臨書酒林、21 萬代、22 国菊、23 白糸・田中六五にて。

SOJA

2019年10月13日 21:12





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
お馴染み臨書酒林シリーズにて、今回もお付き合いを願っておきます。

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これまで、
長野県、岐阜県、富山県、石川県、福井県、
山梨県、静岡県、愛知県、滋賀県、広島県、
熊本県、佐賀県…と書いて参りまして、13県目の福岡県の道半ば。
萬代が433枚目。

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臨書酒林、筑前筑後豊前福岡23蔵目。
糸島市・白糸酒造「白糸、田中六五」にて。
3種の意匠を組み合わせ、詰め込み過ぎてしまいました。
菰樽、ハネ木搾り、新進気鋭「田中六五」と。難しかったー!

…と投稿したもの。

「dancyu」でも特集されたりして、新進気鋭の醸造家さんの蔵…と言うイメージ。
「白糸」のデザインは「紅葉、滝、鯉」の菰樽、「ハネ木搾り、醸造風景」の本醸造などが、
旧来あったものだと思うのですが、
福島「山の井」蔵にもある、黒地にほぼ黒字、または白地にほぼ白字で「白糸」と書いた、
イマドキのデザインのものもあります。
菰樽も良いし、かと言って特徴たるハネ木搾りも入れたいし、
それが何と言ってもラベルになっているって、
搾り方も珍しいのですが、ラベル化も相当な珍しさではないかと。
「田中六五」の字だけのラベルも勿論書いてみたいし…
…と悩んだ末の合同デザイン、案の定詰め込みすぎての窮屈感。
救いなのは、わりあい「田中六五」が似た事でしょうか。
それはそれでも「中」の字に潰しが足りなかったり、
まだまだ…本当、まだまだです。





臨書酒林、筑前筑後豊前福岡21蔵目。
糟屋郡宇美町・小林酒造本店「萬代」にて。
「ばんだい」と読みます。
特撰のラベルを参考にしましたが、色味は上撰になったかも。
実家からお歳暮でもらったから…と、
金箔入りのこちらを頂いた事があります。こうして出会う喜び。

…とのこと。
書くべく調べ始めるまで「マンダイ」と読んでいました。

二代目勝平が「早見川」から「萬代」へと酒名を変えています。
老亀によく似た形の奇石を手に入れ、
「亀は萬年」の縁起物、ことわざにちなむのだそうです。
なるほど、だから菰樽に書いてある謳い文句も、
「長生無雙鶴亀友」なんですね。更に鶴も加わっています。
「雙」は「双」の旧字ですね。





臨書酒林、筑前福岡22蔵目。
朝倉市比良松・株式会社篠崎「国菊」にて!
菰樽を参考にしました。
「比良松」と言うブランドもありますが、
これは所在地から名付けられたものなのですね。
「博多献上、千年の眠り」と言う焼酎も主力の様です。

…とのこと。

ホームページを見ると「一歩一歩あさくら」とあり、
2017年7月の豪雨災害からの復興を目指しながら、
復興しようとする地域を盛り上げ、応援するプロジェクトを垣間見ます。
焼酎も「博多献上」、「千年の眠り」と言う麦焼酎、
「青木昆陽」と言う芋焼酎だけでなく、
樫樽熟成品も意欲的に醸造しておいでで、
「朝倉」は、かなりジャパニーズウイスキーを意識したボトルデザインだし、
「千年の眠りファーストクラス」は…自分はシーバスリーガルを意識しているかも?
…なんて思ったりもしますが、どうでしょうか。

甘酒もかなり種類があるので、人気の様子。
リキュールもあり、酒類を総合的に販売しておいでです。




以上、今回の臨書酒林まとめでございました。

ご高覧、誠にありがとう存じます。

では、また次回。

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