小市民とはこのことか、と。
有名な狂歌に「居候、三杯目には、そっと出し」…なんてェのがございますけれども、
まぁまぁそんな感じで。
そもそも居酒屋的ちょっとした酒肴から重いものまで、
コースで頼まなくたって、十分に酒飲みとしても食事としても楽しむことが出来る。
それが龍胆ですね?
それはよーく存じておりますわ。ピーマンを炒めたものなんて大好物。
わざわざコースでなくたって良い。
でも、今日だけはコースを頼んでみたい、それが目的でもある。

「ええ、バッチリでございます」

「龍胆」ってば、ハイテンションな定員さんが多く、
さも我得たり、ニッコリ笑顔でお答え頂いた際には、
安心しましたですねぇ。楽しみになりましたですねぇ。

本日はそんなコースメニュウ、
お喋りさせて頂きたいと存じます。
終いまで、どうぞごゆっくりご愉快を願っておきますが…。




折しも、2020年12月30日。
「龍胆」の年内営業最終日…
かつ、19時頃でも対応して頂くことが出来たので、
そうか、本当にコースメニュウがいつでも対応できるって、
凄いことだなぁー…とも感じました。

スープ、中華おこわ、デザート以外は2人前で出て来ています。
おもてなしコースは全8品。


「シェフ特選冷菜盛り合わせ」



お酒と共に…で出掛けているので、
初手にこうした酒の肴が届けられると嬉しいですね。

「蟹入りふかひれスープ淡雪仕立て」



器の蓋を開けると、淡雪に蓋をされたスープがお迎えです。



持ち上げてみてもふわふわは継続。
中華スープの中にフカヒレがたっぷりめに入っていました。

「牛肉と野菜のカキソース炒め」



炒め物。キノコも入っていて食感も良いですね。
あとからこうしてブログ化するべくコース全体を眺めてみて気づくのですが、
これがオイスターソースをベースとした味ならば、
スープは塩であったし、後続のメニュウも味の素が異なっていて、
重なる様に見えても重なっておらず、
色んな味わいを楽しむことが出来る様に組み立てられていますね。





4合瓶でのボトル売りはメニュウから無くなったみたい。
塩尻・美寿々にてビールから継投。



「大エビのチリソース煮」



大きな海老に、海老がお好みのYOKOさん笑顔、笑顔。
辛さも程好く、しつこくない甘辛さ、チリソースが食欲を湧き立ててくれます。

「海鮮入り生春巻き」



この頃、少しずつ摘まんでいた前菜セットが終了。
何か軽いものも欲しいなぁ…なんて思っていた所でしたから、良き塩梅で。
生春巻のモチッとした皮は魅力的。
パクチーも入っていますが、アクセントと言う感じで。

「とろけるチーズ入りカニ玉」



チリソースよりトマトケチャップ寄りで、
カニ玉の中に詰まっているチーズの効果が絶大で、
全く印象の違う食べ物でした。
そうそう、カニ玉ってどこか優しい餡に優しい玉子…オムレツと言うか、
そんなイメージでしたが、
良い意味でジャンクな…子供が大好きそうな…
いやいや、そんなことを言って大人もみんな大好きな、
そんな味です。ボリュームもたっぷり。
大きな口でめいっぱい頬張る…頬張れる量が、たまらなかったですね。
少しずつ食べても美味しいんでしょうけれど、
何と言うか、パクパクでなくてバクバク!って擬音で書き表したい感じ。

…これが出て来る前、
「あ、たぶんだけれど、ちょっと全体量として少ないかも。
 残りはカニ玉とおこわでしょう?
 んー、だったら五目そばを頼んじゃおっかな」

…と追加でお願いしたのですが、
いやー、最終的には腹9.8分くらいまで行きました。
2020年最後のフードファイトになりました。
結構食べる方だと思う自分で、良い感じの分量です。
ボリュームはバッチリだと思います。実体験で。

「手づくり中華おこわ」



蒸籠を開けてみると、
見た目には可愛らしい中華おこわが入っています。
小さいおにぎりくらいのサイズですが、
コースの到達点として程好いサイズでした。
塩尻の食を長く支えている「龍胆」ならでは。
流石のバランスの良さだと思いました。
きっと体験された方は分かるんじゃないかなぁ。
少しだけれど心地好い。
これってコースである以上、とっても大切なところ。
味は前にテイクアウトで利用させてもらった、
「中華ちまき」のそれと近いものでした。
大きなお肉も入っていて、味が染みた米の旨さたるや。
「あ、みそ汁!」なんて思わない辺り、
炊き込みご飯ではなくて、あくまで「中華」の味である。
それが良いんですねぇ。

「タピオカ入ココナッツミルク」



最近流行したスタイルではなくて。
小さめ黒い粒々のタピオカに真ん中はお饅頭が。
甘味としてはミルクも含めて全体にあっさり。
お饅頭の餡がしっかりとした味があって、
コントラストが良いですね。
ミルクは温められていて、なお優しい。





追加した「五目そば」…
最近、色んなお店で食べてみたくなっちゃって。

Tweetしたけれど、
伊那・ホサナの五目そば、その旨さは至高の異端さ、
塩尻・龍胆は大定番、思い描く五目そばらしさ、
松本・廣東は洗練と優しさの最高到達点…なんて例えていますが、
各店それぞれ、「五目」と言う言葉には「色んな、多品目」の意味があり、
だからこそお店の個性が出まくるなぁ!…と気づいたら、
食べ比べたくなっちゃう…が人情と言うヤツで。



某五郎さんが「これだよ、これ」と言いたくなるような、
自分が思い描く「五目そば」って、こう言うスタイル。
「旨煮麺」と言う様な、たっぷりの具から出たエキスを、
熱々で食べる感じの醤油餡の活きた味。




最初は、天候に不安もあったし、そもそも寒さも厳しかったし、
行きは歩いて、帰りはタクシーにして…
…なんて感じでふたりで話していたのですが、
しっかり食べて温まった事もあり、
「よぉし、歩いて帰ろう!」と帰って、
「わぁ、寒い。やっぱりタクシーにすれば良かった」と言う事もなく、
そうなんです。心もお腹の中も温かかったからか、
「楽しかったね、美味しかったね」を原動力にして、
僕らは家まで帰り着くことが出来た…なんてところで。

YOKOさんの記憶に、この夜のことがどう映っているか、
それは僕には分からないけれど、
嬉しそうに過ごしているその表情がいっぱい記憶の中にありますね。
とても良い夜でした。

さて、僕らも巣穴に辿り着いたところで、ちょうどお時間。
それではまた次回。

ありがとうございました。

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